下呂温泉まったりツアー 同行記
(平成15年12月29日〜30日)
第2話


【いざ下呂温泉へ・・・まずは腹ごしらえ】

話がそれたところで温泉ツアーに戻して・・・・
出発は11時でもホテルの朝食は9時半まで。
宿泊料金は1泊朝食付きですからね、食べなきゃソン!!
午前5時に寝てもちゃんと7時半には起きて朝風呂も浴び、9時前には朝食を食べに食堂へ。
余裕のヨッチャンって感じで、11時には車3台に分乗し、大垣のホテルを出発!
そのまま下呂へ向かえば2時間で着いてしまいます。
そろそろお腹も空いてきたし(←さっき朝飯食ったばっかだろう!)
じゃあ、どうせなら下呂へ向かう途中にある「日本昭和村」で昼食をとろう!
・・・と、私の独断と偏見で決定しました。
だって、誰も下呂温泉以外のことは考えてないし、仕切るも人いないんですもの。
・・・・・・・・・・・・・・・・
この頃から自分達がツアコンかい?って気づき初めていたのかも。。。www

「日本昭和村」あの中村玉緒さんを名誉村長かかげ、
私の記憶が正しければ、平成15年春に美濃加茂市にオープンしたテーマパークです。
(ドデカイ道の駅とも言われてる?)
テーマパークと言っても、やたら食い物屋さんが多いと聞いていたし
地元の新鮮な野菜も売っていて評判が良いとも聞いていたので一度行ってみたかったんですわ。
まっ、入村料はいるのでしょうが、気にしない!気にしない!

車のナビちゃんに連れて行ってもらおうと思ったのですが、まだ登録されていません。
しかし、施設の電話番号でその周辺までは連れて行ってくれるようです。
国道21号線のどこを曲がるかが不安でしたが、ちゃんと案内用の標識もあったので
出発して1時間、迷うことなく到着!(標識が小さくて、見つけるのに苦労したけど。。。www)
まっ、駐車場では矢印とは反対方向に逆送しちゃいましたが・・・許して!
駐車場に停まってる車の台数はこの手のテーマパークで、この時季にしちゃあソコソコだったでしょうか。
案の定、入村料はとられましたが、なんと15人以上ですので団体料金適用!!
ラッキー!と思ったら さらに冬なので夏の半額で良いとのこと。
夏、個人で入場すると800円、団体だと600円、冬はその半額ですから1人たったの300円!!
さらにさらに、窓口のお姉さんは「お一人様300円ですので、18人で4800円ですね♪」
とまで言って下さる始末・・・・オイオイ、2人分はタダなのかい?(笑)
(最近、暗算の弱い方って多いと思いませんか?)
ツアコンの自覚に目覚め、団体チケットを率先して申し込んだオヤジは
親切にも訂正してあげたそうです。チッ(`ε´)

ちなみに、この団体受付窓口・・・・高さが地面から数十pしかありません。
これじゃあ幼稚園の子供用の高さじゃないですかぁ!
それも、よりによって一番背が高くお腹も突き出てるオヤジがしゃがんで・・・・(* ̄m ̄)ウプッ
そりゃあもう滑稽の二文字の何者でもない! 写真に撮らなくて残念でしたわん。

さて、昼飯!昼飯!
パンフレットを見ると、さすがに食べ物屋さんだらけです。
みんなの意見はすぐに一致して17番、郷土の食堂「ふるさと味彩館」に決定!!
入口を入ってすぐにだらだらとした坂が続きますが脇目もふらず17番へ!

ちょうど昼食時でしたが、それほど待たずに4人がけテーブル5つに分かれて座れました。
部屋に入った途端、味噌の焦げる香ばしい香が漂っていて、ますます食欲をそそります。
どうやら18人はとうふ御膳そば御膳とろろ御膳の3派に分かれたのですが、
1人だけ飛騨牛御膳を頼んだ大食漢がおりました。(女性ですけど・・・)
頼んだ順番というよりテーブルの順のような感じで御膳が出てきます。(待たされたよ〜! キーーッ!)
オヤジも私もとうふ御膳を頼んだのですが、豆乳にニガリを入れて湯煎された状態で出てきました。
お腹の空いたオヤジは隣の大食漢の女性にそそのかされて、
このドロドロ状態の豆腐を割り下に入れて一口食べてしまったのです。

オヤジ「えっ、まだ冷たいけど、こんなドロドロで食べていいの?」
大食漢「大丈夫だってぇ! 1度で2度美味しい! …なのよ」
隣の席の野次馬「さっき、下の固形燃料が消えたら食べて下さいって言ってたよ」

オヤジ(*¬ ¬) ・・・・・・→ ヾ(;´▽`A汗汗...大食漢

ちなみに大食漢の女性が食べた飛騨牛は朴葉味噌をまぶして焼くもので
この部屋に入った途端に香った香ばしい匂いはこの飛騨牛御膳のものだったんですね。
アタシャてっきり五平餅かと思って・・・・(早くクルミをまぶした五平餅を食べた〜い!)


【いざ下呂温泉へ・・・次は腹ごなし】

さて、腹ごしらえもすんだので、腹ごなしの運動がてら村内をゾロゾロと見学することになりました。
引き続きダラダラ坂を上っていくと右手に水のない池が見えてきました。

S野君「ああ、これがじゃぶじゃぶ池かあ! パンフレットで“しゃぶしゃぶ池”って読んじゃった」
ワタシ「ええ〜!S野君もそうなの? 私も“しゃぶしゃぶ池”っていう店の名だと思ったのよ」

夏の暑いときは、この池で子供達が思いっきりジャブジャブと遊ぶことができるらしい。
(子供をしゃぶしゃぶして、ポン酢とごまだれで・・・www アタシャ、赤鬼さんかい?)
さっき食べたばかりなのに・・・・つくづく食べ物のことしか頭にない人達なんですね。(^◇^;)
・・・て、もちろん私もその人達なんですけどね。(これは翌日も続くのです。。。www)

さて、まったりダラダラと歩いているうちに、高台にある「やまびこ学校」に到着しました。
学校前の広場ではムツゴローさん似のオジサンが紙芝居を読んで聞かせています。
私達も座ってる人達を囲むように、なにげに立ち見(立ち聞き?)をしていたのですが・・・
物語は「おにぎり地蔵」・・・という題名かどうかは知らないけど
確か、働き者のお爺さんがオニギリを落っことしてしまい、オニギリはコロコロと転がってお地蔵さまの前へ・・・
泥がついていては申し訳ないと、お爺さんは泥のついてないオニギリをお地蔵さまにあげたところ、
お地蔵さまが今夜は泊まっていけと言う。
すると夜中に鬼達の宴会が始まってしまって・・・というような内容だったと思います。
「鬼達の宴会は朝方まで続いたんだとさ・・・」
あれ? それって、どこかの某合唱団Kみたいじゃん!
私達はお互いの顔を見合わせてクスクス・・・・変なところで受ける客だって思われたかもネ。^_^;
それにしてもムツさん似のおじさん、もう少しキャラクターで声音やトーンを変えて欲しかったな〜
某先生は「僕、やってみたいんだよね」ってアトで道具を興味津々見てるし・・・www
(あの〜 それってN児でやるってことですか?)

単調な紙芝居を見ててもつまらないので、次は「やまびこ学校」の中を見学。
昭和の頃に使っていた生活道具類も展示してあったのですが
私達の目をひいたのは横1m×縦3m弱の「音楽史年表」(監修:近森一重)でした。
その年表、やけにバッハ以前のことが詳しいのです。
グレゴリオ聖歌のことや、音律や、トルヴェール、ミンネジンガーなど中世のことまで書いてあって・・・
でも、絵の雰囲気、書体などからどう見ても昭和30年代かそれ以前に印刷されたように見える。
印刷された年代を見ようとできる範囲で裏返してみてもわからないんです。
「こんな年表見たことない!」と全員。ファイア・ダンサーで現役小学校教諭も頷くし、もちろん私も。
だいたいバッハ以前のことなんて義務教育で教えてもらった記憶がないんですよね。
私達十数人がその年表を指さして興奮気味に声をあげてるものですから
何だかその一区画だけ異様な雰囲気に包まれてしまいました。
(一般のみなさん、お騒がせしてじゅびばじぇんでじだm(_ _)m)
でもマジであの「音楽史年表」はマニアック!
最近アンティークもの好きな私としては是非是非手に入れた〜い♪

年表以外にも昔懐かしい駄菓子や当てモノ、おまけの類がたくさん、
それに昭和30年代の家庭を再現した部屋には見たことのあるポットや炊飯器が・・・
人によって反応も千差万別、いつしか18人は2グループに分かれてしまい
1グループはさらに奥の「ふれあい広場」まで行ってしまってました。
すぐに追き、ウサギやミニブタ、ロバ、ヒツジと戯れ・・・戯れとまでいかないか。。。www
でも、ヒツジさんにあげるエサを買って戯れてる人がいましたね。。。オヤジ
ヒツジの鳴き声も2種類あって、ヤギのようにメッエッエッエッエ〜♪とメゾソプラノで鳴く子もいれば
一声メェ〜〜〜♪と太い胸声アルトで鳴く子もいます。
・・・て、メスかオスかはわからないから、セカンドテナーとバリトンだったかもしれなねいっす。
もちろん鳴き真似もしました。勉強になったっすよ♪ うぃっす!_(_^_)_

さて、そろそろ出発しないと5時に下呂に着けなくなっちゃいます。
出口へ向かう途中、匂いに誘われてこの村一番のお土産物「にんにくせんべい」をゲットした人も多々。
そういえば、この18人の中には下呂温泉に泊まる予定になってない人がひとり。。。
余程、誰かと離れたくなかたのか、はたまた本当は下呂温泉に泊まりたかったのか・・・
(単に、ビールを人と一緒に飲みたかっただけかも。。。www)
今日中に東京へ帰りたいというその人を、なんとか諦めさせようと優しく誘ったり、冷たく突き放したり・・・
結局、下呂までは一緒に行くことになりました。ムフフフ。

・・・つづく・・・

こんなに寄ってきちゃいました アタシが胸声アルトよん♪