
第十四話 出世払いで返すから馬券を買ってくれ事件
<あらすじ>
4,5年前の安田記念にてSGさん自信の予想があった.(タイキブリザードとジェニュイン) そのときSGさんは絶対当たるからという理由で前金を出さずに1万円分の馬券購入を頼んできた.
結果はSGさんの予想通りになり,買っていれば大儲けだった(泣)
<その週の金曜日>
SG「@君今週G1なんだっけ?」
@氏「安田記念ですけど(どーせ当たんねーんだからやめればいいのに)」
SG「俺今度すげー自信あんだぁ.1万円だけ買ってくんねぇかな?」
@氏「じゃぁ,前金でお願いしますよ.」
SG「大丈夫だよ,絶対当たるから.そこから1万円引けばいいべよ.(・・・)」
@氏「SGさん.そんなこと言ってもう10万貸してるんですよ.外れたら11万になっちゃうじゃないですか.」
SG「俺を信用しろよぉ!!」
@氏「信用した結果が10万の融資(?)になってるんじゃないですか.」
SG「じゃぁいいよ.ノミ屋に頼むから.」
<あけて月曜日>
@氏「SGさんおめでとうございます.その当たり分で借金返済ですよね.」
(確か10倍前後ついていたはず?)
SG「無言・・・」
@氏「じゃぁSGさん半分でいいっすよ.」
SG「うるせぇな,いち君のせいで買えなかったっぺよ.これで借金チャラな.」
@氏「ノミ屋に頼んだんじゃないんですか?(すげー理屈だな)」
SG「金なくて2千円しか頼めなかったんだよ.」
@氏「じゃぁその分だけでもいいから返してくださいよ.」
SG「もうパチンコですったから無いよ.」
@氏「SGさん・・・いつになったら返してくれるんですか?」
SG「だーから,買ってくんなかったからチャラだっぺよ.」
YS「SGさん隣で聞いてましたけど,そんな理屈通りませんよ.いい加減に@さんにかえしてやったらいいでしょう.」
SG「無いものは返せねーべよ.」
と,捨て台詞を吐き席を立ったと思ったら,その日はそれ以後SGさんを見かけることは無かった.実はおふくろさんを病院に連れて行くと嘘をつき,早退していたのだった.
<火曜日>
SG「YSちゃん,昨日もやられちゃったよ.」
YS「パチンコやる金があったら,@さんに返せばよかったじゃないですか.」
SG「いいんだぁ,@君は(日曜日に)儲けた金パチンコですったと思ってんだから昨日やられたのはその分だから問題なし.」
YS「いちさん,(上記のこと)ってSGさんが言ってましたよ.」
@氏「SGさん今後絶対金を貸さないし,1万円/月で俺の口座に振り込むように今から▲▲に電話しますから・・・。(▲▲は会社の名)」
SG「いいよ別に!そんな事したら絶対金返さないからな!」
YS(おいおい,どうなってんだSGさんの頭は?!)
@氏(口を開けたまましばらく放心状態となってしまった.)