第五話 綱取物語出るまでやったが出なかった事件


 かなり昔、パチンコで綱取物語(地獄モード中の大当たり確率1/1000)というとてもギャンブル性の高い機種があった。
 そんなある日、以下の4人で前日に示し合わせてパチンコに行った。
 YS氏(午後年休)、@氏(フレックス3:00)、UN氏(定時後)、SG氏(年休朝いち)
 当然、パチンコは出ればまあまあ時間つぶしになるが、出なければ一万円/Hrのお金が必要となる。そして普通の人は、せいぜい一万円もやって出なければあきらめるか、台を変えるなり何か行動に移すものである。
 ところがSGは朝いちからYSが来る12:30まで台も変えずに打ち続けた。(1回も出ずにすでに四万円戦死していた。YS 後日 談)
当然、YSは帰宅を薦めた。しかし、SGは台も変えずに打ち続けた。3:30に俺(@氏)が言っても。定時後、UNが言ってもである。
それはまさに何かに取り憑かれたように(後日判明したことだがSGの場合ただのおバカさんでした。)結局、4人とも負けたがSGは2桁戦死したようだ。(もちろん福沢諭吉)
こういうおバカさんがたくさん世の中にいる限りパチンコ屋はつぶれない。

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