第四話 娘に借金してまでパチンコ事件

 SGには当時二十歳になる娘がいた。ある休日、いつものように朝からパチンコ屋に行きさっさと二万円負けて帰宅した。
普通の人ならそこで終わるがSGは、まだ学生の娘に「一万円だけ貸してくれ」と言いそれを持ってまたパチンコ屋に行った。(父親としてのプライドが無いのか?と質問したかったがこらえた。)
そして、運良く負けを取り返し帰宅した。普通の人はここで、とりあえず一万円を返すがその時たまたま娘が不在だったので、またパチンコ屋に行き、結局全部スって帰宅した。(1日3回もパチンコ屋に行って楽しいか?と質問したかったがこらえた。)
普通の人がしないことを彼は2回もした。 ’さすが’としかいいようがない。

前へ  目次へ  次へ