第四章 趣味での転機(次世代ゲーム機の登場)
平成6〜7年に「次世代ゲーム機」なるものが登場した。セガサターンとプレイステーションである。
ゲーム大好きな賄氏のこと、我慢できるはずも無く、まずセガサターンに手を出した。しかしその後、スーパーファミコン時代から好きであった、ファイナルファンタジーシリーズがプレイステーションで発売されることが発表されるや、迷うことなくプレイステーションも買った。
プレイステーションはまだしも、セガサターンはこの後アニメゲーム、ギャルゲームのマニアック路線を突き進むことになる。それが原因かどうかわからぬが、賄氏の趣味もどんどんマニアックになっていった。入社当初巨乳アイドルのカレンダーだらけだった部屋の壁が、アニメポスターだらけに変わっていた。そればかりか会社を休んで声優のコンサートに行ったり、フィギュアを作ってみたりと怪しい路線に走って行った。
にしても、これだけ趣味に金を掛けるとなるとどうやってそのお金を手に入れているかとの疑問が湧いてくる。後でわかったことだが、どうやらサラ金など至る所から、借金をしまくっていたらしい。