木之本家 高町家
木之本藤隆(きのもと ふじたか) さくらの父。43歳 職業:塔和大学講師[考古学] 好きなもの TVゲーム 得意な料理 お菓子類 特技 人の顔と名前を覚える 運動神経抜群 料理・裁縫も得意穏やかで優しい。 撫子とは、高校の先生になったばかり(25歳)のころ結婚した |
高町士郎(たかまち しろう) なのはの父。37歳 職業:自営業 喫茶「翠屋」店長兼マスター 趣味:サッカーチームのコーチ 運動神経抜群 御神真刀流の後継者の一人だった。 |
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木之本撫子(きのもと なでしこ) さくら母。 職業:モデル 好きなもの 暖かい日差し 好きな食べ物 甘いもの 紅茶 趣味 眠ること 特技 どこでも眠れる 藤隆(当時25歳)と16歳で結婚するも、27歳(さくらが3歳)のときに亡くなった(悲) 天使となってさくらたちを見守っている |
高町桃子(たかまち ももこ) |
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木之本桃矢(きのもと とうや) さくらの兄 17歳 職業:星篠高校二年生 サッカー部 好きな食べ物:ステーキ 得意な料理:オムライス・焼そば 特技:霊的な存在を見ることができ他、さくらに関する予知もできる相当な魔力の持ち主。時折あらわれる母撫子の姿もみることができる。また、さくらのよき喧嘩相手でもあり、口喧嘩も絶えないがこれも妹に対する愛情表現♪ |
高町恭也(たかまち きょうや) |
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木之本桜(きのもと さくら) 主人公 10歳 職業:友枝小学校学四年生 チアリーディング部 好きな食べ物:オムライス・麺類 得意な料理:ホットケーキ 嫌いな食べ物:こんにゃく ローラーブレードで登校するあたり、運動神経もよさそう。はにゃーんで元気な明るい女の子。数々の名セリフを残す(笑) |
高町美由希(たかまち みゆき) |
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高町なのは(たかまち なのは) 主人公 9歳 職業:私立聖祥大附属小学校三年生 成績も優秀 お稽古ごとはしてないものの学習塾に通っている。右側が原作版のなのは。私立聖祥大附属小学校六年生で喫茶「翠屋」二代目候補になっています |
木之本家と高町家をみると、主人公の性格・人間性をみて、育った環境がどれだけ幸せだったのかがよく分かりますね。
そこでまずは
木之本藤隆と高町士郎
木之本藤隆パパ
母親不在の中で仕事と家庭を両立させ、家事全般をこなし、生計を立てている。いつも笑顔でいて、子供達に優しく接するのは亡き撫子さんとの誓
いでもあった。本編のストーリーには大きく関わってこないと思われていたが、CLAM作品のお約束としてもっとも身近にいる存在の人が実は……
という隠された秘密があった。(第二部で明らかなになります)
高町士郎パパ
なのはが生まれる前には御神真刀流の後継者としてボディガードの仕事をしていた。第三話にて士郎パパの入浴シーンが披露されるが体中がキズ
だらけなのにびっくり。子供達に対して優しいだけでなく妻、桃子とも新婚気分でラブラブなところを子供達の前でも見せています。
さくらとなのは、共に父親に愛されています。父親の心理としては愛する妻の面影がある娘は可愛いいもの。藤隆さんはさくらに母親のぬくもりを与
えてあげられない代わりに母の優しさ、笑顔を写真を通してさくらに伝えてました。士郎さんは御神真刀流の教えに基づいて生死をかけた戦いを繰り
広げてきた過去があるようですが、喫茶『翠屋』開店時期に瀕死の重傷を負って以降、家族と共に過ごす時間を大切にしています。いつも桃子と仲
良しなのは、なのはが士郎と桃子の愛の結晶であり、すばらしい母と一緒に家族みんなの幸せを願っているからなのかもしれません。
女の子が初めて好きになる異性は父親といわれています。さくらとなのはも父親の姿を理想の男性像として初恋をしていくのでしょうね(笑)
木之本撫子と高町桃子
木之本撫子ママ
実は天宮財閥の一人娘。当時新米教師だった藤隆と電撃結婚。当然16歳の撫子の結婚には家族、親戚達から猛反対があったと予想される。
結婚も駆け落ちみたく、勘当覚悟で藤隆との暮らしをはじめたのでしょうね。結婚一年後の17歳で桃矢を出産。24歳でさくらを出産する。
自分の身をかえりみず小鳥を巣に返したりする心優しい人。
高町桃子ママ
士郎との出会いや結婚時期は本編では明かされていませんが、フランス・イタリアへ渡っていた時には士郎と出会い、結婚していたかもしれません
ね。プロフィールから計算すると14歳で恭也を、16歳で美由希、24歳でなのはを出産していることに…。なのはとっては、優しいお母さんというだけ
でなく、甘えられる、悩みも聞いてくれる安心感がある存在でもあるようです。
撫子さんと桃子さん、共通するのは早期結婚と出産ですね。主人公を産んだ時が二人とも24歳なのは偶然なのでしょうか(笑)。主人公の精神面で
の支えとしてストーリーに関わっています。実は母も魔法少女だった!? という設定を期待してたいたのですが(笑)。結婚に関しては二人とも家庭の
事情でもめたかもしれません。
生涯のパートナーが両親に愛されなかったこと、子供達に自分達両親の愛をうけさせてあげられなかった分、愛情一杯な家庭を子供達に与えてい
たのでしょうね。
木之本桃矢と高町兄姉
桃矢お兄ちゃん
母の魔力を一番に受け継いだ。父藤隆が仕事で家を開けることがある為、さくらを守ることを第一としている。さくらが母のいない寂しさに負けないよ
うしてあげたいとの気遣いでもあったと思う。生活面でも父の負担を減らすため、バイトでお金を稼いでいる。大学への進学を希望していた為、その
ぶんの学費は自分で負担しようと決めていたのかもしれない。さくらをからかったり、怖がらせたりして、さくらにとってはいじわるなお兄ちゃんなので
すが、さくらからいつもかまってもらいたいという心理の現われでもありますね。自分がもつ力に気づいていたこともあり、同じ力をもつ者に魅かれる
ことも。さくらが特別な思いをもつ友人に憧れていてもその想いを邪魔することはなかった。真のライバルに対しては険悪ムードでしたけどね(笑)。
恭也お兄ちゃんと美由希お姉ちゃん
恭也と美由希は年が近いこともあり、共に「小太刀二刀御神流」の意思を持つ者として、なのは以上に兄妹の絆が強いみたいです。なのはが「小太
刀二刀御神流」を会得してパワーアップ! という展開にはなりませんでした(笑)。なのはが若干9歳にして、正義感が強く、自分の意思の強さをも
つのは二人の影響かもしれませんね。既に自分の行き方を進んでいる兄姉の姿をみて、喫茶「翠屋」の跡継ぎという将来のビジョンを描いていた訳
ですが、兄姉のように自分にしか出来ないことへのチャレンジ精神も強く抱いていてました。兄恭也はなのはに対して、叱る時はしっかり叱る厳しさを
もっています。両親から甘やかされ過ぎて、自分勝手で人の心を分からないような子にならないようにという、想いなのでしょうね。姉美由希は、なの
はが落ち込まないようにそっとサポートして、兄と妹とをなだめる役目をしています。そんな兄と姉の妹想いの優しさが、なのはの心に伝わっている
からこそ、強い少女として育ってきたのだと思います。
木之本桜と高町なのは
さくら
母を亡くして、同姓の頼れる存在がいなかったものの、父兄からの愛情を一身に受けて育ちました。さくらが精神的にも強く育っていったのは、当番
制にして、家事を交代でする家訓のおかげで、責任感が強くなったことが影響したのだと思います。母が毎日微笑んで見守ってくれているという安心
感、父からの手作り弁当で幸せ一杯な日々を送っている。年頃の女の子がもつ悩み事があったでしょうが、家庭以外での時間でさくらを支えてきた
のは友達の存在が大きかったと思います。そんなお友達の紹介は次章でのお楽しみに(笑)。
なのは
両親、兄姉の愛情に満ちた家庭で育ってきました。父が重傷を負い、入院生活を余儀なくされた時は家でひとりぼっちという、孤独感を体験していた
こともありましたが、寂しいなんていってられない、一人でも大丈夫と自分に言い聞かせて耐えていた。それだけに家族の絆や、相談できる相手の大
切さ、人の痛みを人一倍感じれる女の子になったのですね。
さくらとなのは、共に受けた使命については家族に話すことができませんでした。日常生活と非日常生活とを両立していくことになりますが、そこには
自分のやろとしていることで危険な目に遭わせたくないという想いがあってのことだったから。親や兄姉からすれば、危険なことを一人でして欲しくな
い。やり遂げたいのであれば、協力していきたい。というのが本音だったと思いますが、そこは両作品のテーマである、少女が困難に立ち向かい、成
長していく過程を見せていく為には仕方がなかったことなのかもしれません。
又、ふたつの作品が生まれた時代の違いから、日常において時代の流れを感じさせる場面がいくつか。
携帯電話が開発されて、なのははメールや電話で友達とのやりとりを容易にしています。さくらではポケベルで連絡をとりあっていた場面があったの
ですが、これも時代の進歩なのでしょう。また、お手紙を書くということが、なのはでは無かったですね。そのかわりビデオメールという時代の進歩が
ありますが、ビデオ撮影の技術が進化したのもさくらの親友がビデオブームの発端を担ったのが原因なのかも(笑)。
学習塾も小学校低学年から主流になっているようで、学習指導のあり方も変化しています。さくらは勉強で分からないことがあった時はお父さんやお
友達、お兄ちゃんの親友から教えてもらっていたのでしょうね。桃矢お兄ちゃんは意地悪なのでタダでは教えてえてもらえなかったでしょうから(笑)
以上、木之本家と高町家の紹介でした。みなさまの理想の家族像はどちらですか? 日本においても子供が親を殺したり、親が子供を殺したりする
出来事が後を絶ちません。家族とは?人や生き物を傷つける痛みと悲しみについて、両作品を観賞してもう一度考えてみるのもいいかもしれませんね。