勇士のアルバムから…その8
02.9.1

神風の鉢巻を締めた鈴木伍長
愛機3015号の前にて
愛機 3015号ノ 前ニテ(鈴木伍長の直筆)

本機はあくまで、みかづき隊時代の乗機であり、
本部小隊に移ってからの乗機は異なる。
3015号機と鈴木正一伍長。彼の締めている鉢巻は、20年
1月3日の戦果記録者に授与された、「神風」と書かれたもの。
20年1月3日の鈴木伍長日記へ

撃墜マーク6つ着きし時

「此ノ 撃墜マークを見よ」 「白井大尉殿撮ル」 とある。が、白井氏自身のアルバムには、
この写真を含めて小林時代のものは何故か見あたらなかった。


20年1月3日夜、調布戦隊本部事務室にて

20年1月3日夜、調布戦隊本部事務室で浜松での大戦果に祝杯を挙げる、左から
岡田准尉、板垣伍長、小林戦隊長、高山少尉、丹下少尉、佐藤准尉ら。戦隊長は
この日、所用で調布に戻っていた。


昭和18年正月 戦闘司令所から富士を望む

昭和18年正月、調布飛行場戦闘司令所屋上から富士を望む。まだ飛行場大拡張の前で、
飛田給北方の農園の施設(画面左遠方)が見えている。


先任飛行隊長 村岡英夫大尉

長らく、みかづき隊長、先任飛行隊長を務めた村岡英夫大尉。
彼の訓練はハードなことで知られていたが、部下からの信頼は
厚かった。


みかづき隊長 野崎清二大尉

村岡大尉の前任者、航士52期 野崎清二大尉。昭和18年3月
8日、夜間演習中、田無付近にて殉職。
後方の壁のない建物は、発動機試運転場。大量のドラム缶が
転がっている。


航士57期 高見盛二少尉

常陸教導飛行師団時代の航士57期 高見盛二少尉。
13戦隊に配属。19年12月7日、オルモック湾にて戦死。


第162振武隊 飯田幸八郎少尉

特操2期 第162振武隊の飯田幸八郎少尉。ここは戦隊本部の
中庭で、建物の向こう側にエプロンがある。昭和20年5月。


第161振武隊 渋田少尉と羽石少尉

昭和20年7月、第161振武隊長 渋田一信少尉(左)と
特操2期 羽石 泓少尉。本機にも電光が描かれている。


特操1期 小川 清少尉

昭和19年秋、特操1期 つばくろ隊の小川 清少尉(20.4.30 戦死)。
本機も、ジャイロ照準器用と思われるベンチュリー管を装備している。


第19振武隊長 四宮 徹中尉

菊池氏撮影と思われる第19振武隊長、四宮 徹中尉。これは、中尉自身の
アルバムに貼られていた写真。
一連の19振武写真の操縦席アップは皆、同一機(7475号)で撮られており、
本機を四宮中尉機とする説は、疑問。照準器は、機密保持のために取り
外されている。



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