2001年2月11日（日）
安比高原へ	安比高原スキー場	盛岡へ戻って夕食	ホテルにて
起床 花輪線 バス	レンタルとスキースクールの予約 午前中 お昼 午後 スキースクールの内容 スキースクールの感想	バスで帰る 銀行を探す 大同苑 コンビニ	いつものテレビ 就寝

起床

5:55の目覚まし時計と、6:00のモーニングコールで起きる。
私は、息子が夜中に何度もベットから落ちたせいで、睡眠不足ぎみ(^^;だったが、普段から目覚めのいい娘は、初スキーに張り切ってパッと起きてきた。 息子は周りの雰囲気も気にせず、まだまだ夢の中...　 夫も起きてきたので、スキーウェアに着替える。
テレビの天気予報では、やはり盛岡の天候は曇りで予想最高気温は-3℃。 スキー場が吹雪かないことを祈る。
そろそろ、息子を起こそうと思った時、またしても「ドサッ」。 運悪く、クッション代わりのボストンは着替えるために引き出した後だったので、床に思いっきり落ちてしまい、大泣きしてしまった。 ごめんね... でも、そのおかげ(?）で、普段寝起きの悪い息子もパッと目を覚ましたので、大急ぎで着替えさせる。
リュックの中に、ゴーグル、手袋、ニット帽子、下着の着替え、昨日コンビニで買った朝食を詰めてホテルを出る。 （実は、大きいウチワのような1人用ソリをわざわざ家から持参していたのだが、このときホテルに忘れてしまった。 失敗。）

花輪線

盛岡駅7:04発の花輪線直通電車に乗る。 当初、盛岡駅からバスで行こうと思っていたのだが、せっかくJR東日本乗り放題のキップを持っているし、電車なら朝食を食べても気がねなさそうだったし、電車の方が10分ほど早く着くので、安比高原駅まで花輪線で行くことにしたのだ。
駅に着くと、2両編成の電車は既にホームで待っていた。 夫がドアが開いていない？と慌てるが、ドアは手動で開けるタイプの電車だった（ちなみに、閉まる時は自動だ）。 電車は、既にハイキング風のおじさんやおばさんが大勢乗っていて、みんな大声で話しながら、おにぎりやパンなどの朝食を楽しそうに食べていた。

運良く4人がけのボックスシートが一つ空いていたので、そこに座る。 我が家も、他のおじさんやおばさん達のように、車窓の雪景色を見ながら、持ってきた朝食を食べた。
途中から車内の気温がだんだん下がり寒くなった頃、雪山が見え始めた。 と同時に、だんだん天気が悪くなってきて、雲行きがちょっとあやしい。
盛岡を出て1時間後、安比高原駅に着く。 さっきまで車内を歩いていた車掌さんが、ホームの端でキップの回収をしていた。 電車を下り、キップを見せて、ホームを出る。

バス

安比高原駅は無人駅だが、暖房の効いた待合室があり、そこで、スキー場行きのバスを待った。 10分ほどでバスが来たので乗る。
バスは渋滞もなく、すいすい進んだ。 途中で、やはり吹雪いてきたが、この程度ならまだ大丈夫そう。
スキーセンターで下りる。

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レンタルとスキースクールの予約

8：25頃、安比高原スキー場につく。
建物内の様子は、昔と変わっていない（ように思えた）ので、夫と娘はスキーのレンタルの建物に、私と息子は娘のスキースクールの予約の建物に行った。 スクールの受付は始まったばかりで、待っている人も少なく、すぐ予約できた。ホッ。
その後レンタルの建物に行くと、夫も支払いを済ませて待っていた。 安比高原のレンタルルームは、ドア付近でお金を支払った後、奥で自分のサイズに合わせたものを選んで、同じドアから出る流れになっている。 いつもは、この支払いの列でかなり待つのだが、やはり時間が早かったので、夫もすぐ済んだらしい。
私は息子の子守りがあるので、スキーをしないつもりだったのだが、夫は私の分も借りるように手続きしてくれていたので、すぐ借りた。 息子は、私が借りたスキーセットを見て、「ママ、これするの？？シューって行っちゃう？？」と不安がる （もちろん、そんなことはしないし、私はシューって行くほど上手ではない）。
それから、ゆっくりトイレに行き、ブーツに履き替えて、荷物をコインロッカーに入れた。 まだ時間も早いので、トイレもちょっと並んだだけですみ、コインロッカーも結構空いていた。 （私達の用意ができた頃、レンタルの受付は、長蛇の列になっていた...）

午前中

ゲレンデに行き、夫はリフト券を買いに行ったのだが、なんと1日券を2人分買ってくる。 夫が息子の子守りを交代してくれたとしても、私の分は、回数券か夫の1日券を借りれば済んだのに... （結局、息子は私から離れず、私は一度もリフト券を使わずに終わってしまった。残念）

娘のスクールは9:50集合なので、それまでスキーブーツで雪の上をうろうろして遊ぶ。 緊張して黙りがちな娘を横目に、息子はチケット売場の裏で、滑り台でもすべるかのように、全身雪だらけですべっていた。
やっとスクールの集合時間になったので、娘を集合場所に連れて行き、レッスンが始まったのを見届けてから、息子と私はちびっこゲレンデに、夫はリフト乗り場に向かった。
ちびっこゲレンデのフェンスの周りはふわふわの雪が積もっていて、すくって両手で握っても固まらない。 歩くと、キュッキュッと音のするパウダースノーの上で、またしても雪だらけで寝転がったり、雪をカキ氷だと言って食べたり、大喜びで遊んだ。 夫は、リフトに乗ってすべりに行っては、様子を見に帰ってきた。 夫は何度か子守りを交代しようと言ってくれたが、その度に、息子が「ママと一緒がいい」と言い張ったので、断念。

しばらくすると、雪だらけで遊んでいた息子が、ソリですべりたいと言い始めた。 私がうっかりして、家から持参した小さいソリはホテルに忘れてきているし、今からレンタルルームまで行って、ソリを借りてくるのも大変そうだし...と思い、あきらめるように言う。 すると、ソリを持っている子供に近づいて、いつも保育園で言うように「かーしーて」 （みんなのソリじゃないんだから、無理だって）。
そこで、借りていたスキーを私が履いて、息子を後ろにつかまらせたまま、すべってみた。 これが、大ウケ！ 最初は、私も9年ぶり？のスキーのため、息子の両足を開いた幅のまま徒歩ぐらいのスピードを保って上手くすべれず、息子は、バランスが取れず転んで泣いたり、両足の幅が広すぎてつかまれないと泣いたりしていたが、何度かすべるうちに、私のすべり方も息子のつかまり方もだんだん上手になって「もう一回やろう！」
すべったり、休んだり、娘のスクールの様子を見学したりして、あっという間にスクールのお迎えの時間になった。

お昼

中央の建物の中のレストランは2軒。 子供達希望のラーメンを食べられるレストランは長蛇の列だったので却下し、もう一方のレストランに入る。
店内は満席だったが、入れ替わりも早いので、すぐ4人一緒に座れた。 娘はスクールがとても楽しいと話していたが、さすがに、座ると疲れがどっとでたようで、お腹がいっぱいになると、時々あくびをしていた(^^; 子供達がのんびりソフトクリームを食べていると、午後のスクール開始の時間が近づいたので、夫が娘を連れてレストランを先に出た。 私は息子がソフトクリームを食べ終わるまで、椅子にすわってたっぷり休憩した。

ゲレンデに戻る前にトイレに行くと、息子が実はおしりがずっとぬれてたと告白した。 スキーウェアがかなり大きいので雪が入ったのか、万が一に備えてオムツパンツをはかせていたので汗でムレたのかなと思ってよく聞くと、昼食前に夫とトイレに行ったときにぬれたらしい。 （後で夫に聞いた話では、息子がトイレは一人でできると言ったので、スキーウェアのズボンだけ脱がせて、トイレに入らせたらしい。 ところが、息子は普段はいたことのないスパッツが上手に脱げなくて失敗したらしいのだが、トイレが混んでいたせいもあり、夫は気づかずその上からスキーウェアのズボンをはかせていたらしい...）
ぬれたまま遊ぶわけにもいかないので、コインロッカーに行き、一旦カギを開けて着替えを出し、その場でシャツもスパッツも一式着替えさせて、またコインロッカーのカギを閉めた。

午後

やっとゲレンデに戻ったら、既に14:00すぎ。 午前中一旦やんでいた雪がまた降っていたが、この程度なら風も弱いし、大丈夫そう。
午後からも息子の希望で、私のスキーに相乗りして、すべって遊んだ。 ちびっこゲレンデの周りは、スキーを練習している子供達や、ボードやスキーで下りてくる人達も多く、私につかまっている息子は、何人もの人から「かわいいー」「じょうずにつかまるねー」と声をかけてもらう。
そのうち、何度も斜面を登って疲れ始めた私に、息子は「これ（ストック）、もってあげるから、がんばって登って」と、ストック運搬係になった(^^)　 最初はまじめに運んでくれたのだが、途中からストックをわざと落としては、私に「落としたよ」と言わせて大笑いする...というのを何度もやらされる （時には、通りがかりの人に「落としましたよ」と言われることも。 「わざとです」とも言えず...　すみません）。
時々様子を見に来る夫に、息子は「ママにつかまって、シューってすべるから、みて！」と自慢したり、みんなで娘のスクールの様子を見学したりして、午後も楽しく遊ぶ。

あっという間に、娘のスクール終了時間15:30になったので、夫と一緒に迎えに行く。 娘はかなりトロトロだけど、ちゃんとすべれるようになっていた！
息子に雪遊びをさせながら、ちびっこゲレンデ付近で、ボーゲンですべる娘に付き合う。 何度かカニ歩きで登ってすべる...というのを繰り返していたが、帰りのバスの時間もあるので、渋る娘をなだめて、16:00頃ゲレンデを後にする。
着替えて、トイレに行った後、バス乗り場に向かう。

スキースクールの内容

ジュニアのスキースクールはA〜Eの5クラスに分かれていた。
Aクラス：スキーを初めてする4才〜6才
Bクラス：スキーを初めてする7才〜10才
Cクラス：スキーをしたことがある
Dクラス：1人でリフトに乗れない
Eクラス：もっと上手になりたい
娘は、Bクラスに入る。 前日から引き続き入っている子や、ちょっとだけすべれる子もいたようだ。
Bクラスのレッスン（午前中）
• 準備体操
• スノーブーツのままで、集合場所の旗を回ってくる
• 片方だけ板を履き、集合場所の旗を回ってくる
• その板を脱ぎ、反対の板を履いて、集合場所の旗を回ってくる
• 両方板を履き、集合場所の旗を回ってくる
• 普通だと止まるような斜面で、ハの字で約1メートルすべる（自然に止まる）
• カニ歩きで斜面の登り方と、同じ場所でハの字ですべって、止まる
• 休憩
• 同じ場所でハの字ですべって、止まって、その場でジャンプ
Bクラスのレッスン（午後）
• 準備体操
• 午前よりやや急な斜面に移動し、ハの字でやや長い距離をすべって止まる
• 休憩
• ストックなしで、三角ポールを小さくなってくぐって両手を広げ...と3箇所続けてすべる

スキースクールの感想

スキーの好きな友達から「スクールに入れるなら、半日コースより1日コースの方がいい」と聞いていたが、その通りだった。 午後は午前の続きから始まったし、午後を参加するかしないかでは、上達が違うと思った。 ちなみに、娘のクラスの隣では、Aクラス（初めてする4才〜6才）のレッスンをしていたが、一人がすべっている間、他の子はしゃがんで雪を集めて遊んでいたりと、レッスンの進度も遅かったし、なにより、先生がとても大変そうだった(^^;　
途中の休憩では、トイレに行き、座って休んだようだ。 そのとき、先生がくれた飴やクッキーを食べながら、みんなでお話したらしい。
娘は、トロトロだけど、ちゃんとすべれるようになっていたし、板の着脱も出来るようになっていて、レッスンもすごく楽しかったと言っていた。 これで、来年も、再来年も、スキーに行くという楽しみができた。

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バスで帰る

15分前にバス乗り場に行くと、すでに待っている人もいたが、これなら座れそう。ホッ。 今日は混んでるからバスに乗れないかもしれないし、乗れても補助席だと疲れるから早く行こうという夫の意見が正解だった。 夫を残して買い物に行こうかと思ったが、満席だったら定刻前に出発するかもしれないし、そのまま待つことにした。 さらに吹雪いてきたが、子供達は気にしないで、並んでいる横で遊んでいた。

まもなくバスがきた。 早めに並んだおかげで、運転手さんのすぐ後ろ2列に座れる。 （ちなみに夫の予測どおり、バスは補助席も全部使っていて、乗れない人は次のバスになっていた。 しかも、臨時便も出ていたようで、バスはすぐ発車した。）
子供達はバスに乗ったとたん、5分もしないでぐっすり寝てしまった。 やはり、ヘトヘトだったらしい。

1時間後、盛岡駅に着く。
娘は目を覚まして、自分で歩けると言ってくれたので、まだ寝ている息子を抱いて、一旦ホテルに戻った。
息子が目を覚ますのを待ち、着替えてから、食事に出かける。

銀行を探す

盛岡に来る前に、銀行でお金を下ろしておくのを忘れていた上、スキー場で私のレンタルスキー代と乗らなかった一日リフト券という予想外の出費もあり、食事に出かける前に銀行でお金を下ろしておくことにする。 ところが、盛岡付近には、都市銀行は1箇所だけ、バスセンター付近に富士銀行しかないのだ！ そんな遠くまで行けないし、今は日曜日の夕方6時前なので、間に合うかどうかもわからない。
そこで、近くを夫の記憶を頼りに、大通りを岩手公園方面に歩いて地方銀行のATMを探すが、全然開いてない...　 やっと開いていた東北銀行では「お客様のカードはご利用できません」。 よく見ると、日曜日の5時以降は、東北銀行か郵便局のカードしか使えないらしい。
仕方なく、あきらめて夕食を食べに向かう。

大同苑

冷麺を食べるために、大同苑に行った。 昨日行けなかった三千里に行こうか迷ったのだが、昨日見たら三千里は混んでいたので、お店が大きい大同苑にする。
注文する時、念のために「カードが使えますか？」と聞いてみると、現金しかダメとの返事。 やっぱり。 そういえば昔も、盛岡はカードが使えないお店も多いので、現金で払っていたことを思い出した。
石焼ビビンバ、カルビ、タン塩、ハツ...を注文する。 夫と私はビールの注文をやめ、お茶をのんだ(^^; 途中で夫が注文金額を計算したら、冷麺が二人分の残金しかなかったので、最後に冷麺を二人分頼む。
食事はおいしかったし、冷麺もおいしかったのだが、支払い金額が気になって、なんだかのどを通らなかった。

コンビニ

いつものコンビニに寄り、残りわずかな所持金をはたいて、ビールを買った。
娘は、昨日から店内にあったぬいぐるみを何度も抱いていて、とても欲しがっていた。 普段の夫なら、絶対すぐ買ったと思うが、なにしろ息子の分もあわせて2個買うお金がなかったので、夫は娘に「同じようなぬいぐるみ、いっぱい家にあるから我慢しなさい」と言っていた。 娘は「心の中でかわいがることにするよ...」と寂しそうに言っていた。 ごめんね。

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いつものテレビ

ホテルに戻って、明日の朝食の予約をしてから、急いで部屋に戻る。
急いだのには理由があった。 我が家の日曜日はテレビ三昧で、娘が「動物奇想天外」、夫と私は「白い影」にはまっているからだ。 いつものテレビを見て就寝。

就寝

今日も、クッション代わりにスキーウェアの入ったボストンバックをベットと壁の間に詰めて寝る。
が、息子は余程疲れていたのか、ぐっすり寝たようで、明け方1度落ちただけだった(^^) その時も「落ちちゃった...」と笑って1人でベットに登り、すぐ私の横で寝ていた （本人は、全然覚えていなかったらしい）。

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