「失聖櫃(ロストアーク)」 もともとは一つの聖櫃(せいひつ)。人類が生まれることが決定した際に知識を与え、体を作り、意思を与えた物。エルゴが作り上げたエルゴ・システムの一つであるが、ヒトが生まれた際に予想以上の力を発揮、許容量超えた聖櫃は暴走、壊れてしまう。最初ヒトは本能が強く残る存在になるはずだったが、暴走した際の知識を全て吸収。星の生物としては異例とも言える知的生命体として生まれる事になる。その後、壊れた聖櫃は形を変え、世界各地に存在することに。現在のヒトは生まれた瞬間に膨大な知識をもって生まれては来ないが、それはエルゴがヒトの知識に規制をかけているため。失聖櫃(ロストアーク)は無くなった聖櫃の一部で、現在はヒトが戦うための武器となっているが、本来は大きな箱の一部分のようなもの。時代によって、また扱う人物の最も扱いやすい形に形状を変える。ヒトが本来生まれながらにして持つべきではない知識を具現化することができ、確認できている数は七つ。兵器としてのポテンシャルはかなりのもので、単純な威力で測れば並ぶものがいない。またそれぞれが名前通りの特殊効果を保持していて、それらは本来、ヒトの力では扱えない現象のため破壊の力として迫った時は防ぐ事ができない。宝具を越す人類最強の兵器。 「第一・転判(てんはん)」転生の批判。与えられるものは転生無き完全なる「死」。次は無い。 「第二・界曲(かいきょく)」世界の法則をねじ曲げる。人類が持つべきものではない究極の一つ。歪曲。 「第三・光闇(こうえん)」光と闇。生物に必要不可欠なもの。型なきものにして無限の力。 「第四・断罪(だんざい)」罪を断つ。生きる以上避けられない罪を裁く。審判を司る。 「第五・凶滅(きょうめつ)」凶(まがい)にて滅する。「毒を持って毒を制する」極限の形。必要悪(ひつようあく)。 「第六・源殺(げんさつ)」源(みなもと)を殺す。物質を構成する原子を殺す力。全ての源を断つ。 「第七・永劫(えいごう)」不変たるもの。人類が持つべきではない究極の一つ。永遠。永久。 |