「禁呪八(きんじゅはち)」 禁呪とは上級魔法のさらに上を行く威力を秘める魔法であり、周りの自然環境までも一変させてしまうことから国連が指定してヒトが普段は扱うことの出来ない魔法のこと。威力が並外れているため国連が使用を許可する時は規格外者(ノンスタンダー)と戦うときか、その場の人数では確実に負けるほどの数の「魔」と対峙した時のみとされている。それぞれの属性につき一つ存在している。 「爆烈する巨光(エクスプロージョンノヴァ)」 指定する範囲の酸素全てを使い切って爆発を起こす。強烈すぎる爆発のため光が弾け飛んだ様に見える。炎の究極魔法。 「永遠の嵐(エターナルサイクロン)」 指定した範囲の大気を全て烈塵と化す。台風やハリケーンよりも強力で、全ての物を吹き飛ばし、切り刻む。風の究極魔法。 「激震する大地(グランドダッシャー)」 指定した範囲に巨大な地割れを起こす。割れた大地に飲み込まれた者は二度と這い上がることはできない。大地の究極魔法。 「果て無き大海(エンドレスオーシャン)」 指定した範囲に渦巻く巨大な大海を具現化する。強力な圧力を持つ水は全ての物を押し潰し、破壊する。水の究極魔法。 「雷神の鉄槌(トールハンマー)」 指定した範囲に天から荒れ狂う雷を落とす。あまりの威力に大地がえぐれてクレーターが出来るほどの威力を持つ。雷の究極魔法。 「共鳴する氷(フリーズハウリング)」 指定した範囲の空気中の水分全てを共鳴させ氷化。辺り一面を氷河期のごとく氷と死の世界へと変貌させ、凍結、死へと導く。氷の究極魔法。 「究極の光の刃(アルティメットセイバー)」 発動させると発動者の手から大量の光が溢れ出る。その光を上空に掲げて解放すると巨大な光の刃となり、それを振り降ろすことで効力を発揮する。生物の命を極限まで成長させ続ける効果があり、最終的に行き着く先は死となるため刃が触れた物全てを殺す。光の究極魔法。 「無へと帰す闇(ダークネス・ゼロ)」 発動させると発動者の前にゲートが開く。そのゲートに向かって力を解放すると直線状の物全てを深い闇へと飲み込んでしまう。闇が通った後は草木一つ残らない。生物を極限まで退化させ、初めから存在していないレベルまで落としてしまう死の象徴となる禁呪。闇の究極魔法。 |