「月・ガイアの穴」



「ガイアの穴」は一般説では魂の帰る場所、転生の為に通過する場所などと言われているが、実態は星の生物が死んだ後、生物の体内に残るマナを純粋なマナの塊へと変換、エルゴへと還元するための循環装置である。マナを還元した後は再びエルゴから新たな命が生まれるという仕組みになっていて、これらの循環作業のことを「輪廻の輪」と言い、全ての生物がこの輪の中で生き・死んでいる。そして輪廻の輪を維持するためのガイアの穴やレイライン、マナなどのことを総称で「エルゴ・システム」と呼ぶ。だがもちろん、マナを使い切って死亡する者も中には存在するため、無限に繰り返すわけでは無くいつかは終わりが来る。そのときが星の寿命である。幽霊や人魂などはまだエルゴの穴で還元される前に残っているマナを極めて少ない量だけ消費し、この世に意思を留まらせている状態。だから体が半透明だったりするのである。この状態は順番待ちのような状態なので最終的には消えてしまう。ちなみに「月」は我々の世界のように衛星として存在するわけではなく、これこそがガイアの穴である。大半のヒトはこれらを別のものと思っているが同じもの。夜に輝いているのは大量のマナが集まっているため。つまり満月になり輝きが増すほどマナの量が多く、死んだ生物が多いという事になる。そのため我々の世界とは違い、月の形は特定の順番ではなくランダムで形が変動する。例外として強靭な精神力と生きること以外に怨念じみた固執した目的がある場合にはマナの塊には変換されず一固体のまま残る可能性がある。その状態で猛烈な肉体的・精神的痛みに耐えて一固体のままガイアの穴を通過すると輪廻の輪から存在が外れてしまう。その際に体組織が変換され、寿命が消えた者は規格外者(ノンスタンダー)となるが詳しくは別項参照。


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