くまの日記 4月
4月△日
久々の登場、遠州七不思議第5弾 「京丸牡丹」 です。
静岡県北部の人里離れた山奥の谷間に 京丸の里というのがあります。
ここは 昔 藤原姓の一族がひっそり暮らしていたらしい。 (藤原さんは気田の方に引越し 今では 誰も住んでいない。)
京丸の里は ミステリーに包まれていて 明治以降いろんな人が そのルーツを研究しているようです。 (折口信夫もこのあたりを歩き回って 熱心に研究したらしい。)
平家の落人説とか、保元の乱に敗れた藤原氏の子孫説、山賊説等、諸説あるようですが、 どれも決定打に欠けるということです。藤原さんの家にも何も残っていないらしい。(落人なら当然か)
と言うわけで ミステリアスな里に さらにというか だからこそミステリアスな伝説があります。 それが 「京丸牡丹」の伝説です。
この京丸の里の南にある岩岳山(1369m)の北面の断崖に 60年に一度 唐傘大の花を咲かせる牡丹があるという言い伝えです。
ワシャは確かに見たという老人もいるようですが 唐傘大というのがマユツバですね。
「京丸牡丹」の伝説は この里の長の娘と この里に迷い込んだ若者との 悲恋の話です。よそ者ゆえのかなわぬ恋の果てに近くの川に 二人で身投げ、 以来 その命日に牡丹の花が咲く という話です。
岩岳山は ヤシオの群生地としても知られており、 どうも 「京丸牡丹」 とはヤシオのことではないか という説が有力?です。
四月下旬にまず アカヤシオが咲き 五月中旬にシロヤシオが咲きます。
3年前の連休初日に 朝3時半起きして Sさんと岩岳山に登りました。
この年は ふもとのほうは咲いていましたが 山頂付近は未だ早かったようでした。

   アカヤシオのピンクがみごと

遠州七不思議もあと二つとなりました。

4月×日
毎朝通り抜けている 資生堂アートハウスです。
資生堂の工場の隣りにあります。広いスペースにアートが点在してます。
館内には 資生堂の歴代のポスター等が展示されています。
 「終わりなきヴェール」 建設中はてっきりトイレだと思ってました。

 新幹線が走ってます。

 独身寮や家族寮もあります。

花椿寮とは なんともバッチィ名前です。

4月○日

今日は 掛川の桜めぐり。 昨日の雨でだいぶ散ってしまったようです。

この他に 天浜線沿線が桜並木になっているのを忘れてました。けっこう見事です。

小笠山の富士見台霊園 白いのはエドヒガン?

小笠山森林果樹公園 山桜

資生堂アートハウス構内。 通勤路。

カケスー近くの新知川の並木。

逆川土手。まだ新しい。

桜といえば お花見。お花見といえば やはり 小金井公園の花見です。
20年以上前になりますが 今でも その盛り上がり振りが参加者の間で語り草になっています。
そのころは 春闘と言うのが盛んで スト決行が普通でしたから ストの日に皆でどっと 小金井公園まで花見に出かけ 大盛り上がり。
にんじんだいこんかぶら とか ドンとなった花火だきれいだなー などとさけんで 大盛り上がり。
酒豪のI.S嬢は一升瓶を抱えて 大盛り上がり。 (なぜか 昔から 酒豪のお嬢さんとは縁があります。)
この にんじんだいこんかぶら という叫びだけは いまでも はっきり覚えているのですが、 どんな 遊びだったか 思い出せません。  今度 そのときの 遊戯担当だった Aさんに会ったら聞いてみよう。
とにかく その盛り上がり振りに 周りの花見客も集まってきて さらに大盛り上がり。


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