オフレポ(以前ニフティにアップしたものを加筆修正したものです。) 1997年1月26日(日) 名古屋オフ 1998年11月28日(土) 東京大部屋オフ 1999年10月17日(日) 東京大部屋オフ |
1997年1月26日(日) 名古屋オフ 1 集合 集合場所の目の前の書店でソルさんに遭遇。 どうしてソルさんがこんなところに? なに、夏休みだとおー!(;_;) まだ学生なのか>ソルさん こっちは最近忙しくて、ろくに古本屋にも行けないというのに(;_;) あまりに悔しかったので「そういえば、前回欲しがっておられた、あの8000円の本は買われたんですか?」と伺ってみました。 とたんにソルさんの顔がゆがみます。 「ううっ... あれはまだ... 」 すでに半ベソの状態であります \(^o^)/ そうこうしているうちに、1941さん登場。 「今日僕はね、○○○○を見つけようと思ってるんですよ」 この書名は失念しました。 その後何度となく「この店には○○○○はありませんでした」「やっぱり○○○○は、ありませんねえ」等とお聞きすることになるのですが、最後までその書名を覚えることは出来ませんでした m(__)m マニアックな本だったんだろうなあ。 いよいよ王様の登場であります。 僕のわけのわからない本と王様の魅力あふれる本が交換されます。 さすがに気が引けたので、おずおずと『中井英夫スペシャル』を差し出してみたんですが、「ああ悪いけど、おれ、中井英夫って全然興味ないんだ」 \(^o^)/ 結局、大もうけであります。 最後に桃色ペンギンさん登場。さっそく、X文庫蒐集の説得を試みます。 その結果は... 私の口からは申せません。桃ペンさんからの告白を待ちたいと思います。 2 1000冊の店 さっそく、一行は王様の車でポケミス1000冊の店へ向かいます。 車中、王様から重要な情報が小出しに出されてまいります。 で、みんなが「どこ、どこ、どこの店?」と尋ねるたんびに、 「おしえなーい」 1000冊の店に着くと王様がポケミスの棚から、さっさか、さっさか何冊も、これを買えと言わんばかりに中抜きの状態にしていきます。 しかし皆さん、これを無視して、250円のクイーンなんかを買いあさる。 「どうしてクイーンなんかをポケミスで買うんですか?」 「僕まだ、これ読んでないんだよ」 「ええっ!ポケミスを読むために買うんですか?ああそうか、べつにそれでいいんだ 」 ソルさんが店を出てくるなり、 「僕は、ビデオを買ったんです」と言いながら、袋を開けて皆に見せようとします。 おいおい、こんな往来で... つい、こちらの顔が赤らみましたが、馬のビデオでありました m(__)m 「これ、探してたんですよ」といかにも幸せそうにおっしゃるので、「それはよかったですねえ」と答えたものの、うらやましくも何ともありません。教えていただいた、その馬の名前も全く覚えておりません。 3 休憩 車を停めた場所から、はるかに離れた喫茶店で休憩であります。 ここで皆さんのお話を伺いましたが、皆さんやっぱり濃い方々でありました。 僕も1冊の目録を取り出して、まだ『推理小説の美学』を持っていないことを告白。 「で、これに申し込んでるんです。ほら、目録売りで2000円なら安いでしょ?」と問いかけましたが、これに対する王様の返答は、 「なんでこんな目録持ってんだ?ちぇっ」だけでありました (^_^) しかし、このことが後で効いてまいります。 4 鶴舞の古本屋 喫茶店を出て鶴舞へと向かいますが、その途中の古本屋に寄り道。 「ねえ、ねえ、鶴書房のA6版って、どういう本なんですか? 横井さんに『ギルフォードの犯罪』を送ってもらったので、替わりの本を探してるんですけど...」 すると、さすがは1941さんであります。 「A6版っていうと、縦○ミリ、横○ミリですね、うん」 うーん、よくわからないなあ (^^;) すると桃ペンさんが「ああ鶴書房の本なら、私2冊もってます。えへへ...」 だから、どういう本なの (;_;)? ソルさんはアイドル写真集に夢中だし、王様は雑誌の棚の前で「しまったリストを忘れた」等と言いながら、うなり続けているし... やむをえず、再び1941さんの方に救いの目を向けると、 「この店にも○○○○はありませんねえ」 (;_;) その時にはあまり気にとめていませんでしたが、こうやって書いていると、なんだか気になるな。1941さん、いったい何をさがしておられたんだろ (^_^) 続いて、鶴舞であります。 ここには5軒の店が並んでいます。 まず、王様が「おっ」と叫ぶ。あわててかけよると、 「ぽかぽかさん、これは珍しい本だよ。これはだねえ...」 今、王様の報告をカンニングさせていただくと、この時王様が見つけたのは『月への挑戦』だったようです。 続いて桃ペンさんが「おっ」と叫び声をあげる。 これは『C調アイドル大語解』でありました。 「ほんとにこんなの買うんですかあ。」 しかし後ほど、この本をねだる方まで現れるのですから世の中わかりません。 その方のお名前は秘しますが... ふいに、王様から「これ、100円なら、買い!」と1冊の本を渡されます。 『大怪盗』九鬼紫郎(カッパ・ノベルズ) 九鬼紫郎って、あの九鬼紫郎? わけもわからずレジに持っていき、100円玉を差し出します。 「これ、200円ですけど」 ほんとだ、確かに200円って書いてある。 おうさまあ〜、200円でも買いなのお〜 (;_;)? せこい話ではあります (^^;) とりあえず購入して店を出ると、王様がぼそり。 「『美学』が置いてある」 な、なんですと! あわてて、教えてもらった店に飛び込む。 あったあ!\(^o^)/ 2800円であります。 目録でも申し込んでいるので、その抽選日の1月30日を待って、結果を見てから購入するということも考えられるのですが、ここで見送って、さらなる混乱を招きたくはありません。ダブリは覚悟のうえで、当然、購入であります。 で、今これを書いている時点では、抽選の結果を知っております。 でも、言わない (;_;) 5 王様の隠し玉 いよいよ王様の隠し玉の店に向かいます。 「悪いけど、目隠しをしてもらうよ」 ええっ! ところが、どなたも驚いたそぶりを見せません。 皆さん、慣れておられるのだなあ(って、ほんとか(^^;) ) 車が走り始めても、 「いかん、方向が逆だ」 「しまった、さっきの道を曲がるんだった」 等と何度もUターンが繰り返されます。 どの方角に進んでいるのか、誰にもわかりません (^_^) そして突然、急停止。 「なんだ、いつのまにか着いちまった」(^_^) しかし、店内は宝の山でありました \(^o^)/ まず『宝島 76年2月号(特集 植草甚一の秘密)』を800円にて購入。 そして... ん?なんだ、なんだ! 『推理文壇戦後史』「続・ー」「続々・ー」山村正夫(双葉社)が3冊揃って置いてある \(^o^)/ 「桃ペンさん、3冊7000円だったら安いですよね」 「えっ、うーん、それはちょっと... これは王様でないと...」 3冊を抱え込んで、王様のもとに走る。 「これ、安いでしょ?」 「安い!安いよ、ぽかぽかさん。その本はこんな値段では滅多に買えないよ。ほんとだよ」 その間、王様と店主との間で何回か目配せが交わされたような気もしますが、これはどうしても欲しい本、全然問題ではありません。 その後王様の薦めで、二冊置いてあった『絶体絶命第四号』を1941さんと仲良く購入(500円) まだ時間があったので、最後に桃ペンさんの知っている古本屋に向かいます。 この店は僕も知っているのですが、桃ペンさんも僕も、今居る場所がわからないため、行き方を説明できません。 しかし、さすがは幹事の1941さんであります。てきぱきと道順を指示して下さいました。 「ああ、今通り過ぎた交差点を右に曲がって!」 それは、無理かもしんない (^^;) それでもなんとか到着します。 王様がポケミスの値段を確認し、棚に戻しながら「桃ペンさん、この値段なら買いだ!」桃ペンさんがそのポケミスをぺらぺらめくりながら、 「ふーん。でもこれ、おもしろいの?」 「なにっ!」いつのまにか王様の衣裳が黒装束に替わっております。 そして、おもむろに、 「この本は...... 面白くは...... ない......! 」 京極堂の手によって憑き物をおとされた桃ペンさんは、レジへと駆けて行きました (^_^) 「ああっ、こんな本が!」 ソルさんの手に握られているのは、『大山空手もし闘わば』 「どういう本なんですか?」 「これは大山増達が、もし自分が猛獣と闘うとしたらこのように闘う、ということをいくつも示したものなんです。ちょっと読んでみましょう」 もし私が、トラと闘うなら、私はこうして闘う もし私が、ライオンと闘うなら、私はこうして闘う もし私が、北極の熊と闘うなら、私はこうして闘う もし私が、南極のペンギンと闘うなら、私はこうして闘う もし私が、隣の家のポチと闘うなら、... 「ああ、もうけっこうです。充分わかりました」 皆が店から出るときに、1941さんが 「ここにも○○○○は、ありませんでした」 うう〜 、やっぱり気になる。 いったい何をさがしておられたの>1941さん って、ほんとは何回もお聞きしてるんだよなあ (^^;) 了 |
1998年11月28日(土) 東京大部屋オフ 土曜日の大部屋オフの参加報告です。ただし、ほとんど古本に関することにしかタッチしておりません(^^; 大きなオフの参加は初めてなので、この会議室の方々とも初対面であります。 あれっ、早見さんってあんな顔だったっけ。 などという、あいさつもそこそこに、喜国さんがうれしそうに店を開け始める。 えっ、もう即売がはじまるの。 しかも値札立てまで用意してある。すごいはりきりようであります(^_^) あっというまにすごい人だかり。と、まもなく採古さんの店も開かれる。えらい騒ぎであります。 この騒ぎにまぎれて僕も開店。おおっ、売れる、売れる。即売用には10数冊持ってきただけなので2分ほどで完売\(^o^)/ で、ふと見ると、ほとんど、かおかおさんが買ってるじゃないの。 「それ、名古屋に持って帰るの?」 「うん」 こんな重い思いまでして東京に持ってきた意味が、全くありません(; ;) そこへM.J.さん、登場。ちゃんとギド1ちゃんも付いてきてます。 「おじさんたちはねえ、名古屋っていう、すごい田舎から来たんだよ。電気屋さんの看板にはねえ、いまだに『日立キドカラー』って書いてあるんだ」 ギド1ちゃんもうれしそうに微笑んでます。かわいいねえ。 いつのまにか、よしださんの机の前には『宇宙家族ロビンソン』が置いてある。ちぇっ、僕も最近、名古屋でこの本みかけたんだよなあ。で、そのとき買ったのか買ってないのかがわからない。買ってたとしたら家の中を探さなきゃならないし、買ってないとしたらその店がどこだったかを探さなきゃならない(^^; しかも買ってなくて他の方に買われていたとしたらまた新たに探さなきゃならないという、いわば三重苦のような本なんだよなあ。よしださんが僕にくれたら一挙にこの三重苦から逃れられるのにい... さて、昼食であります。 なぜかソルさんが食事を目にして涙ぐんでいる? 「パン以外の食事は久しぶりなんです」 理由を伺ってみると、 「最近、ピカチューのシールを集めているんです。おかげで毎日、朝、昼、晩とピカチューパンばかり食べてるんです」 ものを集めるというのはこういうことなんだなと皆さん感心しきり。でもここまでにはなりたくないよなあと、目だけで頷き合うのでした。 昼の部にはいったところで、よこいさん登場。 「また、このあいだ名古屋に伺わせていただきましてねえ、そう、あの店ですよ。えへへ... 」 いやな笑いであります。その店なら僕も最近行ったばかり。おいでになった日にちを確認してみると、僕より2,3日はやいではないか! 「その店で、ですねえ... 」 なおも得意そうに語り続けるよこいさん。まさか『宇宙家族ロビンソン』を買ったなどというのではあるまいな。あわてて耳をふさぐ。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 かろうじてセーフ。何を仰っているのかさっぱりわかりません\(^o^)/ 続いてセリ会場に移動。すかさず欲しい本をチェックして廻る。本のことはほとんどわからないので、欲しい本もちょっとだけ。あとは自分の本を売るだけでいいので気楽なもんであります。彩古さんと桃ペンさんが、ていねいに本の解説をして下さっているわけですが、セリのほとんどの時間は石井さんから古本道に関してのレクチャーを受けておりました(^_^) セリ落としたのは 『早川書房解説目録 1973年6月』200円 よしださんからの提供本であります。これは文庫だけの目録ではなくてハヤカワノヴェルズとか世界SF全集なんかも載っていて、なんとなくお得な感じ。 『ルルージュ事件』ガボリオ(苦楽探偵叢書)2000円 『死のとがめ』ニコラス・ブレイク(HPB)1500円 この2冊は彩古さんの提供本。このぐらいの値段で落としてみたけど、どうだったかな(^_^) 他にセリ負けて悔しかったのがよしださん提供本の『創元推理文庫目録』と黒白さん提供本のチェスタトンのなんとかいう洋書の2冊。 名古屋の某古本屋に「ニフティのどこかに創元推理文庫のリストありませんかねえ」と頼まれているのですが、みなさんにお尋ねしたところ、どうもないみたい。せめてこの本を入手して店主に持っていってご機嫌をとろうと思っていたのですが(^^; 喜国さんとまさかの競り合い!みごと負かされました(; ;) チェスタトンの洋書には未訳のものが含まれているというのが魅力でした。まあ、どっちみち英語じゃ読めないんだけどね(^^; で、英語に堪能したみのさんが順当に持っていってしまいました(; ;) 即売では石井さんから『ウは宇宙船のウ』萩尾望都(集英社漫画文庫)50円 それからこれはよしださんの本だったのでしょうか『アミティヴィルの恐怖』ジェイ・アンソン(徳間書店)をタダでもらいました。この時、どなたかが「あっ、その本は!」と叫ぶので、すかさず「50円でお譲りしますよ」と言ってみましたが、さすがに引っかかってはくれませんでした(^^; セリが終わると次は国分寺の発掘し隊であります。 石井さんが「私たちは車でまいりましょう」 喜国さんが「では、私の車で」と立ち上がる。その後を彩古さんとよしださんが従って退場して行きます。 しろくまさんは羊のような目をされながら「おしかりを受けないように、私たちは1時間ぐらいしてから参りましょう」 ああ、どうなる...! いよいよ国分寺の古本屋へ出発であります。 この古本屋に連れていっていただくのははじめてなので電車で行くとは知りませんでした(^^; しかも1時間ぐらいかかるそうです。 国分寺なんて全国にいくらでもあるのに、なんでよりによってそんな遠くの国分寺に行かなきゃならないのかとも思いましたが、しろくまさんやべべさんの説明によると、今までその店から『フレンチ警視最初の事件』が2冊も出てるとのこと。なんかすごそうな店であります\(^o^)/ 電車をおりると、皆さんの足が急に早まる。 「店がわからないので、このあたりの位置を占めておいて最後に抜き去りましょう」とソルさん。 ところが突然狭い路地! 先頭のしろくまさんの体が道いっぱいを占めていて抜き去る余地がありません。 「し、しまったあ(; ;)」 そのまま雪崩をうって店内へ。 ここでは以下のものを購入。 『グリーン車の子供』戸板康二(講談社文庫)300円 げっ、この本、僕がセリに出品した本じゃないの。しかもセリで落ちた値段より安いぞ。あわてて皆さんの目から隠す。 『検屍裁判』P.ワイルド(新潮文庫)800円 この本は、しろくまさんに教えてもらいましたm(__)m 『新・日本SFこてん古典』横田順彌/會津信吾(徳間文庫)300円 帯付きを見るのははじめて。 『日本ルネッサンス誕生』『諸学復興』福本和夫(インタープレス)2冊1000円 ミステリーではありません。実はこの本は昭和61年に法政大学出版局から復刊されているのですが、その定価が15000円(消費税だけで、750円!)もするもんなあ。というわけで、けっこう満足。 『リトモア少年誘拐』ヘンリー・ウェイド(創元推理文庫)400円 『青銅ランプの呪』カーター・ディクスン(創元推理文庫)500円 『地下鉄サム』ジョンストン・マッカレー(創元推理文庫)300円 『ドイル傑作選 恐怖編』コナン・ドイル(新潮文庫)450円 『月曜日ラビは旅立った』ハリー・ケメルマン(HPB)300円 『疑惑の霧』クリスティアナ・ブランド(HPB)500円 黒白さんから「あれ、この本現役じゃなかった?」と指摘され、「でも今、ブランド読み始めてるんですよ」とお答えしましたが、確かに現役本でした。しかも持ってた(^^; 『探偵異聞』(明33 民友社)2800円 さて、これはミステリーなんでしょうか(^^; 女中が殺され、主人が消失。雨戸1枚あいたところもなく、掛け金1つはずれたところもない。さらに読み続けると少年ものでおなじみの、あのトリックが使われているではないか。というわけで、一応、ミステリー短編集ということにしておきます(^^) 泡雪さんが店の主人から「これをどなたがお買いになるかと思ってましたよ」との賞賛を受ける。一同、いろめきたつ。どうもお買いになったのは非売品の冊子らしい。なんか、すげーうらやましいぞ。いったいなんなんだろうと注目を浴びるなかで開封が行われる。でも神秘性を保つため、ここでの内容の公開は控えさせていただきますm(__)m (ほんとは忘れた(^^; ) 店を出ると黒白さんが、「二階堂さんが『フレンチ警視最初の事件』を買われたそうですよ」とわざわざ教えてくれる。ううっ、まさか今日も売ってたなんて(; ;) 落下生さんも『殺人者と恐喝者』を入手したとのこと。 うーん、やはりすごい店だったのだなあ。 「これだけ集めるのはたいへんだったんじゃないですか?」 「ええ、知り合いの方にも融通していただきました」 お骨折りいただいた店主と、こんな店を独占もしないで発掘し隊を企画して下さった、しろくまさんやべべさんたちの広い心に、一同感謝するばかりでした m(__)m その後、ファミリーレストランに移動。かなり濃いメンバーばかりでびびりましたが、『最初の事件』をひとめみたさについていく(^^; えっ、この本ってカバーが付いてるの!今まで探し方をまちがえてたんじゃないのか、ううむ... お話を伺っていると、やはり東京で本を集めるのはたいへんなようですね。 年中、古書市はやってるし、ライバルは多いし、いい本はたくさんあるしで、へたをすると日々の生活にまで影響がありそうです。そんなことを思いながら皆さんの顔を見まわしておりました(^^) その後、喜国さんの車でまた古本屋へ移動! もう10時だぜ。いつもこうなんだろか? ここでは文庫を2冊購入。 『タイガースへの鎮魂歌』玉木正之(河出文庫)230円 『時の幻影館』横田順彌(双葉文庫) 200円 帰りの電車の中で彩古さんが『リマから来た男』を取り出し、 「ブラックバーンは創元推理文庫から3冊出ているんですが、・・・・・・・・ 」 と、解説してくださいながら(でも、・・・・・・・・の部分は忘れてしまいました(^^;)) 僕の財布から、しなやかな指先で100円玉を2枚取り出すと、「珍しいですよ」とにこっと微笑み、僕の袋の中にストンと本を落としてくださいました。 なんかけっこううれしいぞ\(^o^)/ というわけで、皆さんお世話になりました。 発掘し隊は、また参加したいなあ。 了 |
1999年10月17日(日) 東京大部屋オフ 到着して、まずは自己紹介。名古屋におけるZP活動について報告する。 「会員数は200名までには達していませんが、それでもかなり大きな地区組織であるため全容を把握していません」と告げると、会場は感嘆の渦。 「名古屋を甘く見てました。そんなに会員が多いんじゃあ、部外者が名古屋を廻っても、とても収穫はおぼつきませんね」 「まあ、そういうことやね」\(^o^)/ 続いて、団体戦のクイズコーナー。 当メンバーは、こだぬきちゃん、彩古さん、レクター博士さんという頭脳の粋が集まってしまいました。 「うーん、これじゃあ不公平ですね。どうでしょう、今回はこだぬきちゃんだけに答えてもらって、我々は傍観してみては」 「そうですね、その方がよろしいでしょうね」 後は、こだぬきちゃんが孤軍奮闘というハンディにもかかわらず、かなりの成績を収めました。えらいぞ>こだぬきちゃん 即売開始。 一番こわいのは名古屋から持ってきた本をまた名古屋まで持って帰ることなので、かなり前宣伝をしておきましたが、そのかいあってかなりのペースで売れました。でも3冊売れ残る。ちぇっ。 購入したのは、 『六死人』(帯)200円、『神の遣わせしもの』(帯)500円 彩古さんの棚から 『SFの書き方』(帯)300円、『六番目の小夜子』200円 よしださんの棚から 『バースデイ・イブは眠れない』200円 仰天さんの棚から 『48 メグレと死者の影』200円 黒白さんの棚から 『モダン殺人倶楽部』200円 ごめん、誰の棚だったか忘れました。 他に『名探偵・神津恭介読本』を買わせてもらいました。 昼食。K文庫の目録のことが話題になると、石井さんが、うふふと笑う。 「すでに、次回の策も準備中ですのよ」と便箋を渡されました。 そこには、こんな文面が... 「平素、たいへんお世話になっております。未読王の家内でございます。 主人が貴方に対しても代金のお支払いを滞納しているのではないかと非常に心配しております。 つきましては、当選本に関しては主人の職場ではなく拙宅の方にお送りいただけますようお願い申しあげます。代金につきましては私が責任をもってお支払いいたしますので、重ねてお願い申し上げる次第でございます。 あなあなかしこ」 なんだこんな文面なら「石井春生の夫でございます」と替えるだけで、僕にもマネできちゃうんじゃない?と指摘しても微笑を絶やさぬ石井さん。 いや、待てよ。もし石井さんが注文した本がみんな僕のところに送られてきたとすると... 支払不能 → ブラックリスト搭載 → 古本界から追放 ああ、なんて悪賢いんだ>石井さん(; ;) 午後、セリ開始。 赤井さんの後ろに座らせてもらう。赤井さんとは本日初対面。 なんとなく「赤井」と言う名前から、純日本風の顔の大きな人物を女性にしたような顔を想像していたので、その清楚な雰囲気に驚く。しかもかなり若い?! それでも、かつてのNHK朝の連続ドラマ小説「繭子ひとり」を知っていたのはなぜ? 「私は再放送で拝見しましたから」 再放送って言っても、昼にやってただけじゃんかよお (-_-) ここでは2冊競り落とす。 『湖畔の対決』三橋一夫 2000円 『スパイ第十三号』柴田錬三郎 3000円 いずれも彩古さんから。 セリが終わると再びクイズの時間。今度は個人戦。 まずいなあ、あんまり知性をひけらかしたくはないなあ、と思っていましたが、案の定、決勝に残ってしまいました。なんとか優勝、準優勝は固辞しましたが、せめて3位受賞だけは受けてくださいと司会に頭を下げられ、しかたなく了承。賞品は斎藤肇さんのサイン本と図書券。えへへ...(^_^) これで、全日程が終了。 東京に来たらいってみたい国分寺。でもとても一人で行ける道順ではないので、しろくまさんに「こくぶんじ、こくぶんじ」とねだる。 「では、まいりましょうか」 よしださん、石井さん、いわいさん、落下生さんという、そうそうたるメンバー。仰天さんにも声をかけないとまずいかなあとも思いましたが、きっとサッカー観戦に行ってしまったのに違いありません。しめしめ\(^o^)/ で、結果は... あえて申しませんが、我々がたち去った後は何も残っていない状態となったことだけはお伝えしておきましょう(^_^) 了 |
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