| EPILOGUE 砂漠を車が走っていた。空には雲一つなく、抜けるような青空が広がっている。エンジンは軽快な音をたて、順調に次の町へ乗客を運んでいた。運転席には金髪の大柄な女が、助手席には黒髪の小柄な女が座り、後部座席には、黒髪黒服の男と紅いコートの金髪の男が荷物と一緒くたに放り込まれている。と、突然金髪の女が歌い始めた。 「あら、その曲私も好きですわ。いい曲ね、ミリィ」 「ハイ先輩!!私も大好きなんです!ジェシカさんから歌詞をタイプしてもらっちゃいました!!見ますか?」 二人は声を合わせて歌い始めた。 その時、金髪の男が泣き笑いのような表情を見せたことに、誰一人として気づかなかった。 |