特定小電力機器(特小)

特定小電力機器 テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用特定小電力機器 315MHz帯 TPMSタイヤ空気圧モニタ、RKEキーレスエントリーがあります。TPMSは電波法では規定されていますが、日本では自動車への義務づけはありません。タイヤ空気圧低下による事故のため、米国で2007年、欧州で2014年、韓国2014年、露西亜で2016年に義務化され、中国でも義務化が検討されているようです。なおタイヤ組み込みのため温度範囲-40℃~+125℃とのことで電池は日立マクセルの二酸化マンガンリチウム電池6割以上のシェアのようです。
950MHz帯
→920MHz帯
Zigbeeで使用されているようですが、米国や欧州と周波数帯が違ったためなかなか普及しませんでしたが、平成23年12月14日に国内も920MHz帯へ移行しました。
医療用テレメータ用特定小電力機器 420MHz帯 420MHz~450MHz帯の一部
体内植込型医療用データ伝送用及び体内植込型医療用遠隔監視用特定小電力機器 401MHz~406MHz MICS:402MHz~405MHz、MEDS:401MHz~402MHz、405MHz~406MHz、MITS:403.5MHz~403.8MHz
MICS(MedicalImplantCommunicationService)、MEDS(MedicalDataService)、MITS(MedicalImplantTelemetrySystem)
無線呼出用特定小電力機器
ラジオマイク用特定小電力機器 800MHz帯
300MHz帯
 70MHz帯
B型:OBW192kHz:806.125MHz~809.75MHz
C型:OBW 30kHz:322.025MHz~322.15MHz
        30kHz:322.250MHz~322.40MHz
D型:OBW 60kHz:74.58MHz、74.60MHz
        60kHz:74.70MHz、74.76MHz
補聴援助用ラジオマイク用特定小電力機器  70MHz帯
169MHz帯
無線電話用特定小電力機器 420MHz帯 414MHz帯、422MHz帯、
440MHz帯、454MHz帯
音声アシスト用無線電話用特定小電力機器 OBW100kHz:75.8MHz
国際輸送用データ伝送用特定小電力機器 433MHz帯RFID海運用のコンテナで電子鍵として使われます 米国のSAVI社が開発したシステム アマチュア無線との干渉回避が問題になり、港湾の近くでの使用に限定されています。
920MHz帯移動体識別用特定小電力機器 950MHz帯RFID
→920MHz帯
当初この周波数帯はPDCで使用されていたため、米国や欧州と周波数帯が違っていましたが、平成23年12月14日に国内も920MHz帯へ移行しました。
2.4GHz帯移動体識別用特定小電力機器
ミリ波レーダ用特定小電力機器 76GHz帯車載レーダ OBW:1GHz
76GHz~77GHz
100mから150m程度の範囲を対象とした衝突防止用レーダです
60GHz帯車載レーダー OBW:500MHz
60GHz~61GHz
79GHz帯車載レーダー OBW:3GHz
78GHz~81GHz
高分解能レーダー
ミリ波画像伝送用及びミリ波データ伝送用特定小電力機器 60GHz帯を用いた放送画像の中継装置等で始まりましたが最近はワイヤレスHD、IEEE802.11adやWiGigが話題です ワイヤレスHDという規格でTV画像を屋内でTVへ伝送する用途で使用されているようで、パナソニックやソニーで採用されているようです。平成20年にカリフォルニア大学バークレイ校(UCB)の研究グループがCMOSプロセスで低価格の60GHz帯チップの開発に目処をつけ、ベンチャー企業のSiBEAM(サイビーム)社が60GHzのチップの量産化に成功したとか。WirelessHDコンソーシアム「ブロードコム、インテル、LG電子、NEC、パナソニック、サムスン電子、サイビーム、ソニー、東芝」は、ワイヤレスHDという規格でTV画像を屋内でTVへ伝送する用途で使用されているようで、パナソニックやソニーで採用されているようです。
各国の60GHz帯免許不要の周波数
日本:59GHz-66GHz:10dBm(EIRP:57dBm)
米国:57GHz-64GHz:(EIRP:40dBm)
欧州:57GHz-64GHz:(EIRP:40dBm)
豪州:59.5GHz-62.5GHz:10dBm
平成23年9月27日には、国内も下限が2GHz拡張され、
日本:57GHz-66GHzとなりました、ただし60GHz帯高速無線伝送システムの方は2GHz狭くなります。
更に、平成27年秋に占有周波数帯幅が2.5GHzから9.0GHzに緩和されたため帯域内全てを使用して高速伝送が可能になりました。また、平成27年5月からIEEE802.11adのビームフォーミングや干渉制御技術を改善するため11ayの検討が開始されています。
移動体検知センサ用特定小電力機器
動物の検知通報システム用特定小電力機器