RadeonLEの性能&比較

 今まで日本ではRadeonはVRAMが32MBでDDR SDRAMを積んでいるタイプ(core/memory=164/164DDR)、VRAMが64MBでDDR SDRAMを積んでいるタイプ(core/memory=164/164DDRとcore/memory=183/183DDRの2種類存在)、VRAMが32MBでSDRAM(いくつか知りません^^;;;)を積んでいるタイプが出回っていたのだが、最近(2001年2月)になって突如としてRadeonLEという型番をもつものが日本でも出回り始めた。なぜ「日本でも」と書いたかと言うと、本当はRadeonLEは中国向けの製品であり、中国ではすでに売られている(はず)製品だからである。日本ではどうもバルク品しか出回っていないようで(当たり前でしょうが)、私はバルク品を近所の店で11800円で購入した。

下の画像はRadeonとRadeonLEのデジカメ写真である。上がRadeonDDR VRAM 64MB(nonVIVO)、下がRadeonLEである。


 さて、一般に出回っているRadeonとRadeonLEの違いを述べると以下の通りである。

  1.LEはコアクロックが149MHz、メモリークロックが149MhzDDR駆動となっている。
  2.LEはヒートシンクのみでファンがついていない。
  3.LEは゛Fast Z-clear゛が有効になっていない。

 だいたいこれぐらいだと思う。(あまり詳しく調べてないので・・・^^;;;)なぜ、3を赤い文字にしたかと言うと、これがパフォーマンスに大きな影響を与えているからである。(後ほど詳しく)
 下の図は初期状態の設定をPowerStripを用いて調べたものである。参考として、RadeonDDR VRAM64MB版の設定図も掲載した。

                     RadeonLE

                    Radeon DDR 64MB(bulk)

 どちらとも初期設定では、HyperZは無効になっていることも分かる。3DMARK2000ではHyperZを有効にしてもまったくと言っていいほどパフォーマンスは変わらないことを確認したので、以下のベンチ結果はすべてHyperZを無効にした状態で測定していることに注意してもらいたい。
 せっかくなので(ぉ)ほぼ同価格で買え、かつHardwareT&LをサポートしているGeForce2MX(SDRAM版)と比較してみることにする。次ページは3DMARK2000 ver1.1でのベンチ結果である。