2007.9
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リンツの路面電車 リンツの路面電車は1880年に馬車鉄道として開業、1897年に電化を果たした。 特徴的なのは、リンツの路面電車は世界でも珍しい900mmの狭軌軌道を採用していて、他の都市と比べるとその狭さがよくわかる。 路線の延長も度々行われていて、近年では2002年に1973年に一度廃止されたEbelsberg(エーベルスベルク)までの路線を復活させた。それに続き2005年には2系統をさらにsolarCity(ソーラーシティー)まで延長させるなど活発である。 現在、リンツの路面電車は中央駅を中心に旧市街方面や郊外方面などリンツ市内を南北に、3系統の路線がある。 主に3種類の車両が活躍していて、70年代に登場したGT10から新型低床車であるCityrunnerまで色々で、それぞれが街に溶け込んでいるようだ。 2007.10 現在 |
2007.9 Bürgerstr.(ビュルガー通り) 70年代後半に登場した2代目連接車両(68-79)。Bombardier-Rotax社とSiemens社でDüwag社とのライセンスにより製造された。 一代目は3連接車両で、こちらはリンツ中央駅の地下化により廃車に。 |
2007.9 Bergbahnhof/Urfahr(登山鉄道駅・ウアファール) 80年代には新型の4連接車両(41−56)が登場。Grazの601〜612号とは同系統の車両で、顔もよく似ている。 |
2007.9 Taubenmarkt(タオベンマルクト) 2000年に入るとBombardier社のFlexity Outlookシリーズの100%低床車であるCityrunnerも登場。オーストリアではGrazに続くCityrunnerの登場となった。 |
2007.9 Hauptbahnhof(リンツ中央駅) 2004年に路面電車のリンツ中央駅停留所は地下化され、現在は地下ホームから発着する。 |
2007.9 Taubenmarkt(タオベンマルクト) 旧市街を走るCityrunner。 |