2007.9

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※1 ゆっくりと山を越えるこのセンメリング鉄道は世界遺産にも登録されているとの事。 美しい風景が続く。 ※2 近代的なグラーツ中央駅。駅前にトラムが乗り入れているため簡単に旧市街地まで行くことが出来る。
※3 ▲Uhrturm(時計塔)
13世紀に建てられたという時計塔は1712年からグラーツの時を刻んでいる。
※4▲旧市街(Hauptplatz中央広場)
グラーツの中心広場であるHauptplatz(中央広場)。Rathaus(市庁舎)もこの広場に面している。
グラーツ街歩き+トラム

古くからの街並みが残るオーストリア南部の都市Graz(グラーツ)。ウィーンからは2時間半の道のり。
距離の割りに時間がかかるのは、途中「アルプス越え」をしなければならないからだ。センメリング鉄道※1と呼ばれるその区間は絶景中の絶景で、グラーツへは是非ウィーンから電車行くことをお勧めしたい。  絶景を堪能して30分後、電車は最近整備されたばかりのGrazHbf(グラーツ中央駅)※2に到着する。旧市街地までは中央駅から1キロぐらいあるので駅前に停車しているトラムで向かうといい。
トラムに揺られること10分、トラムは旧市街地の中心「Hauptplatz(中央広場)」の一つ前の停留所に着く。今日はここから街歩きをすることにする。Mur川を渡れば世界遺産に登録されている旧市街地だ。
近くの山の上に時計塔※3が見える。今日はここまで目指して歩いてみるとしよう。
まずは街の中心ともいえるHauptplatz(中央広場)※4にたどり着く。朝ではあるが、多くの人で賑わう。ここから川を背にして路面電車に沿ってHerrengasse(ヘレンガッセ)※5を少し進んだところにインフォがあるので、街の地図などをもらう。最近、有料の観光マップが増えている中、グラーツでは無料で立派な観光マップとガイドを得る事が出来た。観光が一層楽しめそうだ。
通りを横切り山の方向へと向かう。色とりどりの家が並び、カフェテラスやビアレストランが軒を連ねるので、歩いているだけで面白い。
時計台はSchlossberg(シュロスベルク)※6という小さな山の上にあり、山の頂上まではSchlossbergbahn(シュロスベルク鉄道)というケーブルカーで向かうことが出来るのだが、今回は歩いて登る。
シュロスベルクは公園となっていて、木々に囲まれた中をひたすら登る。
山の上まではゆっくり歩いて20分ぐらい。山の上からはグラーツの旧市街を一望でき、非常にいい眺めだ。山の上にはカフェなどもあって、ビールなどで喉を潤すのもいいだろう。

追記だが、私はビールがよく飲まれている国に行くと観光案内所等でよく「地ビール」を飲める店を聞く。グラーツの観光案内所では親切にも5つほどの醸造所を紹介してもらった。こちらについては後日UPする予定の「ビア紀行」に載せる予定なのでお楽しみに。
※5▲旧市街(Herrengasseヘレンガッセ)
グラーツの目抜き通りであるHerrengasse(ヘレンガッセ)。夏には多くのカフェテラスが並ぶ。Infoもこの通りに面してある。
▲Landhaushof(ラントハウスホフ)
中庭から見るルネッサンス様式の建築は必見。
▲旧市街
カフェやビヤレストランなどが並ぶ。グラーツのビールについては後日連載予定の「ビア紀行」に載せる予定ですのでお楽しみに。
▲Mausoleum/Dom(大霊廟・大聖堂)
イタリア式の建築の大霊廟(手前)と大聖堂(奥)。
▲旧市街 ▲旧市街の外に広がる「緑」
※6▲Schlossberg(シュロスベルク)からの眺め
左手に見える近代的な建物はKunsthaus(美術館)
▲Stallbastei(シュタルバシュタイ)
18世紀からは火事の警報施設として使われていた。


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