2006.9

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※1 ▲BerlinHbf(ベルリン中央駅)


※2 ▲Reichstag(帝国議会)
上に少し見えるのがKuppelと呼ばれるドーム。朝から見学する人が行列をなしていた。
※3 ▲ベルリンの壁の跡
壁が取り壊されたところには、このような形で「壁」が残っている。この石畳の上に「BERLINER MAUER(ベルリンの壁) 1961-1989」というプレートも置かれている。
※4 ▲Brandenburger Tor(ブランデンブルク門)
ドイツの象徴とも言えるブランデンブルク門。ユーロにも描かれている。

※5 ▲Potsdam Platz(ポツダム広場)
近代的なビルがそびえたつ。


※6 ▲Berliner Mauer(ベルリンの壁)
場所によってはまだまだ残されているところもある。ここはTopography of Terror(テロのトポグラフィー)というナチス関連の資料が展示されている場所でもある。
戦前はドイツ帝国の首都として栄えたベルリン。文化の都としても栄えた。しかし第2次世界大戦により、ベルリンは東西二つの地域に分断された。東はドイツ民主共和国(Deutsche Demokratische Republik=通称DDR)の東ベルリン、西はドイツ連邦共和国(Bundesrepublik Deutschland=BRD)の西ベルリンとなった。1961年には、東から西への人口流出を止めるために、ベルリンにある西ドイツ領土を囲む形で、1夜にして壁(ベルリンの壁)が築かれた。それから30年後、ベルリンの壁は崩壊、90年10月3日には東西ドイツは統一を果たす。
今のベルリンはそんなドイツの歴史の大きな舞台となった街というだけでなく、流行の発信地としても、日々成長しているようだ。ポツダム広場に代表されるような近代的なビルが、次々と建設され、2006年には東西ドイツ統一の象徴とも見えるベルリン中央駅が完成した。また数年後ベルリンを訪れるとまた違った姿を見せてくれるに違いない。
ここからは私事になるが、私自信、今回の旅の予定にBerlin訪問は入れていなかった。しかし、実際旅を続けていて、時間が余る感じがあったので急遽ベルリンに行くことに決めた。そのため滞在時間はなんと2時間。かなり早足で回った。
LeipzigからICEでちょうど一時間。電車は完成したばかりのBerlinHbf(ベルリン中央駅)の地下ホームに到着する。地下ホームといっても、天井は突き抜けとなっているため明るい。駅はガラス張りの非常にモダンな建物※1。しかしまだ駅の周りは再開発中といった感じで、まだまだ寂しい感じだ。ここからシュプレー川を越えて、歩いてReichstag(旧帝国議会)※2に向かう。ここは現在もドイツの連邦議会として利用されている建物だけあってか、警備も厳重である。観光客はこの連邦議会の名物である、ガラス張りのドームへ向かうことができる。
ここからしばらく歩くと、道にベルリンの壁の跡※3が見えてくる。これをたどって行けば、ベルリンの象徴とも言える「Brandenburger Tor(ブランデンブルク門)」※4に着く。統一前はくぐれなかったというこの門をくぐると、歴史を深く吸い込んだ、そんな気持ちになる。そのまま壁の跡をたどって行くと、ポツダム広場※5に着く。高層ビルが立ち並び、まさに成長するベルリンを目で見ることができる。ここら辺も次回来たときにはゆっくり訪れたいものだ。また壁があった所に沿って歩くと、とうとう本物の「壁」※6に出くわした。しばらくすると目の前に気球※7を発見。この気球、観光用で気球に乗ってベルリンを一望できるらしく、ベルリンの名物?になっているのだろう。そこから壁に沿い、更に進むとチェックポイントチャーリー※8に到着。外国人のための国境だったところで観光地にもなっている。ここから、アレキサンダー広場を目指して進むと、美しいGendarmenmarkt(ジャンダルメンマルクト)※9に着き、更に北上すると、フンボルト大学※10などがあるUnter den Linden Strasse(ウンターデンリンデン通り)※11に出る。この通りを進めば、博物館島※12を横切ってトラムの路線と合流する。東ドイツに残ったトラムは、旧東ドイツ地区に路線が広がっている。なのでここまで来てやっと会ったという感じだ。 トラムの路線をたどれば、アレキサンダー広場に到着。旧東時代に建てられたテレビ塔※13が目の前にそびえる。広場には世界時計※14があり、共産圏の名残のようなものを感じる。
と、ホントに早足でのベルリンだった。次回はじっくり、ベルリンを見物したいと思う。
※7 ▲気球


※8 ▲Checkpoint Charie(チェックポイントチャーリー)
今は観光用となっているが、東西分裂時代のベルリンを今に伝えてくれる。
※9 ▲Gendarmenmarkt(ジャンダルメンマルクト) ヨーロッパで一番美しい広場と言われる。 ※10 ▲Humboldt Universität(フンボルト大学)
多くの偉人を輩出した大学
※11 ▲Unter den Linden Str.(ウンターデンリンデン通り) ※12 ▲Museumsinsel(博物館島)
世界遺産にも指定されている。
※13 ▲Fernsehturm(テレビ塔)
東京タワーより高い365m。
※14 ▲Weltuhrzeit(世界時計)
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