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はしらのはなし・18番

 私たちモノレール横の遊歩道は、「水と緑のプロムナード 五ヶ村堀緑地」という名前がついています。「水」や「堀」と言う文字からすると、すぐ横に流れる川のことを指すみたいですが、それは二ヶ領用水。それでは「五ヶ村堀」とは何か?

 実は、この遊歩道の真下に五ヶ村堀が流れているのです。気をつけてみると、ダイエー前の道の向こう側から細い流れが来ています。それが道路の下にもぐって続いているのです。流れは、はしら23の横あたりで再び顔を出し、はしら26のあたりで私たちモノレールと別れて多摩川の方へと続きます。きれいな鯉も泳いでいるそうです。付近の田畑をうるおすためにあちこちに作られた用水路のひとつなのだそうです。

 おもしろいことに、この五ヶ村堀は立体交差をしているのですって! 私たちが府中街道をまたいでいるのと同じように、ここから少し離れた緑化センター付近にあるもう1本の二ヶ領用水をまたいでいるとのこと。こちらは大正13年にはできていたそうですから、モノレールよりずっと先輩です。

(二ヶ領用水と五ヶ村堀の立体交差。美しい桜並木の下にある )


(18番。五ヶ村堀と、直接の面識はありません。)

(2006年4月1日/記)