←歩く
表紙へ

はしらのはなし・17番


(樹木に囲まれて、山奥の廃墟風の17番)

 ずっと不満だった事がある。
なんでペンキを塗ってくれないのだ。
なんで16番で塗るのやめちゃったんだ。(上の写真)
楽しみにしてたんだよ。
わざとなのか?
1番から16番は駅前の通りで目立つから塗ったのか?
予算の関係にしてはぜったいおかしい。

 そしたら最近やっと気づいてくれたらしくて、
足場が組まれだしたのだ。
これはもう、ぜったいペンキだと思った。
もしかしたら、今風にカラフルにしてもらえるかも
しれないと思った。
アーチストが塗ってくれるか、
近所の子供らが塗ってくれるか、
まあふつうのペンキ屋でもいいと思った。
だけどもうみんな知っているだろうが、
ペンキ塗りの足場じゃなかったのだ。
アーア。17番ガッカリ崩壊。


(もちろん解体の為の足場だった。)

(2003年9月22日/記)