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西沢森林軌道を歩く 16

 幸運にも土砂崩れに巻き込まれなかったということなのか、形を保ったまま残っている橋もいくつか見られた。様々な色の枯れ葉や折れた木、レールをふちどる緑色のコケ、思わず見とれてしまう。この橋の上を歩くことは不可能だろう。すぐ脇に平行して、現在の橋は架かっている。

 更に黙々とレールをたどってゆくと、左後方を眺めて写真を撮っている人たちがいた。そちらへ振り返ると、思いがけず再び、「七ッ釜五段の滝」を眺めることができた。うれしいような、あまり距離が稼げていないようで損したような・・。複雑な気持ちのする眺めであった。(下の写真)

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