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行田馬車鉄道を歩く 16

吹上再訪


(道の左の赤いポストと向かい合うようにして、馬車鉄道の碑がある)

 左折したら50メートルほど、新しい一軒家が建っていて戸惑うような所に、ごくごく目立たない「行田馬車鉄道発着所跡」の碑が建っていた(ロータリークラブが建立したというこの碑は、同じ形の物が「高札場跡」など市内に数カ所ある)。碑の背面にも簡単な説明が書かれているが、住宅の塀との間が10センチほどしかなくて、はなはだ読みにくかった。

 けれども、馬車鉄道があったことの確実な証拠をやっと見つけて、今まで全く縁のなかった行田という町、そして馬車鉄道に静かに寄り添うような気持ちになり、なかなか立ち去り難かった。

(おわり。
 2002年10月・2003年2月訪問)

 

 

 


(馬車鉄道の碑=出発点 から、吹上方面=馬車の目的地 を見る)

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