←歩く
表紙へ
行田馬車鉄道を歩く 13
 現在の国道125号線との交差点で、馬車鉄道跡は右折する。上の写真と同じ場所を撮影した明治時代の写真には、右へカーブした線路と、その上を吹上方面(写真手前)へ向かおうとする馬車が写っている。いかにも記念撮影という風で、頭がつっかえそうな車輌の中では乗客が2人、こちらを向いて立っているし、車夫は当時珍しい洋服姿で馬の口輪に手を当てて、やはり撮影者の方を見ている。傍らには、大八車の上の荷物に軽くもたれた、丁稚みたいな若者もポーズをとっている。
 現在は、馬車鉄道時代にはなかった道路が直進していて、300メートルほどで秩父鉄道の駅に着く。
吹上再訪
(上の写真正面に写っている武蔵野銀行を背にして。右奥の吹上方面から来た馬車鉄道は、写真左の方へ曲がって馬鉄本社へ向かった)

歩くの表紙へ戻る

ののぱりこ表紙へ戻る