←歩く
表紙へ
行田馬車鉄道を歩く 9

(レストラン馬車道を背中に、行田市駅方面を見る)

吹上再訪

 引き続き、確実に馬車鉄道が通っていた所を辿る。先ほど来た道から左折。上下一車線ずつの道路がまっすぐに通っているのだが、左折して50メートルほどで左へ道が分かれ、「く」の字型に曲がって100メートルほどで元の車道へと合流するという、不思議な脇道がある。実はこれが、馬車鉄道時代の主道であり、線路もこの通りにここだけ「く」の字にうねっていた。

 わざわざこちらへ車を乗り入れる人もいないので、この幅広い旧道はひっそりしている。道の左側は「天満社」という神社で、もちろん馬車鉄道時代からそこにある。数少ない、馬車鉄道をしのばせる場所である。


(上の写真から50メートルほど先の地点。手前が、脇道というには妙に幅広い旧道
            
  

歩くの表紙へ戻る

ののぱりこ表紙へ戻る