何とか危ない前期を乗り越えて 人並みの安定期の五カ月を迎えはじめていた。

順調なら一月に一度の検診で済むのだが この頃までは 流産防止の点滴などの為

一週間に一度以上の検診をしていた。

その事から 解放されただけで ホント幸せな気分になれた

間違いなく 育っているって感じ

しょっちゅうの病院通いで 同じ様にしょっちゅう病院通いされて

顔見知りになる妊婦友達は 同じ様にあまり順調でなかったり

 過去に辛い経験をされてる場合が多く

妊娠話には どこか暗くなりがちで 病院へ行く度に

不安な気持ちが離れなかった。

この頃 妊娠前の普通の生活の許可が出たので

長い事 休んでいた職場にもかなりの時間的優遇を受け復帰した

子育てしながら 仕事を続けるままさんたちと話していると

パワフルで勇気をもらえたし 絶対 私も 陣痛やら多少の苦しみはあったとしても

人並みな妊娠後期と出産までこぎつけると信じていた

なのに 全然 身体的にしんどいとか感じる事もなく

ベビーグッズの下見などはじめていた 7ヶ月検診の時

最近 少しお腹が張るかもしれないんですけど〜

の私の発言に 先生の顔色が。。。。

「絶対安静!!」「切迫早産!!」

のお言葉をもらってしまった。

もう〜 いつ赤ちゃんが出てきてもおかしくないんだって〜。

「いくら医療が進んでるとはいえまだ 7ヶ月と言えば

内臓機能などのしっかりと成長していないので

赤ちゃんの保障はできません。一日も長くお腹で成長させてあげなくてはならない」

出産後 しばらく赤ちゃんと会えないのかな?

ぐらいの気持ちで 先生の話を聞いて青ざめた。

その日からまた ウテメリン(早産防止薬)のお世話になる事になり

薬のせいで だるさの為 毎日寝る生活がはじまった。

自宅安静!!

そして 一週間に一度の検診がはじまり その度に

「トイレ以外は起きるな」

「家事程度ならOK」

の繰り返しで 点滴やら手が青ざめる程した。

超未熟児たちのドキュメント番組を見ては涙し

どこかで 700gで産まれても元気に成長している姿を見ては

いつ産まれたって 私の赤ちゃんは元気よと 不思議と不安が消えていた。

後になってわかった話しなんだけど

パパは 死産を覚悟してたらしくて 赤ちゃんのいない部屋に

ベビーグッズがあると 2人とも 気がおかしくなるだろうと

届いたベビーグッズも開封してくれなかったし それ以上のグッズをお願いしても

「買い忘れた〜」と言っていた

ここが 母親と父親の違いなんだよね〜