19-2 流星号、応答せよ! |
2000.4.16 |
本日の演奏は臼井真奈さん。既にCDを2枚も出している実力派だ! 演奏後CDを購入した人達へのミニサイン会が始まった。私も「今回はCDを購入していませんが、サイン戴けますか?」とサイン帳と共に探検家の名刺を差し出すと「あぁ、以前CDを購入して下さった武田さんですね!わざわざ、聴きに来て下さったんですか?」と暖かいお言葉とサインを頂戴した。彼女の傍らにはボッシュの若社長も居たので、何の躊躇いもなく彼のサインも求めた。すると彼は「僕はここのオルガンビルダーじゃないよ!」と言うが「知っています。ボッシュの方ですよね?私はビルダーのサインも集めているんですよ」と流暢な言葉で対応する。「おー、コレクターね!」と彼。うん、まんざらでもない。私の言葉はドイツ人にも充分に通じる事がわかった。(よし、これでドイツ・オルガンツアーも大丈夫だな、と内心ほくそ笑んだ。)彼にお礼を述べると「どういたしまして!」と・・・うん、待てよ?そう、私達の会話は全て日本語でのやりとりだったのです。 ホールを出ると風がかなり強くなっていた。風に漂う昔懐かしい香り(と言ってもあまり良い匂いではない)が鼻をくすぐる。流星号に跨りあたりをポタリングする。すぐに鮮やかな黄一色のお花畑が目に飛び込んできた。菜の花畑かぁ、そうかこの香りだったんだ!城址公園は桜が満開であちこちで酒盛りをしている。 そこを通り過ぎると能登川町との境の峠道(と言っても登りはわずか)。ここで早速流星号の実験。「アシストON!」。ミャーという鳴き声と共にヌゥーっとトルクを軽減させてくれる。「おおーっ、これは結構楽だ!」と独り言を言いつつ、意味もなくその峠を数回往復した。この実験はおおいに意義あるものだった。が、アシストが時間的にどの位持続するかが問題だけど・・・。 その後琵琶湖へと足を延ばすが、強い向かい風に弱音を吐き、平坦路にも拘わらずアシストしてもらった。直線の畦道の景色は一向に変化がない。やがて右前方に小さな茶色の観覧車が見えてきた。こんな処に遊園地があるのか?と思いつつ徐々に近づくと、それは大きな木製の水車である事が判明した。能登川水車である。琵琶湖はまだ先らしい。遠くの堰堤延長線上に水門が見え始めた。あの先が琵琶湖だろう!ペダルに加える力をいっそう強め、琵琶湖を目指すが先程から足への負荷が増した様に感じられる。猫の鳴き声もどきも聞こえない。どうした?「流星号、応答せよ!」・・・なんだ、もうアシスト終了か?しょうがねぇなぁ!これが使えなくなったらただの負荷自転車じゃねぇか!重いんだよな、この自転車は。 強風にさらされた湖は波しぶきが舞い、冬の日本海の様であった。ウィンドサーファー達は寒さにも負けず波に乗っていた。感化された私はその場で裸になり琵琶湖へ飛び込んだ。んな訳ねぇーよ! 時計を見ると「おっとイケねぇ!帰りの汽車の時間が・・・」今来た道を戻り安土駅へ。帰りは追い風に乗り楽に帰って来られた。 文芸セミナリヨオルガン仕様 I.Grand-Orgue C-c'''' Trompette 8' Cornet V Fourniture IV Doublette 2' Flute Conique 4' Prestant 4' Viole de Gambe 8' Bourdon 8' Flute harmonique 8' Montre 8' Bourdon 16' Tremblant II.Recit-Expressif C-c'''' Basson-Hautbois 8' Trompette Harmonique 8' Basson 16' Plein jeu III Sesquialtera II Doublette 2' Flute 4' Octave 4' Voix celeste 8' Salicional 8' Cor de Nuit 8' Tremblant Pedal C-g' Trompette 8' Bombarde 16' Octave 4' Flute 8' Violoncelle 8' Gross Quinte 10 2/3' Soubasse 16' Principal 16' II-I,I-P,II-P Mechanical key action Mechanical and Electric stop action |