北欧出張日記
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第1日目 移動日(成田〜ストックホルム)
(1) 10:00 成田空港第2ターミナル集合
 成田空港で飛行機が70分遅れたため、\1,000の食事券を貰って昼食。ここで、旅程発の
ビールを飲みました。

(2) 13:05 成田発
 飛行機は、スカンジナビアン航空のB-767型機。機体後部にデンマーク、スウェーデン、
ノルウェー3ヶ国の国旗が描かれています。
 搭乗後約2時間(15時頃)で、スモークサーモン、豚ヒレ肉、ティラミスの機内食(ビール+
赤ワイン)が出ました。搭乗前に食べたばかりなのに・・・。
 4時間後(19時半頃)、サンドイッチ+ビール。
 更に3時間後(22時40分頃)、軽食(ポテトサラダ+鶏の黒ゴマまぶし)。ここまでで、朝食
を含めて5食!

(3) 17:15 コペンハーゲン着
 1時間遅れて17:15到着。17:30発の便への乗り継ぎが間に合わず、19:40発の臨時便に
変更となりました。この段階で、2時間10分の遅れ。飛行機には、11時間10分乗っていた
ことになります。
 コペンハーゲン空港の窓口対応は、非常に遅く、飛行機の搭乗口も出発20分前まで決
まりません。誰もデンマーク通貨を持ち合わせていませんでしたが、S氏が人数分のビー
ルを一括してカード精算で購入し、またもや乾杯をしました。それにしても、ただ待つだけと
いうのは退屈です。

(4) 19:40 コペンハーゲン発
 飛行機は、スカンジナビアン航空のMD-81型機。コクピット下にツアー・バイキングと書か
れているのが楽しい。座席は国際線よりゆったりしていて楽です。
 離陸直後、スウェーデン・デンマーク間を繋ぐオースレン・リンク(昨年開通)が見えまし
た。半分が橋梁で半分が海底トンネルというところが、東京湾横断道路に似ています。
 地形や街、畑、林地を空から見ると、北海道に似ています。違いは、スウェーデン(ストッ
クホルム−オスロ間)の方が、地形がなだらかなことと、氷河地形が認められることです。
また、フィヨルドが深く内陸に入り込んでいますが、集落が少ないためか、橋がほとんどあ
りません。
 2時間半の飛行時間なのに、またもや機内食が出ました。今度は、青カビのカマンベー
ルチーズとレタスを挟んだベーグルサンド+スコッチ・ウィスキー。全部食べきれないメン
バーが出始めました。
 オスロには20:40着陸しましたが、日本の夏の午後4時頃の明るさです。

(5) 20:55 ストックホルム着
 飛行場で待っていたガイドは、到着の遅れを理由に、ホテルのキーと地図を我々に渡し
て離脱しました。彼女の第1声が「会社には言ってあります。私は次の予定があるので、一
緒には行けません。」、この言葉に、メンバー全員が気分を害してしまいました。
 バスの移動中の最初の印象は、道が直線で信号が少ないことです。ごく稀に存在する法
面は、高さ5m以下で垂直に近い勾配の、堅硬な片麻岩の切りっ放しです。法面保護工な
ど皆無で、法面上部に基礎のコンクリート擁壁が直接載っていることもあります。トンネル
も、坑口部は法面と同様の素掘りで、坑内も1次吹付だけが施工されています。つまり、実
質上掘りっぱなし!!こんなんでエエんか?

(6) 22:20 スカンジナビアン・ホテル着
 バスの運転手がホテルのフロントまで我々を送り届け、ホテルのチェックインの交渉をし
てくれました(感謝)。
 夜10時過ぎから11時半まで、本日は通算7食目の食事を採りました。いずれも完食で、
胃拡張になりそうです。料理は、鯨の刺身とおぼしきものに香草を合わせた前菜と、サー
モンとじゃがいものメインディッシュ、アップルパイとヨーグルトのデザートです。ワインも頼
み、アルコールの切れる暇がない状態です。鯨らしきものには、臭みがあり、メンバーの
半数が閉口していました。ちなみに、帰国後に居酒屋で事後打合せを行った際、皆が鯨を
敬遠していたのは可笑しかった。
 ホテルの部屋は広くて快適です。バスタブの栓がありませんでしたが、フロント係に言え
ば、意味が通じるまでに1分程かかりましたが、何とか貰えました。部屋の窓は、3重ガラ
スの密閉性の良いもので、厚さが13cmもありました。このことから、冬の寒さが伺えます。


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