ライヴ見聞録 
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2001,11/29 コクー



 スウィート・ベイジルへ、新生Kokoo(コクー)を聴きに行ってきました。

 これは、3枚目のCD「ムーン」の発売記念ツアーの最終日でした。何でも、翌々日から約
半月間、英国ツアーだそうです。今回は、昨年からメンバー変更がありました。

   中村明一(作編曲、尺八
   八木美知依/20絃/17絃/
   磯貝真紀17絃//

の3人で、主に17絃(低音用の箏)を担当奏者が変更になっています。

 前回に比べて、中村明一氏と八木美知依の演奏はより激しくなっており、最後には演奏用
の爪が割れたそうです。また、編曲にも少し手を加えてあったり、即興部がより自由になった
りしています。演奏曲は、全11曲でした。

 1.不思議の森の物語 (中村明一) [Zoomより]
 2.ワルシャワの幻想 (デヴィッド・ボウィ) [Super Novaより]
 3.ムーン・チャイルド (キング・クリムゾン) [Zoomより]
 4.予感 (高山博) [Moonより]
 5.吹けよ風、呼べよ嵐ピンク・フロイド)[Super Novaより]
  <休憩>
 6.タルカス変奏曲 (ELP) [Super Novaより]
 7.パラセレーン −幻月− (中村明一) [Moonより]
 8.紫の煙 (ジミ・ヘンドリックス) [Super Novaより"]
 9.クローズ・ユア・アイズ (中村明一) [Moonより]
10.ズーム (中村明一) [Zoomより]
  <アンコール>
11.ゴジラ (伊福部昭) [Super Novaより]

 新メンバーによって録音された「ムーン」からの3曲が、当然良い演奏でした。地唄による
旋律を取り入れたり、曲調がこれまでとは変わりました。1〜2枚目のCDからの曲は、より
旋律の変化が強調されるようになり、曲想が面白くなりました。ただ、急速調の曲は、ビート
感がやや弱くなったようです。なお、紫の煙だけ、高音と低音の役割分担が交代していまし
た。
 そういえば、小学校の音楽の授業で、には四角い爪を使う生田流と、丸い爪を使う山田
流があると、習った記憶があります。Kokoo奏者は、2人とも四角い爪を使っていました
が、最近では流派の差は明瞭ではないそうです。
 全体として、満足できる内容でした。





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