スウィート・ベイジルへ、新生
Kokoo(コクー)を聴きに行ってきました。
これは、3枚目のCD「
ムーン」の発売記念ツアーの最終日でした。何でも、翌々日から約
半月間、英国ツアーだそうです。今回は、昨年からメンバー変更がありました。
中村明一(作編曲、
尺八)
八木美知依(
箏/
20絃/
17絃/
唄)
磯貝真紀(
17絃/
箏/
唄)
の3人で、主に
17絃(低音用の箏)を担当
琴奏者が変更になっています。
前回に比べて、
中村明一氏と
八木美知依の演奏はより激しくなっており、最後には演奏用
の爪が割れたそうです。また、編曲にも少し手を加えてあったり、即興部がより自由になった
りしています。演奏曲は、全11曲でした。
1.
不思議の森の物語 (
中村明一) [Zoomより]
2.
ワルシャワの幻想 (
デヴィッド・ボウィ) [Super Novaより]
3.
ムーン・チャイルド (
キング・クリムゾン) [Zoomより]
4.
予感 (
高山博) [Moonより]
5.
吹けよ風、呼べよ嵐(
ピンク・フロイド)[Super Novaより]
<休憩>
6.
タルカス変奏曲 (
ELP) [Super Novaより]
7.
パラセレーン −幻月− (
中村明一) [Moonより]
8.
紫の煙 (
ジミ・ヘンドリックス) [Super Novaより"]
9.
クローズ・ユア・アイズ (
中村明一) [Moonより]
10.
ズーム (
中村明一) [Zoomより]
<アンコール>
11.
ゴジラ (
伊福部昭) [Super Novaより]
新メンバーによって録音された「
ムーン」からの3曲が、当然良い演奏でした。地唄による
旋律を取り入れたり、曲調がこれまでとは変わりました。1〜2枚目のCDからの曲は、より
旋律の変化が強調されるようになり、曲想が面白くなりました。ただ、急速調の曲は、ビート
感がやや弱くなったようです。なお、紫の煙だけ、高音と低音の役割分担が交代していまし
た。
そういえば、小学校の音楽の授業で、
琴には四角い爪を使う生田流と、丸い爪を使う山田
流があると、習った記憶があります。
Kokooの
箏奏者は、2人とも四角い爪を使っていました
が、最近では流派の差は明瞭ではないそうです。
全体として、満足できる内容でした。