インド・パキスタン独立50周年記念行事の一環として、英国芸術基金の後押し
で、1997年9月にシャクティー再結成ツアーが行われました。
　ヴァイオリンのシャンカールが不参加で、ハリプラサッド・ショーラジア(バンスリ)が
スペシャル・ゲストとして参加しています。他のオリジナル・メンバー３人は共に参加
しており、曲によってはタンプーラ奏者が加わっています。
　ここでは、マクラフリンは、エレクトリック・ギターを演奏しています。また、かつて
の超絶技巧の応酬による緊張感のある演奏ではなく、インド音楽を紹介するという
立場で演奏しているようです。
　このツアー時の演奏は、1999年になって、ライブ・アルバム「リメンバー・シャクテ
ィー」として発表されました。２枚組アルバムの収録時間は、過去のシャクティのア
ルバム３枚分に匹敵する長尺演奏です。ハリプラサッドとザキールによる33分の演
奏、オリジナルメンバー3人による演奏、ハリプラサッドとマクラフリンのデュオな
ど、色々な編成の演奏が含まれています。4人全員による演奏は2曲だけですが、
それだけに演奏時間が63分半におよぶ「ムクティ」は圧巻です。
　収録曲は、いかにも1度限りの祭典らしく、「ロータス・フィート(ライヴ・シャクティ
ー)」 「ザ・ウィッシュ(ザ・プロミス)」「ザキール(メイキング・ミュージック)」という、
過去のアルバムからの曲を披露しているのも、このアルバムの魅力です。

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remember SHAKTI (Verve POCJ-1439/40)
/ John McLaughlin

MUSIC:
CD1;
1.Chandrakauns (H.Chaurasia)　[33'35"]
2.The Wish (J.McLaughlin)　[18'40"]
3.Lotus Feet (J.McLaughlin)　[7'33"]
CD2;
4.Mukti (H.Chaurasia)　[63'30"]
5.Zakir (J.McLaughlin)　[9'10"]

PERSONEL:
John McLaughlin (electric guitar) exc.1
Hariprasad Chaurasia (bansuli (flute)) exc.2
Zakir Hussain (tabla exc.5)
T.H."Vikku" Vinayakaram (ghatam) on 2,3,4
Uma Metha (tanpura) on 1,3

RECORDING DATA:
Recorded live at the 1997 U.K. tour.
･Wednesday 24 September 1997 - Queen Elizabeth Hall, Oldham.
･Thursday 25 September 1997 - Royal Festival Hall, London.
･Friday 26 September 1997 - Symphony Hall, Birmingham.
･Saturday 27 September 1997 - Turner Sims Concert Hall, Southampton.
Mixed at Monaco, August 1998.
Mastering at Monaco, November 1998.
Produced by John McLaughlin.