シャクティーの最初のアルバムは、いきなりライヴ版です(日本語タイトルは「ライ
ヴ・シャクティー」)。2枚目以降の4人に、
ムリダンガム奏者が1人入った5人編成
です。この1枚目のライブ版は、
シャクティのアルバムの中で、最も緊張感の高い
ものです。
とにかく、この演奏を一度聴いた時、その虜になってしまいました。現在まで続く
シャクティーの音楽の原型が、このアルバムで既にできあがっています。つまり、イ
ンド音楽から、即興演奏の最も活発な部分だけを抜き出して
ギターのコード(和音)
を重ねることで、緊張感のある演奏になっています。ちなみに、
シャクティの音楽で
は、インド音楽の導入部である、ラーガ(旋律)の提示部が割愛されています。な
お、このアルバムに入っている
ロータス・フィートという美しい曲は、重要なレパート
リーで、その後
リメンバー・シャクティーのアルバムでも2度再演されています。私も
大好きな曲です。
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SHAKTI with John McLaughlin (SONY SRCS-7014)
MUSIC:1.
Joy (
J.McLaughlin,
L.Shankar) [18'14"]
2.
Lotus Feet (
J.McLaughlin) [4'46"]
3.
What Need Have I For This - What Need Have I For That - I Am Dancing At The Feet Of My Lord - All Is Bliss - All Is Bliss (
J.McLaughlin,
L.Shankar) [29'05"]
PERSONEL:John McLaughlin (
acoustic guitar)
L.Shankar (
violin)
Zakir Hussain (
tabla)
R.Raghavan (
mridangam)
T.H.Vinayakaram (
ghatam,
mridangam)
RECORDING DATA:Recorded live at South Hampton Collage - July 5, 1975.
Mixed at Columbil Studios, N.Y.C.
Produced by
John McLaughlin.