4.内山峠の環境



 
峠から南西方向を見渡した風景である。早朝のアカハラダカは、これらの山々に下りていた個体が一斉に飛びたつ。そしてこの上空あたりでタカ柱を作り、高度を上げていく。
朝鮮半島からやってきた群は、これまで矢立山方向に姿を現し、龍良、萱場山方向に滑空していくことが多かった。
 しかし近年は写真右手近景の裾野に連なる舞石壇山上空に姿を現し、竜ノ崎、萱場山方向に走ることが多くなった。あるいは写真左手後方の谷間の安神にできた焼却場から出る熱で、上昇気流の発生場所が変わったのかも知れない。


5.アカハラダカ観察展望台

 かつては、アカハラダカの観察は峠の堀切から写真の方向を見通す町道の道端でカウントしていた。したがって反対側の厳原方向を渡るアカハラダカは時折注意するものの観察者が少ないときは相当カウント漏れがあった。この堀切の側の小山に観察台を設置することは、アカハラダカ愛好家の念願で、愛好家それぞれの人脈などで当時の厳原町当局に働きかけた結果、この峠が島内で西の朝鮮海峡と東の対馬海峡を同時に見通せる数少ない環境であったことも幸いして平成12年この観察展望台が設置された。
これによって、ほぼ360度近い見通しができるようになり、カウント漏れが少なくなったと思われる。


   厳原側からのぞんだ展望台                     内山側からのぞんだ展望台
    (左手が萱場山に続く)                       (右手が舞石の壇山に続く)


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