佐渡国際トライアスロンAタイプ奮戦記

                                            2007年9月2日開催

8月31日金曜日> 
森野さんの車でジュンペイさん、shiggyさんと4人で いざ!佐渡へ出発!

 

ミヤモトさんは朝5時頃にすでに出発している。
ヤマザキさん、ムラちゃんは土曜日に合流。
曇り空から時折強い雨が車に襲い掛かる。それを見越してバイクには錆び止めをコーティング!
国境のナガ〜イトンネルを抜けるとより一層の雨が・・・・・
まずは石打SAで休憩。

 

空気がきれいになっているので新潟に来た事を改めて実感。
ついでにバイクもキレイに輝いていた・・・・・!

 

新潟港で多くの知人と再会!
ターミナルの食堂でカレーとソバのセットを食べる。

フェリーで爆睡!

実は佐渡Aへのエントリーに緊張から極度の便秘にここ1週間ほど悩んでいた。
新潟に着くとより一層の緊張でお腹の膨満感がスゴイ!
しかし、緊張感が強くなりすぎるとそれすらも忘れてしまうことも今回発見した。



両津港に着き国仲平野を佐和田に向けて出発!
雨も上がり快調!・・・・がどうもshiggyさんのお腹がゲリ気味らしい・・・
便秘と下痢が同じ車に乗っているという妙な構図。
ミヤモトさん夫妻はすでにアミューズメント佐渡で待っているとの事。
しかし、一行はその手前の薬屋さんに駆け込まずにはいられなかった・・・・。



何とか受付会場に到着し、ミヤモトさん夫妻とも合流。
手続きを済ませウェルカムパーティーへ。
佐渡トライアスロンクラブの方々、大竹実行委員長、エンタロウ師匠、TJ誌の謝さん、村山編集長
いろいろな方と沢山話す事ができ充実したひとときを過ごす事ができました。

 
ウェルカムパーティーの風景

右端は広島から参戦のトライアスリート!元気そのもの!
左端は大竹実行委員長(佐渡市副市長)

もちろん、サザエを始めとする海産物は一生分食べたようでした。
もうお腹はパンパンに膨らんでいます。

  謝さんと村山TJ編集長と記念写真!

また、そのノリの延長で「トキファンクラブ」にも入会!?
とどまる事を知らないノリの1日でした。(indexのいろいろにリンクあり)


ネリトラと佐渡トライアスロンクラブの方々との交流

宿へ戻るとまた心のこもった食事が並んでいる。
その食事への配慮は本当に感動するくらいでした。
しかし、便秘のお腹に既にパーティーで沢山詰め込まれている状態では
完食する事ができなかった・・・・・。
ちょっと罪の意識も感じています。



<9月1日土曜日>レース前日
朝、まずはバイクの調整を兼ねてモリノさん、ジュンペイさんと軽装で海岸線を少し走る。
shiggyさんは本格装備して相川方面に走り去っていきました。
その後、ホテル前のビーチで全員で朝スイム。
天気は時間が経つにつれて快晴で海はベタ凪!
遠浅で透明度の高さに気持ちよすぎてなかなか海から出る事ができない!

 

やがて、ジュニア・キッズのレースが始まり、海岸線がバイクコースに。
海パン一丁で応援観戦!

昼前にムラちゃんも合流して昨夜地元のトライアスリートに聞いたすし屋さんへランチに・・・
回転はしてます!・・・が、やっぱり美味しく、グレードを考えると東京より安い。
メニューで「馬のタテガミ」というのが流れてきた・・・・・?
どうも首のところの脂肪分がネタのようです。
誰も興味はあるが手をつけませんでした!

  



午後ヤマザキさん夫妻も合流して競技説明会へ。

 

 
                       日野トラのメンバーとフィニッシュゲート前でパチリ!

宿のトイレでshiggyさんと隣り合わせになり、便秘で踏ん張る個室と下痢で耐える個室から
唸り声が漏れてくる。


<9月2日日曜日>レース本番
  朝から弱い雨が・・・・・  予報もあまりよくない・・・・・ 1日中雨との情報も・・・・

しかし!スイムの時は雨が背中を叩いていたが、バイク・ランの最中には雨らしい気配はなかった!
 
スイム競技
競技開始時は波もなく穏やかだったが、最後のブイを回る頃からうねりが出てきた。
体が翻弄されるくらいのうねりでした。
スイムバトルでは感動しました!
周辺にいる選手みんなが人と一度ぶつかるとそれを避けるように配慮して泳いでいます。
泳いでいてもそれがはっきり分かります!
一人一人の無駄なバトルを避けようとする自覚が浸透しています!
何か泳ぎながら嬉しくなって幸せな気分になってきました!

レースはというと、どうもうまくウェットを来ていなかった為らしく足の部分のゴムがねじれていたようで、
前方に4〜5人が並んで泳いでいるので、平泳ぎ体勢で抜けるコースを探している時
両膝を曲げて踵をお尻近くに持っていっているため
圧迫され太ももの裏の二頭筋が痙攣を起こしてしまいました。
まだ、第1ブイも回っていない最初のところでです。
思わず悲鳴に近い声を上げてしまいました!・・・恥ずかしながらm(_ _;)m;;;;;;
過去にバイクの後のランで太ももの裏が攣った事はありましたが、
スイムで両方同時に攣ったのは初めてでした。
もう膝を伸ばす事もできません。両膝曲げたままです・・・・ゥゥゥゥゥゥゥゥう・・・
久し振りにちょっとパニクリました!・・・・・恥ず菓子ながら・・・m(×_×;)m

・・・で、仰向けになって浮いているとドンドン後方から選手がやって来るのが見えます!
・・・・・・・ヤバイ!
軽くカエル足をやってみると後ろから来た選手の顔を蹴ってしまいました!・・・m(×o×;)m;;;;;;
今回はバトルマナーがいい!・・・なんて思っていながら、アッシが選手を蹴ってしまいました・・・
その選手と顔が合い、片手を前に出し「ゴメンナサイ!」と叫ぶように謝りました!
(※もちろん、仰向けのままです)
その選手は「ドンマイ」といわんばかりに軽く手を挙げて泳いでいってくれました・・・・ホッ!
その選手がこれを読む機会がありましたら、改めてこの場を借りて謝罪致します。 m(_ _)m

痙攣が収まらないので、近くに来たライフセーバーの人に
「ちょっと掴まらせてもらえませんか?ウェット直したいんですが・・・」
・・・・で、掴まらせてもらい、
少しウェットのズレを修正してしばらく足の力を抜いて浮き血流を促進しました。

お陰様で回復し快適に泳ぎを再開することが出来ました!
本当に透明度がすごいです!沖縄のようにブルーではなくグリーンなんですが
少し離れているところで泳いでいる人の全身がよく見えます!
眼を下に向けると魚が泳いでいるのがはっきり見えます!
(・・・そういえば、shiggyさんが昨年泳いでいる時ヒラメが見えたと言ってましたが、
昨夜の料理でヒラメの船盛りが出てきて、再会を喜んでましたね・・・・)

最後のブイを回るとうねりがかなり出てきました!
結構体が揺さぶられます!  久し振りのうねりの経験です。
みんなは大丈夫かな?  なんて余計な心配してます。
右ブレスでは海水を飲まされるので、左ブレスに変えました。
ブイは見えなくなる分ヘッドアップクロールを4〜5回ごとに入れました。
うねりが高いところでヘッドアップするとよく見渡せます!
気持ちがいい!  翻弄されるのも面白い! 7〜8年前のNZ以来です!

その時、後頭部に違和感が・・・・・
クラゲでもついたのかな? と思い、手で払いのけたら自分のスイムキャップでした。
うねりに流されて離れていきます。
そのまま行こうかと思ったら、ライフセーバーがいたので
大声で「キャップ無しでいいですかね?」と聞くと
「被った方がいいですね!安全の為にも・・・」と。
・・・で、キャップを追いかけて左方向に泳ぐ事に。
沈んだら大変! と少し焦る!  が、キャップは沈まず漂っていましたが。
ボードの人も一緒に来てくれた。
キャップを捕まえると片手では被る事ができなかった為、
ボードに両肘をついて被らせてもらいました。
(※今回ボードの人には大変お世話になりました。)
いろいろありながらも何とかスイムフィニッシュ。

トランジッションエリア
便秘状態がスイムでお腹が冷えたのか、猛烈に便意が襲ってきた!
バイク用に着替え、バイクを持ってトイレに駆け込む!
しゃがんでいると通過する選手の音が気になる!  
・・・・・・・・・非常に気になる!
お腹の痛さが一段落すると気もそぞろにすぐにトイレから飛び出す!

バイク

いよいよ、ず〜っと恐怖に感じていたバイクが始まった!
まずは大佐度!
海岸線を軽快に走る。
小木も控えているのであまり必死にならず気持ちよく走ることを意識した。
昭和を感じさせられる低い家並みの間を走る。



そこを抜けると小刻みなアップダウンが続く。
トンネルも意外に何回もくぐる。(※スモークのサングラスは避けたほうが楽!)

 

大佐度の景色はバイクのハードさを和らげてくれる。
晴れていればもっと海の色がきれいに出て迫力もあるらしいが、
うす曇でも段々波が荒れてきて日本海らしい雰囲気が堪能できた!
時には日本らしく感じない海外のようなダイナミックな景色もある!
ギアチェンジを上手くすると快適に走れるコース。

何回かトンネルをくぐると眼の前にZ坂が立ちふさがるように現れる。
Zの文字が山の斜面に張り付いている感じ。
そこをすでに登っている選手の列が見える。
ちょっと手に汗がジワ〜っとにじみ出てくる。
・・・・・やがて、のぼりに差し掛かってくる。
・・・・・・・・・・・・・・・?
昨年、小木の坂を登っているとき、ハアハア〜ゼイゼイ言いながら、肩が大きく揺れていたが
今年は同じような選手をZ坂の前方に見かける。
その選手を今年はペダルを回転させながら、呼吸も乱れる事無く抜いていける!
決して速くはないが、意外に登れることに自分で驚いている。
その時思わず、うどんdeバイク&奥武蔵は凄いんだ!やってて良かった!と実感した。
その後も登りはあるが大きな消耗もなくマイペースで走ることができた。

大佐度難所が終わり両津の先まではフラット!
ガンガン踏み込める!
・・・・が、何か前輪に音がする。
見るとブレーキシューがホイールに触れている。
触ってみるとUの字のパーツが曲がっていた。
走りながら直そうかと何度か試したがうまくできない。
まあ、あまり抵抗になっていないのでガンガン行っちゃえ! で行く事にした
なにしろ、15時にはランスタートしないと完走が危ない!
ただ、音がしているとなんだか遅くなっているような気がしてしまいます。
でも、メーターで速度が確認できるのでとりあえず行く事にした。

次は小佐渡
両津を過ぎると小佐渡が始まります。
昨年も経験しているので気持ちが少しは楽です。
・・・・が、DHバーに異変が!
アームパッドの部分のネジが緩み、固定できない。
肘が安定せずDHポジションが取れなくなった。
無理に取っていると肩、首に乳酸がドンドン溜まってくる!
その後はDHバー自体も不安定になり動き始めた。

時間も12時を過ぎ、15時にランスタートを目標にしていたのが出来なくなりそう・・・・
ハンドルポジそのまま行く事にした!
肩と腰が段々きつくなってきた。  赤泊までが長かった・・・・!
やっとの思いで小木ASに到着。
このままでは小木の坂以降は大変になりそうと「メカお願いします!」と叫びました。
メカの方にDHバーとブレーキを調整してもらい、その間エイドで昼食?
気持ちも新たに小木の坂にアタックする事ができました。時間は14時を過ぎてしまいました。

小木の坂も昨年より気持ち的にも余裕で登ることができました。
ふと、「うどんdeバイクをやっていたら、もう佐渡の坂は怖くないな!」と実感。
しかし、昨年もそうでしたが小木の坂を登ったあとのほうが大変です!
トドメのようにジワリジワリとスタミナを奪う向かい風と繰り返すアップダウンが待っています。
今年もそこからが大変でした。もちろん、それまでに150km以上走っているわけですから・・・・。
バイクコースでも合計3回トイレ休憩しましたが、何とかお腹も収まってきました。
(※内1回は昨年と同じところを使いました!)

なんとか15:30頃には佐和田の商店街に帰ってこれました。

ランに入っているミヤモトさん、モリノさん、ジュンペイさん、shiggyさんと連続で会います。
  

  

ラ ン
トランジッションエリアで帰路につくヤマザキさんとすれ違う。
最後のトイレを済まし、ランスタートするころには15:45になっていた。
制限時間に間に合わないかもしれない覚悟はあったが、
ギリギリまでやらなければモッタイナイ! どこまでやれるか知りたい! 
そういった気持ちが優先し、気持ちよくスタートした!
八幡WSまでは足が慣れずにバタバタとお腹をだしながら・・・・・

  
お腹の中には佐渡の美味いものがたっぷり詰まっている!

金丸ASで念願のおにぎりにパクつく。 やっぱり美味い! 3個いただいた! (^ヘ^)!!!!!
さあ、ここからが名物「田んぼのコース」!
しっかり補給して行くぞ!・・・・・・・GO!

・・・・・・・・が、何故か途中からもの凄い睡魔に襲われ始めた!
宮古でも多少睡魔はあったが、これは半端でない睡魔が襲ってきた。
きっと、疲れきった体が要求しているのでしょう。足も手も動く事を拒否しているかのようです。
田んぼが終わり一般道の坂道に入ると、薄めを開けて下の白線を見ながら歩いていた。
半分寝ていて、半分起きている状態が続く・・・・・・

宮川ASあたりでバスが横を通過した。
中から私設応援団から激が飛んできた!
ハッと目が覚める!
補給しスタッフの方達と会話をしながら再び先へ急ぐ?!



しかし、大野WSまでの間にまた睡魔が襲ってきた!
時々、カクっと横にふらつきながら走っているんだか歩いているんだか分らない状態。
すれ違う友人達から声がかかるが、返事は返せても誰からの声だったかわからない状態。
突き当たりの神社までに目が覚めて、応援団のみなさんを確認できた。

 応援団のみなさんには感謝です!
H、TORIさんが後方に!

金井ASまで何とかたどり着くが、関門5分前と告げられる。
そこから何とか次の皆川ASまで必死に走ってみた。関門に間に合った・・・・
スタッフから「その次のエイドまで20分ちょっとあります。」と・・・・

しかし、もう足は引きずっている状態でペースアップというより耐えているだけの状態。
やがて、神社の前に到着。
ヤマザキさん始め応援団の方達からの激を受ける。
間に合わなくてもいけるところまで行ってみよう!  それしか頭になかった・・・・

・・・・・・やがて、次のASが見えたが、同時にハザードの光も見える。
・・・・嫌な予感が・・・・・・・・・・・
そばまで行くとマーシャルが車から出てきた・・・・・・・・・
ここで折り返そうかな〜・・・・逃げようかな〜・・・・・・・・・・・
丁寧な説明を受け、バスに・・・・・・・・・・・
バスの中に入り、おそらく・・・・5分以内に・・・・爆睡・・・・・・・・



来年はもちろんAタイプでリベンジです。

本当に練習の成果がきっちり出る大会ですね。
誤魔化しは一切通用しないコース。
しかし、暖かく優しい大会でした。
ますます佐渡の魅力にはまっていきます

ネリトラのバイク練習で充分通用したことも確認できました。
次のステップとしてスイム・バイクを維持したままラン強化に入ります。
ランが強化できれば、そこで鍛えられた心肺機能でスイムはタイムアップします。
体重が減る事でバイクの登板力も上がります。

メタボリックから選手復帰計画最終章の始まりです。
その先にはいろいろなチャレンジもあります。

まずは、アイアンマン・ストロングマン・アストロマンの3冠達成を目差して・・・・・



ジュンペイさん見事リベンジ!

 膝を負傷して完走のshiggyさん!やっぱりスゴイ!
ブランクもものともしなかったモリノさん!

  
仕事の合間の大会参戦のムラちゃん!       有賀夫妻も相変わらず元気に参戦



宿の大女将と記念写真!

尖閣湾にて・・・


ゆったりとした時間が流れる・・・・

地震雲かと大騒ぎ!


 
あゆの生息する清流に見入る。   雨水が山をくぐって川へ注がれる!

あいにくの雲に覆われたドンデン山荘

しかし、突如雲のあいだから両津が見える。
まるで映画のスクリーンのようでした!

  

両津の民芸食堂で食事。扇子がメニュー。


佐渡の上だけに黄金色の夕日が差していた!(帰路の船上より)