それぞれの佐渡2010

          2010年9月5日 天気:晴れ  気温:朝25℃ 昼前後から32〜3℃  水温28℃






 ヒヤマコウイチの佐渡チャレンジ!

 ジュンペイの佐渡チャレンジ!

 SHIGGYの佐渡チャレンジ!

 ナカムラ屋のA定食

 チョイワルオヤジのA定食

 TANNYの佐渡遠征記

 やまぼうの佐渡奮戦記

 ミナミの佐渡トライ


















































≪ヒヤマコウイチの佐渡チャレンジ!≫


2010佐渡国際トライアスロン大会 Bタイプ出場

−9月2日(木)
大会出場の為今まで準備はしてきたものの大会当日は気温が高いのが確実、
菊池弁護士のブログを読み脱水症状、熱中症対策の為急遽渋谷のアートスポーツへ、
そこで何時もアドバイスをくれるお兄ちゃん(この人も佐渡Bに出場予定、前日開会式でも会いました。)
を捕まえ聞くとエレクトロライトショッツを勧めてもらい即購入、
ラン用のボトルと補給が同時に入るポーチも同時購入しました。
(ちょっと高かったけど熱中症になるよりマシと思いました)

同時に準備物の確認の為大会出場の書類関係、ウェア類、補給類などに分け紙に書き込みました。
(会社には内緒ですが木曜からほとんど仕事が手に付きませんでした。)
帰宅後は準備及びトランジッション、補給のイメトレでした。

ちなみに皆さんのアドバイスを参考にし、自分で考えた補給はスイム前にカロリーメイト4本、
ベスパプロ1袋、バイクではカロリーメイトを4本、ザバスピットインリキッド6本、
ベスパプロ1本(フラスクに入れて)、口直しののど飴と種なしの干し梅干しをウエストポーチに入れました。

またボトル大の方に水にエレクトロライトショッツ2粒を入れたのと水だけの小を準備しました。
ランは一番苦手で脱水症状には絶対なりたくなかったのでショッツ2粒、
パワージェル5本、ベスパハイパー2袋を準備し
バイク時に貰うであろうボトルにショッツを入れ少しずつ飲みながら走ろうとイメトレしました。

−9月3日(金)
仕事終了後早々に帰宅、
食事後準備物の再確認しアレックスにアランを積み込み
(日山家の長女は物に家族同様名前を付ける癖がありドイツから来た車にアレックス、フランスから来た自転車にアランという名前を付けています)
夕飯後9時前には就寝しました。

−9月4日(土)
夜中の1時前に起き準備の最終チェックを終え
(最近年のせいか忘れ物が多いと嫁に言われているので)嫁と一緒にいざ新潟に向け出発、
嫁は私が寝ている間も留守にする家の家事をしていたので
谷川岳前から気持ちよく睡眠していたのでスピードは控えめにして
車がほとんど通らない関越道を貸し切ったように新潟を目指しました。

5時30分ごろ佐渡汽船乗り場に到着するとすぐに中村ファミリーと遭遇、
ここでドキドキ感が少し和らぎフェリーに乗り込むことになりました。
フェリーの中でも中村ファミリーのおかげでリラックス出来、
また中村さんから直接のアドバイスと共に秘薬を2袋(これが当日すごく役にたちました)を頂きました。
 ヒヤマさん、ナカムラさん到着(浦島前)
午前9時両津到着後はバイクコース下見を兼ねて小木経由で大会会場を目指そうと思いました。
車で2時間かけ小佐渡の海岸沿いの奇麗な海に感動し、
そして小木の坂をチェックしながらネリトラの仲間と合流したのが予定どおり11時過ぎでした。
(この日自分が通った坂は大会コースとは違い一本手前の緩やかな坂だった事が当日判明、
チェックの意味なかったと思いそして後悔しながらペダルを回したのは一生の思い出と笑い話になりそうです)

その後選手登録、みんなとネリトラ指定の回転寿司で美味しい昼食、

ホテルにチェックイン後また会場で開会式、説明会参加と前日の予定をクリアしていきました。
緊張のあまりフェリーでも眠れず長い一日を過ごしたせいか
夕食時のビール1本がきき8時過ぎには爆睡、当日4時起床まで十分な睡眠がとれました。

−9月5日(日)
《スイム》
いよいよ本番、
気持ちよく午前4時過ぎに目覚め嫁と一緒に準備し会場近くの駐車場でバイクにホイルをセットし歩き始めたら
谷口さんとタケヤ隊長と遭遇し共に出陣となりました。
トランジッションに行くとなんと私のナンバーが書かれているポジションが一番端ですごく分りやすい、
思わず「ラッキー!」と思いました。



荷物を置いた後Aタイプの出発を見ようと谷口さん、タケヤ隊長と共に駆けつけると
ジュンペイさん、ミヤモトさん、原さん、中村さんを発見、お互いの健闘を誓いながら見送る事になりました。

その後Bタイプの3人で仲良く腕にナンバーを書いてもらい
足にチップ(?)を付けトランジッションに戻りスタート準備をしました。
ナンバーは年齢順になってしたので
32年コンビの谷口さんとはご近所でいろいろ声を掛けて頂いたり質問に答えてもらったりで焦らず準備が出来ました。

スタート15分前谷口さんについてゲートを超え入水チェック、
その後集団の左側でスタンバイ、7時のスタートの合図で暑く(熱く)長い一日の始まりです。
遠浅の海を沖に向かい長々と歩き自分より前の人が泳ぎだして初めて自分も泳ぎだす。

ずーっと砂浜が続きその後岩場が見えてきた。
透明度が良く小魚も見える。
ネリトラH・Pの谷口さんのブログに書いていた「ミネラル豊富で豊かな海」を思い出しながら、
ペース配分を考えながら一つ目のブイを目指しました。
途中二つのブイの近く以外はバトルも無く又ヤマザキさんのブログに良く登場する
クラゲに遭遇することも無くゴールを目指しました。

ただ途中目標確認が出来ていないみたいでジグザグに泳いだ気がします。
(今後GPS機能付きゴーグルを作れば売れるかも?)
岸が近くなるにつれて砂浜が近くに見えてきた。
到着!と思い立ち上がる。

同時に前の人も立ち上がる。
谷口さんだ!「谷口さん!」と声をかけると谷口さんも驚いた。
700人近い人が泳いでいてこんなに近くでゴールする32年コンビは何かで繋がっている?と思いながら、
ただトラの大先輩より先に出ることをためらいながら1秒先にスイムゴールをしてもらいました。
佐渡の海、楽しく泳がしてもらいました。
ありがとう!

《バイク》
谷口さんを横目で見ながらバイクスタートの準備をしているとタケヤ隊長がバイクを引いてスタート、
この人とは当分会うことは無いなと思いながらタオルで体を拭いてウェアを着る。
ソックスを履こうとしたとき足に砂がべっとり付いている事に気付く。

イメトレには無かった事、想定外と反省しつつタオルで足を拭いたり、
叩いたりを繰り返しなんとかソックス、シューズを履く。
谷口さんはまだ出てない。ヘルメット、グローブを装着しバイクスタートになりました。

ここで以前西尾さんが言っていた「最初からの飛ばしすぎはだめですよ。」というアドバイスを思い出す。
マイペース、マイペースと言い聞かし補給のタイミングも考えながら走る。
しばらくすると沿道での人の応援が目に入る。
みなさん笑顔で温かくエールを送ってくれる。
出来るだけ応えようとあいさつをするようにした。

ただ国仲平野は追い風と言っていた谷口さんの言葉を思い出した時、
そのわりにはスピードが出ないと思いトラブルの心配をする。
その時、右横を谷口さんが通過。
やばいと思いながら追いかけ会話を交わしながら両津を右折、
最初のエイドで水を受け取る。(補給も順調)
しばらく谷口さんの少し後方を走っている時、
突然去年の谷口さんのブログを思い出し、
そして今まで1年半この大会を目指している自分を励ましてくれた
ジュンペイさん、ヤマザキさん、やまぼうさん初めネリトラメンバーの顔や今までの練習風景が走馬灯のように
頭の中に浮かんだ瞬間涙が溢れだし止まらなくなりました。
また海岸沿いの漁村でおじいちゃん、おばあちゃんの「がんばれ!!」の声援に応えようと出来るだきお辞儀をしたり、
手を振っているとまた涙が出て止まりません。



サングラスで見えないから良いかと思い、自然に任せました。
上り坂では私が前に出て、平地では谷口さんが前に出ての連続で小木の坂の手前のエイドに到着。
ここで初めて自転車を止め補給をしっかり取り、
コーラを初めて味わってポーチに溜まったゴミをボランティアの人に渡しスタート。
前日の下見とは違う本当のキツイ小木の坂の途中で谷口さん発見!
お先に失礼して登りきる。
その後も下ったり登ったりが続き海岸に出る前の少しの登りで右足に痙攣が・・・
やばいと思い前日中村さんから貰った秘薬を飲む。
これがすぐに効いて再びスタート。

ゴール手前の海岸沿いでは向かい風と覚悟していましたが反対に追い風でした。
ランに入る前なので体力温存できた気分でゴールに近づくと反対からランに入っている人たちとすれ違う。
みんな暑そう、テンションが下がりながら無事バイク終了を迎えることが出来ました。
コース上で応援してくれた佐渡のおじいちゃん、おばあちゃん、
すべてのみなさん!そして元気な声でボトル、バナナを渡してくれたエイドの小、中、高生のみんなありがとうございました!

《ラン》
いよいよ問題のランスタート。
ショッツを1粒バイクで温存していた水の入ったボトルに入れて熱中症対策完了、
商店街過ぎまでなんとか走ったがその後八幡までが長く途中で歩き出す。
これで最後まで行けるのか?と思いながら八幡のエイドで水を浴び再びスタート。
途中またまた登場の谷口さんに抜かれる。

その後折り返しまで谷口さんに着いていくことだけを考え走ったり歩いたりが続き、
エイドでは水を頭からかぶり折り返しの畑野エイドまで到着。
今までは無かった氷が畑野にあった。

ランスタートの時から首に巻いていた薄いタオルに氷を入れてもらい首の後ろを冷やしました。
また帽子にも氷を入れてスタート!折り返しでの時間は13時35分
、頑張れば目標の8時間以内にゴール出来るかも?という気持ちが頭を過る。

畑野からのエイドステーションでは往路には無かった氷ありその都度同じように首、頭を冷やし、
また下りでいつものランのリズムが出てきて走れる時に走ろうと思い
今まで前にいた谷口さんを追い抜きエイド以外では走り続ける事が出来無事完走できました。
(谷口さんがちょっと気になりましたが)

往路では大丈夫かな?と思い涙が出て、
復路の商店街(ゴール手前)ではまたまたネリトラメンバーの顔を思い出し涙が溢れ出してきました。
(今、完走記を書きながらも涙が出そうになります。今回トライアスロンは涙腺を緩めるスポーツなんだと実感しました)

ゴール後ジュンペイさんから聞いていた氷水が入った<たらい>につかり
クールダウン後谷口さんのゴールを迎え堅い握手。
谷口さん本当にありがとうございます!!

そして沿道で井戸水のシャワーや冷たい麦茶、スイカ、塩飴を準備してくれた
佐渡のみなさん!エイドで「ガンバ!」と声をかけてくれた佐渡の子供たち!ありがとうございました!!
また来年も逢いましょう。

ゴール後宿に戻り入浴と早い夕食を済ませAタイプの帰りを待つため佐和田の商店街へ、
安達さんはすでにゴールしていましたがその後ゴールするメンバーをハイタッチで迎える事が出来ました。
感動!感動!感動でした。
ちなみに嫁もジュンペイさんのゴールは特に感動!
また「昨日はイカつく見えた人もゴールの瞬間は良い顔したはるね。」と言っていました。
(多分青木さんのことだと思います)(笑)


今年の夏は終わりました。



トライアスロン初参戦、初完走出来たのはみんなとトレを重ね
そしてみんなで参加してるんだという気持ちが強かったからだと思います。

ネリトラに感謝です。ネリトラ最高です。

来年はランのエイド以外では遅くても走ってゴールという目標を立てようと思います。

今年佐渡に行けなかった皆さん、来年は是非一緒に感動の佐渡に出かけましょう!













































































ジュンペイの佐渡チャレンジ!

皆さん応援ありがとうございました。
なんとか完走できました。
ランをスタートしようと出口で水を補給していると
Shiggyさんにバッタリ、
一緒に行こうか迷いましたがランはキロ8分で走る計画をしていたので
Shiggyさんとは別行動に、
あっという間に見えなくなる(Shigggyさんは1時間先着フィニッシュ)。

5キロ金丸エイドで1分30秒遅れ次の10キロ畑野エイドで3分遅れ、
ここから走りが益々遅くなってきて15キロ皆川エイドでは
10分遅れ益々走りが辛くなってきて歩き出し
リタイヤしようと考える。

折り返してくる選手の中にShiggyさんを探す。
実はランスタート時に「絶対完走するんだよ」「了解」と返事をしていたので
せめてShiggyさんにだけは伝えてからリタイヤしようと思ったからです。

ところが折り返してくる人は山口さん南さん中村さんみんな「頑張って」と声を掛けてくれる。
結局Shiggyさんには会えず。
17キロ第1折り返しの金井エイドに着いてトイレや補給をしていると
過去2回リタイヤした第2折り返しの潟上エイドまで行ってリタイヤしようと考えが変わる
(潟上エイドにはリタイヤ者を収容するバスが待機しているから)。

もうこの頃になると周りは真っ暗
22キロ地点の日吉神社の所を走っていると自然と涙が込み上げてくる。
なんの涙か分からないがレーススタッフに気付かれると恥ずかしいので必死に堪える。 
26キロ第2折り返しの潟上エイドで補給してスタッフと会話していると
行けるところまで行ってやろうという吹っ切れた気分になる
(多分気温も下がってきたせいだと思う)。
こう考えると凄く体も気分も楽になってきました。

今度はいままでリタイヤを決意し思いっ切り歩いて楽していましたがここからは時間との戦いです。
28キロ瓜生屋エイドまではなぜか結構良いスピードの選手に前後に挟まれて時間を稼ぐことが出来ました。
29キロ大野エイドまでは前に出て引っ張ってやろうと思い走っていると
脹脛に痙攣がきて後退 後ろから追走。

32キロ畑野エイドで残り1時間半。
34キロ宮川エイドで残り1時間15分。
37キロ金丸エイド残り50分もう時間がないので立ち寄りをパス。
38キロ八幡館エイドここで最後のサプリを補給。



商店街の灯りを目標にひたすら走る。
通りの人達が「お帰りなさい」と声を掛けてくれる。
商店街の灯りを見た時にフィニッシュを確信 
練トラ仲間にハイタッチ喜びが溢れる。
フィニッシュは6分前でした。






































































佐渡国際トライアスロンA参戦記(スイム編3.8k)

 投稿者:Shiggy  投稿日:2010年 9月11日(土)20時56分59秒
いつものように最後尾からの入水である。

遠浅なのでしばらくは歩いていく。
前方では早くも泳ぎだしている。
 

沖に1.3k泳ぎそこから右にまがるところまでがいつも息切れがしてしんどいところだが、
だいぶ左側を泳いでいるので、バトルにまきこまれないでいた。
それでもあごをけられた。 
いたいなあ なんでバタアシで泳いでいるのに蹴られるかなあ。
考えていたが答えはでてこなかった。

それは平泳ぎの人に蹴られたのだ。 
遅い連中は平泳ぎで泳いでいる。 
ということは俺は平泳ぎより遅いということだ。
いまいましいかぎりだ。泳ぐのはクロールで泳げよ。
優雅に泳いで俺より早いなんて…..くやしーです。

やっと1.3kを過ぎてターンすると人が減ってかなり先まで泳いでいるのが見える。
困ったことに平泳ぎがわんさか前を泳いでいる。
抜けやしないと思っていると離されている。
なんだもう全然追いつけない。 
なさけない…くやしーいです。
とりあえずあせらない あせらなーい。

海は透明度もよくきれいです。 
心配されていた水温もなんとか泳ぐことができた。
1.1kして右にターンして後は岸に向かって1.4kもどるだけです。

このころには太陽がまぶしく右呼吸の人には顔を上げるたびにまぶしいことでしょう。
遅い中にも人はいるものだ。
右に左に泳ぎながら岸まで近づいた。
今回はBの人達がいない。
やった ついに7時30分前にもどってこれたと思いきや、1時間35分でのフィニッシュ
アナウンスが聞こえてくる。
Bの先頭選手もフィニッシュ。
Bのトップより早かったのは大満足というところだ。

トランジットで中村さんにあった。
無事2人ともスイムを終えた。
お互いに30分を切りたいですね。という目標は、はかなくもクリアできなかった。

佐渡国際トライアスロンA参戦記(バイク編190k)

 投稿者:shiggy  投稿日:2010年 9月14日(火)12時37分25秒
バイクスタートして、直ぐにゼリーを食べ相川に向けて最初のアップダウンを走っていく。

 

下りを終えたころ音がして何か落としたかなときょろきょろしていると
「何してんのん。」とジュンペイさんが、声をかけてきた。 
今回はスイムが遅かったようだ。
「何か落としたような気がするので」
「別に、なんともないよ」
ゼッケンがとれたかなあ いやついている。 なんともないようなので、
「それでは、いっしょにいきますか」
と声をかけて少し足を速めた。 のんびり走っては申し訳ない。

そのまま、景色を見ながら走った。佐渡は本当に海もきれいで風光めいびですね。
気持ちよく走っていける。
交通規制をしているわけでは、ないのだが、あまり車もなく本当にバイクで楽しめる。

しかしトンネルが多かった。こんなに多かったかなあ。
スモークのサングラスのためオレンジランプのトンネルはいいのだが、
白色のランプのトンネルは暗い。 結構こわい。

バイクにライトを点滅している人を見つけるとその後を追いかけていった。
一人で走るのは、おっかない。
サングラスを下にずらしてメットの間から前を見て走った。
ひやひやものであった。

どこだったかトンネル出口付近にバイクボトルが落ちていてぶつかりそうになった。 
あぶないね。

補給食はカロリーメイトとゼリー4つと練り梅チューブを持っていた。
山口さんからカロリーメイトを食べるにはむせないように
すぐに水を口に含んでもぐもぐと食べるという講習を宿で受けていたことを思い出して試した。
本当に役にたった。
いつもはバナナを食べていたが今年は1本しか食べずにすんだ。
結構おにぎりはおいしかった。



残念ながら練り梅はすっぱくて食べられなかった。
走っていると1333(鎌倉幕府の滅亡ではなく)のNo、南さんを見つけた。
練習の時の山での走りからしてぶっちぎりではないかと思っていたので意外であった。
声をかけて抜いていった。 
調子が悪いのだろう。

いよいよZ坂が近づいてきたのでゼリー補給した。 
Z坂の途中には右手にいやしの滝(かってに命名)があり中々の眺めである。 
登りきって左側に海が見えた時には絶景の眺めでした。
本当に佐渡の景色はいいですね。

今年は、調子がいいかもしれない。
ただ時間を気にするでもなく何キロの表示を過ぎたかを見ても気になることもなく淡々と乗って走っていた。

鷲崎AS?で森野さんにあったのだが、膝がかなりいたいのか
「もう、だめそうです。 両津でリタイアします。」
「無理をしないでがんばってください。」
わけのわからない励ましをしていた。
「気にせず、先にいってください。」
「それでは先にいっちゃいます。」
と声をかけて先にいってしまった。

その内ふと、今までレースでパンクをしたことがないなあと思いだした。
今回はどういうわけか、シャカリキになることがなくただひたすらバイクを楽しんでいた。 
ところが、両津の手前でついにパンクをしてしまった。
やけに後輪がふらついているので触ると少し空気が減っている。
空気が抜けたかなあと思い立ち止まって空気を入れて走り出した。
5mも走らない内にもっとふらついてきた。
こりゃパンクですね。

田んぼのど真ん中で日陰がない。ちょっとつらい修理となった。
チューブを変えている途中でジュンペイさんに追いつかれて抜かれていった。
後は、だれが通り過ぎたかは、わからずじまいだった。
パンクの修理後は、ちょっと焦ってしまった。
こんなにゆっくり走っていては、完走もむずかしいかもしれない。 
少々がんばらないといけない。 
ただどうも後輪に空気が少ないせいか、少々バイクが重く感じられる。

両津の街中で中村さんの奥さんにあった。
「中村さんに会いましたか。」
実は、返事を聞けないまま通り過ぎていた。
後から聞くと何分か前に通過していた。
ということはパンクの修理中に抜かれていたようだ。

途中でボランティアの人にトイレを教えてもらい、その時初めて時間がきになった。
自分でも時計をしているので見ることができるのだが、なぜか尋ねた。
「何時ごろですか。」
「2時ごろですよ。 急がないと間に合いませんよ。」
そういえばもうあまり周りに走っている人がいないなあ。
一人旅になっていることすら気づいていないのだ。

すぐにバイクを飛ばしていった。
初めて自分の時計を見ると、まだ1時30分にはなっていなかった。
まだ40k以上残っていた。 
相変わらずあせることもなく、次のエイドではおにぎりを食べよとのんきに考えていた。

やっと小木の手前のエイドに立ち寄った時には、おにぎりのことしか頭にない。
おにぎりを口に入れてそのまま、出発した。
あせっていないと思っているのに体はめちゃめちゃ急いでいる。
右におれるとそのまま小木の坂にぶつかった。
口の中いっぱいにおにぎりが入っているので息をするのが苦しい。
沿道の人が応援してくれるのだが、苦しくて答えられない。
見ている人も口がふくらんで苦しそうにしているのを見て笑っている。
坂の苦しさなのか息のできない苦しさなのかあたふたしながらボトルの水を飲んだ。 
ほっと一息!

いやはや大変な目にあった。 
エイドで休まず口に入れて飛ばしてきたのでえらい目にあった。
補給は十分にしてから、走るべきでした。
そんなこんなで坂を上がっていたので、苦しさが、坂なのかおにぎりなのか考えるまもなく登っていった。
おにぎりを食べ終わっても坂は終わっていなかったので小木の坂はやっぱり長かったかな。

まあその後はバンバン飛ばしていったつもりですが、よく覚えていない。
その後、真野湾に出て佐和田が見えてきた。
従来は向かい風なのだが今年は追風になっている。
少し抑えてバイクを飛ばした。
八幡WSを過ぎたころ傘をさして歩いているアスリートを見かけた。
とても風流な人もいたものだ。

そのまま、バイクフィニッシュした。
(Bike 7時間46分: 15時21分)後6時間9分

<トランジット>
バイクパンツを履き替えていざ出発というところへ偶然にもジュンペイさんと会った。

佐渡国際トライアスロンA参戦記(ラン編42.2k)

 投稿者:shiggy  投稿日:2010年 9月17日(金)21時43分49秒
出発前に、管理人さんからの差し入れOS-1を飲んだ。バイクの前に半分これが効いたのか疲れなし。

「それじゃ、いっしょにいきますか。 キロ7分で」
「キロ8分でいきますから、先に行ってください。」
走り始めて やはり気にかかり再度振り返って
「絶対完走ですよ。」
「了解」
と、ちょっと心配でしたが、ジュンペイさんを残して先に走り始めました。

八幡WS(3.7k)を過ぎて橋で足が止まってしまった。
ちょっと暑くてたまりません。
このままでは、まずいと思いながらゆっくり走りだした。

宮川AS(8k)前で傘をさして歩いている風流な選手を見つけた。
ひょっとしたらづーと歩いていたのではないか。
どんな人か興味深くて追い越す時顔をみると、
ななんと山口さんではないか。
「どうしましたか。」
「日が沈んでから走ります。」
驚きです。
普通は余裕ができて歩き始めるのですが、ゆっくり休んでから走るようです。
「それでは、時間がないので先にいきます。」といって先を急いだ。大したものです。

畑野AS(10k)では脱水症で倒れている人を見かけた。
この後、神社にぶつかり金井AS(17K)までが日陰もなくかなりつらい走りとなった。
途中で青木さんとすれちがった。 
余力がありそうで楽しんでいるようだ。

金井ASで補給をして走り始めたところへ山口さんがやってきた。
さすがもう追いついてきたと思われた。
しばらく歩いてまた走り出した。

南さんと中村さんとすれちがった。
2人とも足が速いので追いつかれるのも時間の問題であった。
神社を過ぎて再度青木さんとすれちがった。
まだまだ余裕がありそうだ。

次のエイドの手前で南さんに追いつかれた。
すでに日は落ちていたのでだいぶ体が楽になってきた。
少しピッチを上げて南さんを追いかけた。

エイドで相変わらずコーラを飲んでお茶を飲んでオレンジ食べてと
十二分すぎる補給をしてのランであったのでおなかがタポタポと鳴り始めた。
あまりにも水分取りすぎじゃない。

次の潟上ASではすっかり暮れていて南さんとすれちがったのも分らずじまいであった。
またコーラ、お茶、オレンジ、おにぎり食べてばっかりです。
走り出すとおなかがタポタポなっています。コーラを手放せません。

もうまっくらな中を前方のタスキが薄明かりでゆらゆらと幻想的に見えます。
これがなんともいえず、ひたすらゴールに向かって走るのが、気持ちいいです。

またエイドがきました。
しばしコーラ….とおなかがタポタポと鳴らして走っていきます。
他の人と話すこともなく、一人トラの競技にひたっています。
足は、軽快に動きます。
今日は、いつもの悪魔のささやきがありません。
なぜだろう。もうすでに歩いても間に合う時間なのに、そのまま走り続けています。
時間を気にすることもなく。

畑野ASでまた、コーラを飲んで
「あーおいしい。」というとボランティアの人もいっしょに合わせてくれる。
もう言うことが分かっていて楽しんでいるようだ。
感謝です。
お礼をいいながらまた走り出す。
相変わらずおなかがタポタポなっています。
ひたすらゴールへと足を進めた。
今回は余力があり止まることもなく走れる。

八幡WS(後3.7k)のころには、来年も…と声が聞こえてくる。
「もちろん来年もきます。応援をよろしくお願いします。」もう少しで商店街になります。

いよいよ商店街が見えてきた時には、
もう終わるんだなと思い去年はスイカを貰ったのだが今年もあるかなあ、
食べたいなときょろきょろしていたが残念ながら今年はおいていない。
おなかがすいているわけではないが食べたいなあ、
おなかはタポタポしているけど。

おー中村さんの奥さんが見えました。
その後ねりとらの仲間が見えてきました。



うーんいいですね。
気持ちいいですね。
ハイタッチをしてついにフィニュッシュです。

今回も完走できました。
時間はちょっと出来すぎでしたが。
後は、これからもどってくる仲間の応援しよう。

楽しい大会の後の余韻がずーっと残っている感じがなんともいいものですね。
また来年も…..

















































































A定食 デザート1

 投稿者:ナカムラ  投稿日:2010年 9月11日(土)22時34分18秒
昨年は運良く完走できたものの今年はそうはいかないだろうと考える。
理由その一 : 1週間前から食欲減退 夏に強いつもりだがさすがに夏バテ?
理由その二 : 右足裏に腫れ物 痛みはないがフルマラソンではどうだか……?
理由その三 : 説明会では水温が高く危険ですのでスイムスキップOKです…….って脅され。



当日朝トランジションでダウナーな気分で準備をしていると
スタッフが走ってきて「クラゲが一杯いまーす!十分対策をしてくださーい!」と駄目押し。



ウェットスーツを一人で切ることができず、隣の人に手伝ってもらう。
御礼にクラゲ撃退クリームをどうぞと差し出すも「私、スイムスキップしますから。」との答え。
言われてみると確かにもう上下バイクジャージを着ている。
羨ましく思いつつもじゃあお気をつけてとスイムスタートに向かう。
1mでも泳ぐ距離は短くしたいので、いつものように試泳はナシ。

Shiggyさん、ミヤモトさん、Junpeiさんとお会いでき、互いの健闘を誓う。
家族と管理人さん、ヒヤマさん、タケヤさんに見送られてスタートする。

泳ぎ始めてしばらくすると左ブレスなので上ってきた朝日が目線に入ってくる。
実は前週に佐渡用の大きなスモークゴーグルを買ったのだがプールで泳ぐと視界がゆがんで気持ち悪い。
結局前から使ってた小さなクリアゴーグルで泳ぐつもりだったのだが、
前日に浦島の前で泳いだときにスモークの方が良かったので本番はそちらを選択……で正解!

1つ目のブイが見えたころに平泳ぎをする人が行く手を塞ぐ。
ペースダウンして様子をみるが一向にクロールに変わる気配がない。
もしかしてこの人はずっと…?という不安がよぎり
右から追い越しにかかる。
追い越し際に左足にキックを2発喰らったが大事には至らず。

2つ目のブイに差し掛かろうとするころに右手の人差し指と薬指がくっついてしまう。
なんだか状況が掴めないがどうも手が攣っているらしい。
ネリトラスイムでやるように手首を振りながら入水したり、
袖口から海水を入れたりしていると少しずつ回復する。

2つ目のブイを曲がったところでBタイプ選手との合流に備えて意識して一番左端を泳ぐ。
そのおかげで青いスイムキャップはまったく見なかった、
というか合流点のブイさえ気づかなかった。

ここまでずっと胸がつっかえた感じであったが
それは間違いなくスタート直前に食べたバナナと一気飲みしたスポドリのせい。
ついにウッとこみ上げてきて撒き餌してしまうのかと思ったがガスだけが出てセーフ。
あと500mくらいのところでは海草がやけに多くて手足に絡みつき、プチサルガッソ状態に。
それも過ぎればあとはペースをあげてスイムフィニッシュ。
1時間30分は切れなかったが去年よりは10分近く短縮できて自分としては上出来である。

トランジションに戻るとすでにマイクさんが着替えてバイクスタート寸前。
新しいウェットはすぐに脱げたが
その後5本指ソックスとバイクジャジを着るのに手間取って結局15分ほど費やしてしまう。
その間にも目の前をShiggyさん、Junpeiさん、ヒラサワさんが次々通り過ぎてゆきネリトラデッドヒート。

A定食 デザート2

 投稿者:ナカムラ  投稿日:2010年 9月14日(火)06時22分41秒
頭痛バイク編
ファミリー応援団と沿道からの声援を受けてバイクスタートする。



バイクに持ち込んだ物は カロリーメイト10本、パワージェル1本、
ミニ羊羹(練り、抹茶、栗、塩各1本)、アミノバイタル4包、干し梅、
干しイチジク、飴数個とそれから緊急用アイスノン。



スイムを終わった安堵感はあるのだが、
この後の暑さを想像すると気分も今ひとつ晴れず、少し頭痛もする。
キクチさんのブログを思い出し、
いきなりの熱中症はないよなあと思いつつも念のため序盤から首筋に水をかけて走る。

相川の手前で公式記録車と書かれたジープが併走してきた。
カメラマンがこちらを向いてビデオカメラを回している。
ツール気分でポーズを取って答えるが、ビデオの公式記録って何に使うんだろう?
ひょっとして違反者に失格を告げるための証拠にするのかも。
しかし何が違反だろう、首にタオル巻いているからか?
でも昨日の競技説明会ではそんなこと言ってなかったしなあ。
そうか、ヤル気のないトライアスリートの見本にされるのか。
などと考えているウチどこかに行ってしまう。
あとでネリトラを宣伝するのを忘れたことに気づく。

Z坂を過ぎ大野亀に差し掛かったのが10:10。
岬を折り返して両津へ向かう途中で一瞬フラついてしまい後ろから来た人の進路を塞いでしまう。
スグに謝るとそのビアンキに乗ったお兄さんも
「暑いですからねー、お互い事故らないよう気をつけましょう。」と応じてくれる。

暗くて長いトンネルも今日は絶好の冷却ポイントで本当に気持ちイイ−。
機関車トーマスのヘンリーのようにこのままこの中にいたい気分である。
このあたりからカロリーメイトはもう食べる気がしなくなる。



やがて両津の町に入り、ファミリー応援団が待つポイントを11:40に通過。
昨年より20分早いがスイムの貯金10分とバイクでまだトイレ休憩をしてないので
実質的には昨年とイーブンペース。

大賑わいの住吉ASで一回目のトイレ休憩。
忙しいボランティアの方に気を使いながらこの日最初のオニギリにありつき、
頭から冷水をかけてもらう。

水津までは向かい風にもなって後ろからどんどん抜かれてゆく。
こんな時は車上グルメだということで初導入の干しイチジクを食べる。
なかなかオツな味だねと思いつつ2個ほど食べて少しパワーアップする。

小木のエイドで2回目のトイレ休憩。
この暑さではバイクはゆっくり走り、涼しくなってからランスタートをした方がいいのではと考えていると、
トイレから出てきた人が話しかけてきてまったく同じことを言う。
誰しも考えることは同じである。
バイク遅いチームの負け惜しみ半分、冗談半分なのだが、後のランでこれを実感することになる。

小木の坂はなりふり構わず一番軽いギアで立ちこぎしながらクリア。
その後も頭痛は治まらず、おまけに左ひざも痛み出してどんなランになるのか想像がつかない。

八幡館まで来たところで急におばちゃん達の笑い声がドッと響く。
みんなが指差している反対側を見ると
黒い日傘を差して沿道に手を振りながらエレガントに歩くやまぼうさんの姿が……….

ふうむ、私の中でやまぼうさんは本格派トライアスリートの位置づけだったのだが、
この瞬間から爆笑系トライアスリートに変わった。
もちろんランクアップです。

その後は前から走ってくるShiggyさん、Junpeiさんとすれ違ってようやくバイクフィニッシュ。

A定食 デザート3

 投稿者:ナカムラ  投稿日:2010年 9月16日(木)23時54分49秒
旅は道連れラン編

まだ頭痛は続いていたのでトランジションに置いてあったアツアツのOS-1ジェルを一気飲みしてランスタート。
管理人さんの書き込みで知って念のため買っておいたのだ、
これが効いたのかその後いつの間にか頭痛は治った。
商店街手前で家族みんなとハイタッチでいってきます。



家の庭先にスイカを並べたおじさんが食べていけという。
道の反対側だったので帰りに寄りたいけど開いてるのーと聞くと、
「やってる、やってるー」との答え。
八幡館まで来たところで今度はバイクで戻ってきたヒラサワさんが声をかけてくる。
バイク関門が何時なのかわからないがヒラサワさんのランを考えればまだ十分間に合う時間だろう。

脚はほとんど上がらず既に35キロ過ぎのような状態。
とにかく歩かないことだけを考える。
普段は足場の不安定な歩道は避けるのだが、
今日は歩道でもどこでも日陰のあるところを選びながら走る。

畑野ASを過ぎたあたりから折り返してくる選手の中にネリトラメンバーを探し始める。
大野WSでトイレを済ませて出てくるとそこにミナミさんがいてビックリ。
話を聞くとバイクで苦労したらしい。
これから行きます!の言葉どおりアッという間に見えなくなる。

次の皆川WSでJunpeiさんに追いつく。
かなり疲れた様子で「先に行ってください。」といわれたので
「必ずゴールしましょう。」と声をかけて先にスタートする。

ここから金井ASの間は以前にヤマザキさんも指摘されていたとおり、
Aのランコースで最もキツイところ。
今日は高い気温に加えて真正面からの西日が強烈でキャップを深く被る。
やがて逆光の中から元気に走るアオキさんが登場。
続いて折り返してくるミナミさん!、
マイクさん、Shiggyさん、やまぼうさんと遭遇。
すれ違う選手の中には結構歩いている人も多い。

金井ASで蛍光タスキを受け取り折り返す。
タスキの長さが中途半端でズリ落ちるので難儀する。
折り返してしばらくしてJunpeiさんとすれ違う。
その少し後ろにいた知らない人もこちらに向かって声をかけてくる。
人違いだろうと思ったがよく見るとバイクで会ったビアンキ兄さんである。
結局ランは私が先行していたようだ。

もうダメ⇒エイド現れる⇒エネルギー補給+脚にエアサロンパス噴射⇒復活⇒また走る の繰り返し。
今回は特にエイドとボランティアの方のありがたみが身にしみる。

潟上ASを折り返したあたりで陽が完全に沈み、急に涼しくなって脚が動き始める。
このあたりは真っ暗でこれではJunpeiさんがわからないなあと思っていると、
ポツンと一ヶ所だけあった外灯の下を見たことのあるシルエットが通り過ぎる。
走っている姿を見て思わず大声でジュンペイさんと叫んでしまいオドロかせてしまった。

神社を左折するあたりからペースが安定してきた。
周りの人も同じようで6〜7人の集団が出来上がる。
もう歩いている人はいない。
次の大野WSで休んでいると集団の中の一人が話かけてきて、
そこからなんとなく一緒に走ることになる。

話しをすると越谷の方で、今回が初佐渡、初ロングとのこと(後にリザルトでTさんと判明)。

しばらく走るとまた後ろから別の人が声をかけてくる。
振り向くとビアンキ兄さんが追いついてきている。
兄さんはランが得意らしく、普段は5時間残しておけば十分なのだそうだが、
今日はさすがにそうはいかないと思い、バイクは普段より飛ばしたらしい。

ちなみに佐渡Aは10回連続出場とのこと。
ここからは3人旅となり、ラン練習会さながらにあれこれ話しをしながら、田んぼ道の行灯を鑑賞しながら走る。

金丸ASでビアンキ兄さんとはぐれてしまい、またTさんと二人になる。
最後の八幡WSを過ぎてバス通りに入るとTさんも感慨深げである。
自分もうれしくて、あの左カーブに騙されちゃいけません。
本当の商店街手前のカーブはもう一つ先です、などとおせっかいモード全開になる。

思い出してスイカおじさんの家を探すがさすがに売切れて店じまいしたのか見つからない。
やがて次の左カーブを過ぎると商店街の明かりが見えた。
結局Tさんとは12キロ以上一緒に走ったことになったが不思議とその間はあまり辛さが無かった。
家族とネリトラメンバーを探すので商店街の入り口でお礼を言って別かれる。



またまた帰ってこれた商店街でファミリー応援団と管理人さんはじめネリトラメンバーの歓迎を受ける。
グランドに入ったところで追いついてきた家族を待って同伴ゴール。



ゴール後しばらくJunpeiさんを待つがこない。
寒気がしてきたのでトランジションに上着を取りに行ったところでJunpeiさんゴールのアナウンスを聞く。
レース中頭のなかで鳴っていたDon’t look back in angerが会場のスピーカーから流れてくる。

そして花火。

今年も長い一日が終わりました。

佐渡のみなさんありがとうございました。














































































A定食スイム編

 投稿者:ヒラサワ  投稿日:2010年 9月12日(日)00時10分18秒
来る日が来た。
目覚めは2時過ぎ素早く風呂へザブーン。
30分ぐらいかな身体を解した。

4時から朝のご飯3バイ食べエネルギー蓄える。
5時に会場へ朝日が昇る空には雲ひとつない快晴だ。
猛暑最高気温の予感か?いやな予感が頭を過る。

5時半に合わせウェットスーツをゆっくりと着る。
6時スイムスタートの号砲が鳴る。



今回は、バトル戦覚悟で国際軍団と並んで最前列で構える。
昨年と違って内側のロープしかない。
潜ってもぐって沖へ向かう。
右に泳ぐスイマーの群れを見ながら前方をほぼ直線に泳いだ。

沖30分体感時計が刻む、まもなく第1ブイが見えて来た。
インコースに泳路を取るブイ無事通過。
第2ブイを目指す。

海は横からうねりを受ける事が多くなった。
スイマーの群れが、まばらになり泳ぎやすかった。
しばらくすると目的のブイが見えた体感時計狂いはない。
ブイを回る1時間だろうか?

しばらく内側のロープを頼りに泳路を取る。
5人ぐらいのスイマーと泳いだ。
その先には、ドラム缶型の大きなイブがあり、
右に曲がるおかしいと思い眩しい太陽の日差しを瞼に受けゴールを目指した。

眩しい光受けずにと思い前方のスイマーの足を頼りに気持よく泳いだが、
ゴールを前にして泳路を外れていた。
スイマーの群れがない。探すと右側はるか離れていた。
足を頼りにしていたスイマーも泳路を外れていたんです。あ〜ぁ〜です。

やがて、海草が沢山浮かんでる。
岩が見えた。砂嵐が海底で舞っている。
なんだか、やっとゴールしたみたいな気分でした。
振り向くとBスイマーの群れやってきたのにはビックリ。
1時間39分。
最終コースで泳路を外れたのが悔やまれる。反省材料項目1としますか。

A定食バイク編

 投稿者:ヒラサワ  投稿日:2010年 9月12日(日)21時52分44秒
ウェルカムパーティで情報集め、



佐渡トライアスロンのある方から、亀岩まで我慢のバイク80%の力でアップダウンのコースを走りなさい。
104Kの住吉に12時か。12時30分までに着けば良い。
後半は、力があれば飛ばしてください。頑張ってください。アドバイスをいただいた。

25K2時間の単純計算になる。
初めて通る道だ。何がどうなのか?とにかく明日だ。

スイムを無事終えて、バイクスタート着替えエネルギーの蓄えに10分費やした。
町に出た。
しばらくのフラットロードだ。
もう1本ゼリーを蓄えようと網を見たら、壊れかかっていた。
大変。速度は見る見るうちに落ちる。なんとか、背中の袋に無理やり収めた。
予定は狂ったが、のちにエネルギーが意外なところで発揮した。

ロードは、左折いきなり上り坂ちょいと長く感じた。
しばらくするとホテル旅館街を通り過ぎた。
相川〜岩谷口までアップダウンときどきフラットで道は広く走りやすかった。
トンネルも2つあったかな?
岩谷口〜鷲崎約20Kの距離が半端じゃない。
道は細く行けども行けども終わりが見えない曲がりくねった登り坂。
下ったかと思ったら、また、上ったのだ。

亀岩(1亀・2亀・大亀)見たのか?多分大亀しか見てないと思う。
我慢のバイクが終わった。
延々とフラットロードが連なる。
太陽は、相変わらず僕らを照らす。も〜ぅ〜。浦川だ。時計の針は11時回った。
両津港へ残り15Kぐらいだろうか?

やがて、賑やかな商店街を通り港が見えた。見覚えのある街角に差し掛かった。
104K住吉。時間はお昼であった。
気が着けば、お腹が空いていた。
多分15分位居たかな?トイレ済ませ、バナナ5本食べた。冷たい水を浴びた。飲んだ。

12時30分再スタート。小さなアップダウンと、
覚えてないが大小合わせて8つのトンネルが、怖いやら、寒いやらで道の状態が分からなかった。
150K地点で14時30分通過10K先には、小木だ。

昨年同様声を張り上げて上りました。気持よかった。
168K村山を過ぎた。
緩やかな直線ロード上りなのか下りなのか分からない。
ペダルが変に重かった。
もしかして、と思い。下りてバイクを確認した。異常なし。

そこえ、佐渡のボランティアが750CCのバイクで声掛けてきた。
頑張ってください。
今なら、16時30分の関門には間に合いますよ。と檄を入れてくれた。
勇気が湧いてきた。
走りならあと少しだ頑張ろう。

道は、やがて長い下りに入り海岸線に出た。
時計の針は15時40分を指していた。
16時15分までに、なんとかランへ移りたい。そんな気持ちで走り続けた。

向かい風気にならなかった。急げ。街の中へ商店街を通りぬけた。
時間は、16時10分過ぎでバイクゴール。
しかし、ランゲートを超えないと関門アウトですよ。の声に、え〜っ。

急げ。14時22分過ぎなんとか、ランスタートが出来た。
水を浴びながらジョジングなんとか10Kまで・・・・・
夕日が沈む。
声が掛る。
終わりの合図です。
あなた時間オーバーですと告げられた。
残念。
でも、会場へ戻る夕陽が泣いていた。
真っ赤な夕陽が泣いている。
僕の心はレースをやり遂げた満足感で満たされていた。
今は何も考えずにいよう。
真っ赤に燃えた僕のハートの色だよ。
夜、商店街で仲間を迎えに行こうぜ。










































































佐渡2010

 投稿者:やまぼう  投稿日:2010年 9月18日(土)07時49分5秒
佐渡2010

プロローグ

今回の佐渡参戦の反省点は、体重を落とせなかったことだ。
軽い身体でレースに臨みたかった。その軽さは最大の暑さ対策でもある。
ランではやはり暑さにやられた。

58キロまで落としたかったのに、減量ができず62キロで臨むこととなった。
見るからに腹回りがぼってりしている。情けない体型だ。

1月からガッテン流計るだけダイエットの体重表を作り計画的に減らそうとしたが、
意志が弱く、食べる量飲む量をあまり減らせなかった。
それでも4月のかすみがうらマラソンでサブスリーを目指していたので月に300〜400キロ走ってはいた。
が、3月にふくらはぎの肉離れ。
同じところをまたやってしまった。

かすみがうらをあきらめ、そして2カ月ランニング、
というよりトレ自体を激減させ、また暴飲暴食を繰り返した。
だいたい自分はトレを順調にしている時は精神的にも安定していて節制ができるが、
トレしなくなるとまあいいかと自分にとても甘くなる。

そして確か5月あたりからトレを本格的に再開。
体重は結局落とせないまま、佐渡に臨むことになった。

今年は何十年に一回の猛暑の夏。佐渡も暑かった。

皮下脂肪の厚い体には本当にきつかった。

3日(金)

朝、北町車庫で国際興業軍団に合流。今回は森野さんのご手配でバスで行ける。
交通費が安くなるのもうれしいが、全行程みんなとワイワイできるのが一番うれしい。

さあ、おやじ合宿が始まる。前日まで仕事がめちゃめちゃ忙しさかった。
バスに乗り、これから4日間楽しむだけと思うと解放感に包まれた。

光が丘でみんなと合流。
おやま☆さん、ISSAさん、そして何と菊地弁護士!激励と差し入れ、ありがとうございました。
佐藤さん、お餞別ありがとうございました。

フェリーでは、2等客室のいい場所をしっかり確保。デッキでは潮風が心地いい。
ビール飲んで客室で一気に爆睡。ああ、極楽。

この日は夜に大会のパーティーがあった。
予想より小じんまりした会だったが、大会関係者と佐渡トライアスロンクラブのみなさん、
鬼太鼓を披露してくれた地元の方々の温かいおもてなしがとてもうれしかった。
さざえの壺焼き、うまかった!



4日(土)

朝5時に入浴。誰もいない。気持ちよくひとっ風呂。
浦島の風呂は日差しが差し込むので気持ちいい。
そして菊地弁護士からいただいたプレモル。朝ビールがうまい。
日ごろジョッキ生を飲んでいる自分にはうま過ぎる〜

日が昇ると佐渡も暑い。
コンクリートが少ないだけ、東京より気温は数度低いが、
この暑さの中でレースをするのはまさにサバイバルレース。
海を試泳したら水温が高い。ぬるい。27〜8℃か。
これはウエットを着たら発汗で脱水になるかも。
スイム前にはたっぷり水分補給をしておかないとなどと思いながらも、またプレモルをぐいぐい。

午後レース説明会。
中村さん家族、日山夫妻と合流。三重のトライラブチームとも久々の再会。
懐かしい顔に会えた。



日差しが強く暑い。明日のことを考えるとなんらかの対策が必要。
説明会会場から戻る途中、スーパーで買い出し。
スーパーの入り口に忘れ物の傘がたくさんある。
傘。
これ使えないかな。日傘に。ということで1本、古い黒い傘をいただく。

5日(日)

スイム

昨日濁っていた海も澄んでいた。
バトルも巻き込まれずとても気持ちよく泳げた。
ただ今年は泳ぎこみ不足だったので後半やや長く感じたが。
右呼吸なのでブイもよく見える。
ブイをつなぐロープを水中で見ながら泳げばヘッドアップする必要もない。

浜に上がって時計を見ると1時間16分。まあいい感じ。
シャワーでしっかり塩水を落とす。
中村夫人の応援が聞こえた。うれしいね。

 

トランジションでは、今年は更衣室で着替え。
去年その場で生着替えして注意されたので。
本人がいいならその場で着替えてもいいと思うけど。

バイク

バイク前半は飛ばさないようにした。これは藤原裕司プロの教え。
前半はゆっくりゆっくり。
ギア1枚軽く。そして後半に備える。

海岸線の景色が美しい。補給もきっちり20分おき。

今年はジェットストリームをつけたので給水が楽。
暑いレースでは必須だ。
今年はボトルのみの選手は相当面倒だったと思う。

コーナーに立つ係の方々にありがとうと声をかける。
沿道の応援の子供やおじいちゃんおばあちゃんにもありがとう。女性には投げキッスを。
応援に応えることでまた力をもらう。
ASの高校生にも感謝。
みんな一生懸命やっている。本当に素晴らしい。

暑くて、頭と背中に水を頻繁にかけた。
大野亀の雄大な景色を見つつ、トンンルやワインディングロードを楽しむ。
この美しい海岸線を走るだけでも佐渡に来る価値がある。

120キロ過ぎあたりから右足の小指の拇指球が痛いのに気付いた。
なぜ痛いのかと考えた。
そして自分のペダリングが悪いことに気づく。
右足底の外側に力をかけて踏んでいた。つまりガニ股。
そこで、両足とも親指の拇指球に体重を乗せるように踏む。
それをするためには内股のペダリングをしないといけない。
やっとわかったプロが内股に踏む理由が。
こうすると親指拇指球で踏めるのだ。
足底全体で踏むのではなく、親指拇指球で踏む。
すごい発見をした。
これ以降意識してこのペダリングをしたらスピードが乗る!
35〜6キロで巡航。速い!信じられない。

まあ、後で追い風だったことを知るが、その時は本当に感動して、ぐんぐん加速していた。

バイクラップは7時間32分。

ラン

ああ長いバイクが終わった。
トランジションで宮本さんに会う。元気そうだ。
着替えはのんびり15分ぐらいかかったかな。

暑い。今15時ごろ。猛暑だ。

用意しておいた傘をさしていこうと決めた。
前代未聞だな。
温暖化時代の必須アイテムとか、将来はカーボンの傘が出たりしてとか、しょうもないことを考えながら走りだした。
沿道の人たちがバカ受けしている。暑いっすね〜とか応えた。
1〜2キロ走ったが、風があるので傘を取られる。
暑いし、もう歩くことに決めた。

正面から帰ってくるアスリートの反応もさまざま。傘??という表情の人、にやにやする人。
追い抜いていくランナーも傘の中を覗き込んで、参加者か?とか。

谷口さんやシギーさんらと会う。マイクが抜いていく。完走目指して頑張ってる。

まあいい、もう少し日が傾いたら走ろう。
1時間半ぐらい歩き、足も完全復活しているし、少し日差しも弱くなったので、そろそろ走るかと、
傘をASのボラの女性に渡し、帰りにもらうから置いといてとお願いして走り出す。

さあ、走るぞ。いい感じで足が出る。
そりゃそうだ。しかし、まだ暑いよ。
と思っているとASで熱中症で3人寝ている。二人はブルブル震えていて毛布を掛けられている。
脱水による熱疲労だ。

最初の折り返し付近で、青木さんとすれ違う、足痛てーよとちょっときつそう。
マイク、中村さん、そしてものすごい速さの南さん、ジュンペイさんらとすれ違う。
声を掛け合う。
後でリザルトを見たら南さんのランラップは4時間17分で64位!だった。

楽だった足もだんだんきつくなる。我慢比べが始まった。
日も暮れ涼しい。足の痛みも出てきた。
ピットインを30分おきにしっかり摂っているので、ハンガーノックはない。
無理に食べたり飲んだりしていないので、吐き気などもない。
その点、足の疲れだけ。

予想外だったのは股ずれしてきたこと。これがヒリヒリする。
これも太ったせいだろう。股ずれなんて情けない。

傘はASで処分してくださいと頼む。

田んぼ道を進む。真っ暗だが行燈が美しい。
スタッフが足元をライトで照らしてくれる。
細かい気遣いがうれしい。

町の光で空が明るくなってきて元気がでる。
商店街が見えてきた。
ねりとら軍団はどこだ。ああいたいた、みんないる。
ああ帰ってきた。

終わる、長い旅が。うれしいけど、寂しい。

みんなとハイタッチ。

   

そして、ゴール。14時間56分05秒。

長い旅が終わったよ、終わった、と心の中で繰り返した。

ASの高校生にみなさんのサポートは本当にありがたかった、ありがとうとお礼を言った。
ちょっときょとんとしていた。

ランラップは6時間6分。

急いで商店街へ。ねりとら軍団と合流。

中村さんが帰ってきた。
そしてジュンペイさんがタイムリミットを計算したように帰ってきた。よかった。

おれの佐渡が終わった。みんな、ありがとう。

Aタイプ参加者男子764名、完走者590名、完走率77.2%。過酷だった。

エピローグ

雨にも負けず

風にも負けず

冬の寒さにも夏の暑さにも負けぬ

強い気持ちと丈夫な体をもち

家族を愛し 年寄りを大切にし 神様に感謝する

始発で出勤して 毎日精一杯働き

忙しい時は通勤バイクとランでトレ時間を確保する

喜びすぎず 悲しみすぎず 前向きに生き 困難から逃げない

1日2500カロリーの低脂肪の食事と少しのプロテインを摂り

飲みすぎず 無駄遣いせず

足を故障した仲間があれば スイムを多くとアドバイスし

バイクが強くなりたいと言う友があれば 一緒に峠を登る

スイムに自信がない人には 続ければきっとうまくなると言い

故障でもうトラができないと嘆く者があれば いつか必ずよくなると励ます

初レースを完走した人にはもうトライアスリートだと言って抱き合って喜び

ロングをリタイアした仲間があれば あきらめずに挑戦し続けることを祈る

職場で馬鹿と呼ばれても

仲間との苦楽しいトレを喜びとし

完走者はすべて勝者だという言葉を心の支えにして

何歳になっても佐渡Aに挑戦する

そういうアスリートに

わたしは

なりたい




















































ミナミの佐渡トライ!

 投稿者:ミナミ  投稿日:2010年 9月26日(日)23時57分46秒
佐渡日記

9月3日 金曜日  天候(晴れ)
午前9:00 やっと当直業務終了。
いつもなら小一時間グダグダした後、家までのんびり走って帰るか〜って感じですが、
今日は違う。
なぜなら待ちに待った佐渡へ出発の日。
本気で遊んできます!!と告げ、急いで着替え、速攻帰り。

前々日に準備した物の、最終チェックを済ませ、「駅まで送って〜」と嫁にお願い。
新幹線→バス→ジェットフォイルの乗り継ぎも、ほぼ待ちなしで行けたので、
予定していた14:50のジェットフォイルもだめもとで、
14:00の便に変更可能ですか?と尋ねてみると、あっさりOK
いざ佐渡へ・・・・



両津港に着くころには、前方にカーフェリー発見。
もしかしてみんなに追いつけたのでは?
逢えちゃうんじゃね〜? などと勝手に期待をふくらませ上陸。
やっぱりそーうまくは、いかないかと思いながら、バス停をさがしていると・・・
Kokusai Kogyo Bus ? ? ?
(アダチさん・アオキさん・モリノさん今回は大変お世話になり、ありがとうございました。
また、モリノさんには、長時間におよぶバスの運転、ご苦労様でした。)

中には真っ赤な、ねりトラTシャツがこちらを見てる。
Wooooooyとおもいっきり手をふると、なんとバスが止まってくれた。
なんか一人で大興奮、みんなと合流、とっても楽しい。



9月4日 土曜日  天候(晴れ)
朝、散歩の後に、泳ぐべきか泳がざるべきか、悩んでいると、クラゲがいるとの情報
Swimはあっさり中止(泳がない理由を探してた?)
自転車だけにしとこうと、一人海岸沿いを2~30分
その後ヒラサワさんに誘われ、一緒にラン。
明日もこんなに暑いのかなぁ、暑いよなぁ・・・などと考えながらRun終了。

谷口さんタケヤさんとトランジットエリアの見学にいき、Kids&Jrを観戦+応援。
元気と、やる気をわけてもらう。
観に来てよかった。
明日は、おっさん達もがんばるゼー!
部屋に戻り、ヤマグチさんの方法をまねて、明日の補給食を準備。

 

9月5日 日曜日 天候(晴れ)
いよいよ決戦のときがきた。佐渡の街はまだ真っ暗。
トランジットエリアで準備を済ませ、ナンバリング。
徐々に夜が明けて行く。
いままでに味わったことのない雰囲気、空気感がそこにはあった。
試泳を済ませ、いよいよスタート。
楽しもう!! 
自分に言い聞かせる。

≪スイム編≫
鎌倉RWSのときは、バトルを避けるため、端のほうからのんびりスタートしたが、
ゴール後、
もーちょっとがんばってみればよかった、と思ったので、
今回は、多少のバトルも味わってみよう!
ということで中央内よりからスタート・・・・・

まぁ何度か顔面を蹴られたり、腕があったったりしたが、
予想していたような激しいものはなく、最初のブイをターン、
そこからは、ロープぞいを泳ぐ。

前方に目立つウェットを着た人がいたので、その人を目標に泳ぐ、
ずーっとついていければ、なかなかのペースで泳ぎきれるんじゃないかと思っていたが、
第2ターンのところで、人ごみにもまれているうちに見失ってしまった。
ここらで休憩と、平泳ぎをしたとたんにハムストリングあたりが、つってしまった。

痛くならないように、てきとうにストレッチっぽいものを、取り入れながら
奇妙な泳ぎをしていると、
天(ライフセーバー?)から「コースからはずれてますよー」の声、
ヘッドアップを忘れてた !
あわてて集団にもどろうとすると、またつった。
そうこうしているうちに海藻地帯へ、
海藻を引きずりながら泳いでいると、足のほうは落ち着いてきた。
なんとかスイムフィニッシュ。
時間は1時間23分32秒
まずまず、というより上出来。

≪バイク編≫
よーしバイクも、がんばるぞーと気合十分でスタート、
坂らしい坂は、Z坂と小木の坂ぐらいで
あとは、街の入り口・出口に少しあるだけだろうと想像していたものの、
実際走ってみると、甘くはなかった。

あんな坂・こんな坂・坂・坂・坂、しかし周りはスイスイ走っていく。
自分のペースはいっこうにあげられず・・・・どんどん抜かれまくる。
シギーさんやジュンペイさんにもついていこうと思う間もなく、
ヒュンという感じで、あっというまにいってしまった。

予定ではエイドでも、ボトルを受け取りさっそうと駆け抜けていくはずが、
あるもの全てを、ちょうだいしながら、次のエイドまでがんばろうと、走り出す感じ
走っていてもさっきのがZ坂?それとも今登っているのがZ坂
つらすぎてよくわからん。

メーターが80Kmを越しているのできっとZ坂は過ぎているにちがいない、
下りでは、あー海がきれいだなぁなどとおもったとたんに登りが始まる。
小木に着くころには、もう抜いていく人も少なくなってくる、
100人くらいには、抜かれたよなーとのんきに考えながらエイドについて小休止。
いままで さぼりすぎたのか、
小木の坂は何人か(といっても2・3人ですが)抜くことができて、
なんか調子が出てきた気がしてくる。
その後一人の人と抜きつ抜かれつになる。
といっても登りで抜かれ下りで抜き返すというお粗末な展開

自分としてはずーっと漕いでいるのだが、相手は、下りだと漕ぐのをやめちゃう、
「さぼってないで、さっさと先にいってくれよー」・・・とは言えず・・・
下りで休み先にいってもらう。
このあたりからは、4時までには走りだせるようにがんばろうと目標設定。
するとなぜだか、まだいける感がでてくる。不思議なもんですね〜
なんとか15:40頃バイク終了 8時間34分08秒
あ〜長かった。
(あとでリザルトみたら100人どころか300人以上に抜かれてました)

≪ラン編≫
15:55頃出発と同時に1位がゴールのアナウンス
ラン・スキップしまーす。といいたくなったが、そりゃDNFだ。と心の中で一人漫才・・・
よーし抜かれた人、全部抜き返してやる !! サブ4ねらいだ !!
と気合を入れなおしスタート。

多少涼しくなってからのスタートだったせいか意外と快調に走りだせた。
途中WSで中村さんに会い、いまからスタートですか?とびっくりされる。
逆に自分は、びっくりされて、びっくりした。
これからいきます、と挨拶をかわす。

その後ジュンペイさん山口さんシギーさんらに会い、声を掛け合う。
元気を与え元気をもらう。
ガンバです! とこちらから声をかけては、いるものの、
自分自身に言っているような感じもする。
仲間のありがたさを実感しながらのラン。

25Kmの潟上ASでマイクさんに会う、とうとうきたかと声をかけられ、
やっと追い付きましたと返す。
この頃はもう外は真っ暗、すれ違う人の顔ももうわからない。
気持ちだけは切らさないように、
後は前を行く背なかを一人づつ抜いていくだけだ、と言い聞かせる。

星空がとっても綺麗で、応援してくれてるおばあちゃんに、
「綺麗な星空ですね〜」と声をかける。
残り5Kmを切っている。
もう少しで終わりか〜長かったなぁ〜
後3Km !!
と沿道のボランティアから声がかかる。

もうちょっと走っていてもいいかな〜
などと思いながら、八幡WSへ、スタッフから「後3.7Kmです。がんばって・・・・」
えっ?さっき後3Kmっていわれたのに、700mもふえちゃってるんですけど・・・・
さっきまでの、もうちょっと走っていたいという気持ちは、
あっという間にふっとんでしまっていて、
スタッフに、そりゃないよーとおもわずぼやいてしまいました。
スタッフのかたゴメンナサイ。



そんなこんなの会話をかわし、「ガンバリマス!ありがとうございました!」と礼を言い
後はゴールへ向け、気持ちだけは、ラストスパート。
商店街では、ねりトラメンバーの歓迎をうけ、ようやくゴール。
ねりトラチームに合流し、他のメンバーを迎える。
長い長い1日が終わりました。
こんなに長い時間遊んだのは、はじめてでした。
つらい、よりもやっぱり楽しかった。
それもこれも、佐渡のみなさんのおかげです。
ありがとうございました。


今年から、ねりトラにいれてもらい
(実は1年ほど前にもプールにいき、みなさんの練習をしている横で一緒に泳いでみたことがありました。たぶんアップの時だと思いますが、まったくついていけず、声をかけられずに、帰ってきたことがあります。)
みなさんと共に練習にはげみ、なんとかここまで来ることができました。
共通の趣味をもち、共に励ましあい、同じ話題で盛り上がることができる。
本当に良い仲間に巡り合えたと実感しています。
これからも、よろしくお願いします。

最後に今回の反省を・・・・・
1.スイム
@ スイムでがんばり過ぎたのではないか?(1時間23分)
 今の自分の実力では、1時間30分程度が妥当なタイムでは・・・
 それが、この後のバイクに影響を与えたかもしれない。
 (自分でも、もうちょっとバイクはいけるとおもっていたもので・・・)
2. バイク
@ 佐渡のコースを甘くみていた。
A WS・ASで休みすぎ。8割ぐらいは、バイクから降りて補給を受けてしまった。
  ASでは、わざわざテントの裏にまわって、いろいろと、いただいてしまった。
B もっと計画的に走るべき(何処のASに何時というように)
C 基本的に練習不足。
3. ラン
 まずまず。
 あげるとすれば、30Km以降ペースが落ちてしまった事? いや、上出来でしょう。

全体を通してみると、初ロングとしては、まずまずでは・・・・
なにより、自宅に帰ってきて、佐渡のゴールシーンの写真を家族に見せると、
娘(小6)に、「パパ、めちゃくちゃ笑顔じゃん」とからかわれるほどの
笑顔でゴールできたのですから・・・・・