SADO 2006  

                                             
開催日 2006年9月3日(日)  参加者数 1300名
Aタイプ  スイム3・8km  バイク 190km  ラン 42.2km      SHIGGYの奮戦記はこちら!
Bタイプ  スイム2.0km  バイク 105km  ラン20.0km       ミヤモトさんの奮戦記はこちら!                  
                                             ナカムラさんの奮戦記はこちら!
                                             ヤマザキさんの奮戦記はこちら!


<前日>
朝 7:00に大宮駅でshiggyさんと待ち合わせる。 ナカムラさんは、朝3:00に車で出発。
他のメンバーは前日入り。
*ワン ポイント・・・バイクはショップでもらったダンボールに入れて、事前に宿へ送っておくと便利。
            送料は保険込みで2400円前後。嵩張る物を一緒にいれると移動が楽!

約20年ほど前にはよく来ていた長岡駅・新潟駅を見てビックリ! 「ビルが増えたな〜!」
駅の表示を間違えて港とは反対の地味な方の出口に出る。でも、正面だけでなく裏も見れたので得した気分。
タクシーで新潟港へ。顔見知りのトライアスリートがゴロゴロいる。ちょっと緊張してきた!
 
新潟駅の裏口!        佐渡の路線バスで移動!

ジェットフォイルで穏やかな日本海を渡り初めての佐渡へ。意外に大きいので更に緊張してきた。
 「おそらくあの海岸線は全てバイクコースなんだろう!」

両津港に着くともう水が綺麗なのに驚く!天気もよく佐渡の緑が眩しい!

 佐渡が1300人のトライアスリートをしっかり受け入れた!

外に出ると選手が二つのバス停に並んでいる。私とshiggyさんは空いている方に並ぶ。
あとで知った情報ですが、我々の乗ったバスは少し遠回りで料金も200円ほど高いコースだった。
失敗か?!・・・しかし、そうでもなかった。そのバスはランコースが順路なので事前にチェックができた。

選手登録会場でミヤモトさん、ヤマザキさんご夫婦とジュンペイさんと合流。
ナカムラさん、吉倉さんはバイクコースの下見に出かけていた。
唯一の食堂で昼食会。夫婦二人の店でてんてこ舞い! 注文品が出てくるのが遅いのも愛嬌!
サザエ丼とラーメンのセットで空腹を満たす。
  
合流しての昼食!      光が丘コンビの吉倉さんとshiggyさん!

それぞれ宿に戻り明日の準備。

真野町という本会場から6kmほど離れたところに宿を取ってしまったので、ヤマザキさんに車で送ってもらった。
*ワン ポイント・・・車が無い人はなるべく本会場のある佐和田地区に借りるのがベスト!
            レースが終って疲れきった体でバイクでまだ競技している選手と逆送しながら戻るのはきつかった!
            また、夜は街灯が少ない為、無灯火では非常に危険。
            私はレース後バイクをたたんだあとは全てタクシーで移動した。

宿でバイクを組み立てると、サドルのネジが途中で折れてしまった! 「・・・!・・・」
低いサドルのまま、バイクをこぎメイン会場へ。メカニックがいるか?!
低いサドルをじろじろ見られながら会場へ行くとオミノさんがいた!
「オミノさん、ちょっと泣きついちゃっていいですか?」
もちろん、その1分後には通常に戻ることができました。一瞬焦ったひとコマでした。

<当日>
朝、3時に目覚める。外は穏やかな雰囲気。「きっと、いい天気になるだろうな〜」
朝食はBタイプ出場の人は5時から。  ・・・・ちょっと食べすぎたか!?
5:30に宿を発つ。バイク自走で会場へ。いいアップになる。6:00前に会場に到着。
トランジッションの準備を済ませ、最終登録へ。

 まだ夜が明けないうちにトランジッションの準備!

久し振りに会う顔が沢山! みんな選手としての私の顔を見てビックリしている。
それくらい久し振りのこと。「いや〜お待たせしました!」と挨拶を交しながら準備・手続きを進める。

「Aタイプのアップ間もなく終了します!」のコールに海岸へ応援に出かける。Bは1時間後。
ヤマザキさん、ミヤモトさんの奥さんが夫の姿を探している。
ヤマザキさんを見つけ記念写真。調子は良さそう!

<スイム>
セレモニーのあと、Aタイプがスタート! 遠浅の海へ飛び出す選手達。海はベタ凪!水質良好!
沖へ泳いでいく選手たちの群れと空の青さと佐渡の緑がマッチしてしばらく時間の過ぎるのを忘れて見入る。

    

次はBタイプのアップタイム。海のそこがよく見える!
南国の青さは無いが、ミネラルが豊富そうな豊な海。
「佐渡の海は豊です・・・」 立松和平さんの言葉が思い浮かぶ。
shiggyさんは泳いでいる最中、ヒラメが見えた!と。

    

日本選手権のあとBタイプがスタート! 隣にいるナカムラさんもかなり緊張している。
後方からスタートする。 これがちょっとまずかった!
バトルが凄かった! ジグザグに除けながら進むも、いくら除けても集団がバラケない。
結局空いている方を選びながら泳いでいくも、ほとんどの行程でバトルが避けられなかった!
来年はもっと前でスタートしよう! そう心で叫びながら忍耐のスイムでした。



30分前半を予定していたが、41分もかかってしまった。
でも、綺麗な海だったのでそれほどの不快感は無かった!

   

<バイク>
まずは国仲平野の市街地を走る。ゆるい下りが多く、しかも追い風。
ふと、目をやると50km/hを超えている。ペース配分を考えずいけるだけ行って見よう・・・・!

海岸線に入ると、コースを把握していないので少しの上りでも警戒しながらのペダリング。
・・・でも、30km/h以上は平均で出ている。海岸線も美しく、レースなのに非常に気持ちの良い
バイクが楽しめる。「Sadoっていいところだな〜!」 沿線の応援にDTバーの指先を振って答える。
もちろん、笑顔を添えて。

スイム前からトイレに行きたくなっていたので、コースが右カーブしているところを直進すると「トイレ」の表示。
前の選手が直進すると、思わず「連れ○ョン」状態でついて行く。
すると、こんなに沢山の選手が私の後ろにいたんだ!
というくらい怒涛のように選手がカーブして先を急いでいく。
ちょっと焦りながら用を済ませ、再びバイクコースへ。

さっきの集団を必死に追いかける。

デカスロンの時のように必死のペダリング。
気が付くと小木港に。 正面を右に曲がるとゆるい上りが始まる。
「あれ?これがあの小木の坂のはじまり?!」
「や、やばい!足がヘロヘロだ!」
足休めになるところが無く、ジワリジワリと負担が大きくなっていく。
いつもの物見山のようにドンドン抜かれ始める。

  小木の坂の途中

コースが分らないので終わりが見えない!
後ろから二人のおじさん選手が気張りながら上がってくる。私を含め3人が同じペースに。
後ろの一人が、隣の人に「私は上りが苦手なんですよ!」と話し掛けた。
隣の人も「私もですよ!」 と。 で、管理人も「私もですよ!」と思わず答えてしまいました。

小木の坂も終わりホット安心し、軽快に下り坂!・・・・?
「・・・おや? また、アップダウンが・・・?!」
この数回続くアップダウンで疲れたのか、ギアチェンジもタイミングが悪くチェーンが外れること2回。
もう手は油でギトギト・・・。

管理人にとってメインの坂よりもきつかった! 血糖が下がってくるのが感じられる。
ペースがドンドン落ちてきて、ガンガン抜かれる! 前の選手が見えなくなった。
ようやくAS。油でギトギトの手でも構わず、バナナとおにぎりを貰い食べる。
コーラはがぶ飲み!御代わりも。
その後もコーラの入ったボトルを余分にパンツに挟み、補給しながらバイクを終える。

<ラン>
デカスロンのお陰か、何の支障もなくスムースに自分なりのいつものランペースに入る。
気温が上昇してきたが、デカスロンの炎天下を経験しているので気にならない!

今回ランでは三つのテーマを作った。
@AS以外では歩かない!
A折り返し10km地点まではナカムラさんに抜かれずにガンバル!
Bサブスリー!

@は、ゆるい上りで足が上がっていなかったのか、平坦なところなのにつまずいてしまい
その反動で太ももが攣ってしまいました。その時、数メートル歩いてストレッチした分歩いたことになります。
・・・が、その程度は自分を自分で許します。ほぼ達成したと。

Aは、11km地点で往路・復路でナカムラさんとすれ違い、何とか14km地点まで逃げる事ができました。
その後、ナカムラさんの速かったこと!

Bは、何とか達成。次はサブツーを目標に・・・・!?

今回は今自分が持っているものは、全て出せたことで満足しています。
そして、その持っているもののグレードを上げるためまた明日から練習です!←今日からだろう!
そんな思いが強くなった大会でした! 結論として出てよかった!

<Aタイプ応援 他>

同じBのナカムラさんと話しあい、とりあえず、一度宿に戻って立て直してまた来ましょう!・・・と。

Aの選手が戻ってくるのと逆行し、荷物を担いで6kmの道のりを帰る。結構キツイ!
宿に到着後、ウェットスーツを洗ったあと。早速風呂に!
Aの人たちが走っているときに「気持ちのいい風呂にじっくりと浸かる。」
罪の意識は多少あるが、気持ちのよさの方ががはるかに勝る!
風呂上りに牛乳を一気飲み!  こたえられまへんな〜! 佐渡牛乳!

荷物を整理し、休息を取ったあと、バイクで会場まで。
みんなランコースのようなので、追いかける。

  
AS手前でパチリ!         感動のゴールまでの一歩一歩・・・・・

金丸AS手前でヤマザキさんがいた!  写真をパチリ! 「みんな前方を走ってますよ!」と。

しばらく走ると、宮川AS手前でジュンペイさんが!パチリ!     「shiggyさんとミヤモトさんが・・・」

大野WS付近でミヤモトさんが! パチリ!    「shiggyさんがずっと先にいますよ!」と。

  
皆生からの疲れを押して健闘!  軽快なピッチで進んでいるミヤモトさん。
ジュンペイさん!

  夕焼けを背に折り返しのshiggyさん!

皆川WS先の復路でshiggyさんが! パチリ!

みんないい顔して走ってます!

みんなを見たあと、宿までいろんな道を走ってみた!
低い家並みが昭和の良さを感じさせ、どこかノスタルジックな思いに浸ってしまう。
心がキュンとなるような景色に時間を忘れさせ、道までも見失わせた。簡単にいうと迷子です!
          ・・・・・楽しい迷子です♪
夕焼けの国仲平野は美しかったですよ!

  相川町の夕焼け!

・・・・で、宿に戻り、また一風呂浴びて、食事を済ませ、メイン会場へ!

*ワン ポイント・・・Aは佐渡でのトライアスロンを競技として徹底的に楽しませます。 
            Bは早く終る分、その大会全体を思う存分楽しめます。
            どちらを選ぶかはそれぞれですが、どちらを選んでも決して後悔はしないでしょう!

ゴールの数百メートル手前の商店街(ココも重要な盛り上げを演出してくれる!)で奥様二人が選手を応援している。

   
 奥様方の向かいが花道!全選手が通過する!

管理人も会場とそこを往復し旧知の方達と交流する。
夜8時過ぎ、アナウンサーがとちりながらshiggyさんの名前をコールする。
「やったあ〜!宮古の雪辱を佐渡でとったあ〜!」

  完璧なレース!気合のレースでした!

暗いコースから商店街の花道の明るいところに出てくると、あの白黒のウェア−が見えた!
ガッツポーズ! Vサイン!  満面の笑顔でした!

やがて・・・・・・、時間が過ぎ・・・・・
アナウンサーの言葉が・・・・・・
「さあ、大会最後の選手が入ってきました!ナンバー○○○の■※◇選手です!」
ヤマザキさんではない! マーシャルも3人が後片付けしながら帰ってきた・・・・。
ハザードを点けた追い上げ車もその選手の後ろにいる。紛れもなく最後の選手か・・・!?

全員「・・・・・・・」   だった瞬間・・・・・!

アナウンサーが突然大きな声で叫んだ!

「もう一人選手がやってきた! レースナンバー1433番 ヤマザキテツヤ選手だあ〜!」

続けてアナウンサーが 「まだ、間に合う!がんばれ!」

見ると、暗いコースから明るい花道に浮かんだ姿は最後の力を振り絞ったヤマザキさんだ!

メンバー全員が飛び上がった! 全身に鳥肌が立ったような気分だ!

猛ダッシュで花道を走りぬけるヤマザキさん。

会場ではコース閉鎖の花火の準備が・・・・。

しかし、閉鎖53秒前に見事フィニッシュゲートをくぐりぬけた!
奥さんが迎え健闘を称えているその後ろでカウントダウンが始まり、花火が華やかに上がった!

まさに筋書きのないドラマそのもの!

その集中力・気迫・精神力・・・・いろんな言葉を使ってもその素晴らしさ、凄さは表現できません。
我々にも素晴らしい体験をさせてくれたヤマザキさんに感謝!感謝!です。
                                                     
  
カウントダウンも花火も全てヤマザキさんへの演出です!
本当の佐渡を1300人の最後を締めくくったのはヤマザキさんです! 乾杯!

<翌日>
吉倉さんは12:00のジェットフォイル。ナカムラさんは14:00のフェリーで一緒にお茶は出来ませんでしたが、
残ったメンバーでケーキセットのお茶でアワードパーティーをしました。
そのお店も結構広くて、穴場的な所でした!

 穴場のカフェでアワードパーティー!


   
日野のキムタクも        ご存知元祖トライアスリート!     城南地区の未来を頼んだぞ!
佐渡のベテランです!     いぶし銀のフィニッシュ!        若手の成長が頼もしい!


 
ベストを尽くした吉倉さん!    昨年、一昨年とリタイアしたが今年は3度目の正直見事完走!
                     ダンさん!

      ページトップへ









































































 ミヤモトさんの奮戦記

9月3日のスタートを気持ちよく迎えられ、気持ちよくスタート。ゆっくり着替えて気持ちよくバイクスタート。
途中トイレ休憩していたらハラサンに追い越されたのには少しビックリ。

それよりも大佐度の素晴らしい景色を堪能しながらのバイクはレースをすっかり忘れさせてしまうほどでした。
バイクゴール真近でハラサンが走っているのにはまたまたビックリ。

後で聞くところによると一度も自転車から降りなかったそうです。素晴らしい気合です。
予定より15分早い3時15分にランスタート。これもそこそこいい調子でした。
しかし日頃の練習で長く走ったときでもせいぜい20km。これが全てでした。

32km地点で制限時間を1時間15分残して終わりました。
ところがヤマザキさんは僕より30分近く遅れていたのに驚異的な粘りと根性で、私が乗っているバスの脇を走っていました。
そして本当に見事にゴールしたのには頭が下がります。
私もまた練習して次の機会に臨みたいと思っています。



       ページトップへ



































 SHIGGYの佐渡チャレンジ!

佐渡国際トライアスロンに参加しました。 完走記を書きます。
先週の土曜日にバイクキャリーでの会場入りをしました。
天気は上々、新潟から海を渡ることでいやが上にも盛り上がってきます。
受け付け会場でミヤモトさん夫妻ジュンペイさんヤマザキさん夫妻に迎えられとてもなごやかな再会からの始まりです。

受け付けを済ませて昼食をいっしょにとりながらのひと時がとても心の緊張をほぐしてくれました。 
皆さんありがとうございました。 緊張に緊張をしているところにほっとしたなごやかさがありました。
管理人さんも久しぶりの大会出場とあって結構緊張していました。

私は、ミヤモトさん夫妻といっしょのホテルだったのでとても楽でした。
さて当日は、2時過ぎには目がさめてしまいお風呂でリラックスをしました。
あさのお弁当は味気ないものですが、しっかりと食べてミヤモトさんと大会会場へ行きました。

まだ夜は明けていません。静けさとオリオン座がとてもきれいでした。
 天気は上々、会場ではだんだんと夜が明けてきていよいよ大会モードです。
 
スタートの合図とともにアスリートがどんどん泳いでいきます。
ジュンペイさんが泳ぎ出しました。すでにミヤモトさんはみあたりませんでした。
遅れて泳ぎだしマイペースでのスイムです。

あせらずゆっくり大きく管理人さんに教わった手をじっと伸ばしてがまんしてのスイム
何とかフィニッシュするとなんと1時間33分でした。上出来の完泳でした。 
ヤマザキさんとミヤモトさんの奥さんがスイムゲートにいて
もう既にミヤモトさん、ジュンペイさんが終わったと聞きました。

トランジットで着替えているとヤマザキさんも泳ぎ終わり皆が、バイクへの挑戦です。
スイムを終えてホットしたせいかシャカリキになってバイクを飛ばしました。
その内いつもみていたジュンペイさんのバイクジャージを前に見ることができました。
声をかけてどんどんとバイクに力を入れます。

ちょっとハイペースですが、とても楽しくてあまり感覚がありません。
どれくらい走ったかわかりませんが、トイレ休憩をしているミヤモトさんを見つけました。
大声で呼ぶとそれに気づいてあとを追いかけてきます。
追い越されてからまた追い越してお先にいきまーすと声を掛けて飛ばしてしていくと、
5分も走らない内に追い抜いていかれました。そのあとは見るも無残においていかれました。
ガンガン飛ばしたつもりですが、全然追いつきませんでした。

大佐渡の難所Z坂でかすかに見えていましたが、その後はおいつきませんでした。
100km地点の両津港では、ミヤモトさんとヤマザキさんの奥さんの応援があるので
2ショットで応援をうけようとシャカリキになって追いかけましたが全然追いつきませんでした。

また両津では応援も見つけられませんでした。
その落胆のせいか、100kから117kまでは辛いがまんの時間となりました。
なんとかその間のエイドステーションでのバナナが回復につながりまた追いかける気力がわいてきました。
それと完走することが、心配で余計に力が入ります。

どうも余裕がなく汚い話ですがトイレ休憩をとることすらできず
結局バイクはビンディングをはずすことなく7時間以上も走っていました。
何故か景色を楽しんだ割には上り坂に嫌気がさした。

ちょっと長くなりましたので後半につづくとします。
スイム1時間33分、バイク7時間18分 初のロングは長ーい感動です。




バイクを終えてランに入る時、ミヤモトさんの奥さんに聞くとまだミヤモトさんが帰ってないとのことです。 
おかしいなあ、どこでも抜いていないのだけれでも。 たぶんトイレ休憩の時気づかずに通り過ぎたのでしょう。

走り出した直ぐにミヤモトさんとすれ違いました。後は完走めざして走るだけです。 
考えていた時間より早くバイクが終えられたのでゆとりができたためか、
エイドステーションでは全て立ち止まり飲んでは食べて、
痛み止めのスプレーと軟膏のラブを塗って痛くならないようにしました。

26kぐらいのエイドの時さすがにくたびれていっしょに走っている人に
このまま歩いても間に合いますかときいたりもしました。
とりあえず、足がいたくなるまで歩かないようにしようと走りました。 
ランが得意と思っていましたが、どんどん抜かれていきます。それでもあまり気にならないものです。

どこまで自分が持つのかとの戦いのように思えました。
むしろ回りにいっしょに走っている人がいるとかなり元気がでます。
フルマラソンで走っている時、
30k以上走っていると歩いている人が多く自分もその1人であったことを思い出しました。 
それが、歩いている人が少ないことに驚きでした。
190kもバイクに乗ってきているのに皆ゆっくりだけど走っていました。

それを見ていると、立ち止まれなくがんばるしかないとひたすらゴールをめざして走りました。
すでに暗くなって前を走る人の蛍光たすきだけが見えてほのかにゆれています。
昼に走るのとおもむきもことなりこれもトライアスロンでしか味わえないなあと思いながら
よく走れることに不思議に思えました。

ゴールでは皆が待っていると思うとひたすら走っていられました。
あまり早くはありませんでしたが、歩くことも無くゴールまで走れました。
ゴールのテープをくぐった時はさすがにジーンとくるものがありましたが、
何か疲れのせいか、思っていたほど感動がわいてきませんでした。

ミヤモトさん、ジュンペイさんもリタイヤされたことを聞くと喜びも半減だったのかも知れません。
しかしヤマザキさんの驚異のねばりが印象として残りました。 

その夜の食事は残念ながら半分も食べられずビールもあまり飲めませんでした。
ロングの完走に何か大きな期待がありすぎたのかも知れません。
どうも実感がわいてこないものでした。

それにしても、今年は、宮古島で第1関門失格から始まり湘南OWSの6kスイム
ロング236kと今年は充実した大会となりました。
これもネリトラの皆さんとのうどんdeバイク、
デカスロンによるものと日ごろのダジャレ付きスイム練習会のおかげです。
ありがとうございました。今年 後は、デカスロンのみでトラはoffに入ります。
2ヶ月後のつくばマラソンに向けての調整に切り替えます。

さて来月からは、来年のリベンジ宮古に向けて思いをはせてをスタートします




           ページトップへ
































ナカムラさんの奮闘記

人の完走記ばかり読んでて遅くなりました。
最近物忘れがひどいので、覚えているうちに細かく記録しておこうと書き始めたらえらく長くなって。前編です。

<レース前日>
なんといっても初ミドル、そのうえ始めてネリトラの皆さんと出る大会とあっていやがおうにも気分は盛り上がる。
しかし島に着く頃に急に不安感が増し、予定してなかったがバイクコース下見のため小佐渡周りで受付会場へ向かう。
海岸線だから平坦かと思ってたが意外に坂が多い。

受付会場に着いてバイクを見るとナント!DHバーのパッドが片方ない。
車外積載だったので風で飛んだようだ。バイクメカニックにもスペアはなく、
オミノさんに自作するしかないなと言われる。
なるほどと思い近くのホームセンターへ材料買い出しに。
その帰りに管理人さんとshiggyさんにお会いする。
バイクでの移動が良いアップになっているようでうらやましく思う。
なにせこちらは少ない睡眠に加えてずっと運転ですから。

その後宿にチェックイン。
トラバッグの中に地元小学生からの応援カードが入っていて
感動的なメッセージを読み進むと最後に「頑張って優勝してください」ときた。
ボランティアの方へ、カードは内容を確認のうえ人を見て入れてください。
でも勇気づけられたのは確か。
アルコール抜きの夕食後、買ってきたスポンジとマジックテープでパッドを自作。
これがまたうまくできて、今後はこれで十分だと思う。

<レース当日>

朝の3時半にメシが食えるのかと思いつつも完食し会場へ。
何にでも頼りたい気分でオオノさんに教わったマル秘テープをふくらはぎと太ももに貼る。
Aタイプのスタートを見届け砂浜へ。混雑を避けて一番左まで行くと管理人さんを発見しやや緊張がほぐれる。
平塚でのリタイヤの一件からスイムはかなりビビっており正直完泳できるかどうかわからない。
スタートとなり、ゆっくり入水後もさらに左に歩いてから泳ぎ始める。
全くと言っていいほどバトルに巻き込まれずコース取りが正しかったと感じる。

第一ブイを周り右にコースロープが見える位置を泳ぐがそれでも人が少なくよっぽど遅いのかと不安になる。
第2ブイを周りようやくなんとか足がもちそうだと思う。潮が引いているのかなかなか岸が近づかない。
上陸点がどこかもわからず、目標物を確認しておけば良かったと後悔する。
最後は同じくらいのスピードで泳ぐ選手と押し合いへし合いしながらようやくスイム終了。
クラゲを一匹も見なかったことに終わってから気づく。

スイム終了で緊張が解け一気に動作が緩慢になる。
例によって時間をかけてウェットを脱ぎ、五本指ソックスを格闘しながら履く。
カゴの中に掘り込んであるいろんな補給食の中から食べたいものを選んでバイクジャージに入れ、
隣の人としゃべったりしているとすでに10分以上経過。周りのバイクもほとんどない。

バイク乗車地点でミヤモトさんとヤマザキさんの奥さんから思わぬ声援を受けて驚き、
ウチの家族にも見送られてバイクスタート。
陽射しは強いが湿度が低くとても快適、急造のDHバーパッドもバッチリフィット。
いつもバイクでは一人抜く間に20人くらいに抜かれるが、
今日はその逆といかないまでも10対1くらいで抜くことが断然多い。
何かおかしい、みんな交通量が多いから安全第一なのか、終盤の坂に備えてセーブしてるのか、
と思いつつもまあ抜けるところは抜こうと30K以上のペースを維持。

やがて両津港を右に曲がり海岸線に出る。
まさに風光明媚といった景色が続きF1みたいにオンボードカメラで撮影したい気分になる。
いたるところで沿道の声援もあり疲れは感じない。
40Kの通過タイムが2時間30分、このペースを維持できればバイクゴールが5時間を切れるなあと考え始める。

バイクで走りながらのエイド補給は初体験ながらもなんとかうまくいき、
持参したPジェル、Pバー、干梅、バナナなどほぼ完食する。

アッという間に小木に着き、問題の登り坂に差し掛かる。思ってたよりもナンダカ急だぞ、
どうも昨日下見したのは緩やかな方の迂回路だったみたいである。
立ち漕ぎしながら一ケタのスピードで進む。
苦しいのだが周りもみんな同じようなものでなんだか可笑しい。
続く長い下り坂では次の登りに備えてペダルを回しながら走るが、
大きな選手がペダリングせずとも抜いていく。これが慣性の法則なのか、
やっぱりスーパーフライ級はつらいなと思う。

ようやく海岸線の平坦路に出ると初めて向かい風を感じ、さすがに疲れたのか終盤に結構抜かれる。
自分でも驚いたが一度も降りることなくバイクゴール。ここで5時間チョット。


トランジットでこれまたミヤモトさんから伝授された靴べらを使っているとスタッフの方から
「そんなものまで用意してるのー」とビックリされる。
トイレを済ませてランスタート。
デカスロンでは終盤のランスタート時に必ず脚が攣っていたが今日はそれもなく快調な走り出し。


商店街を抜けるとさすがに気温が上がっているのか路面からムッとする熱気が立ち昇る。
それでも道満のそれよりはマシである。
いけども距離表示が見当たらず、無いのかなと思っていると初エイドの手前で5Kと出た。
エイドで水スポンジにまみれながら体をひねって太ももの裏側をさわったとたんにピキーンと攣りかける。
幸い大事には至らず、以後不用意な動作はしないよう心がける。


ここからは田んぼの真ん中を走る。
さえぎるものが無いのに風が無く暑い。
折り返してきてすれ違うはずの管理人さんにも一向に出会わない。
エイドで立ち止まってるときにすれ違ったのかもと思っていると坂を下ってくる管理人さんを発見。
もうすぐ折り返しだと教えてもらう。
ハッキリ覚えてないが折り返し点で6時間10分近くだったろうか。
7時間以内の完走を目指して気合いを入れる。
管理人さんもいいペースで走ってたのでうまくすれば二人とも7時間切ってゴールできるかもと考えてると、
残り6キロあたりで管理人さんに追いつく。
声をかけあって先に行かせてもらう。


残り5キロ切ってからは我慢の走り。
商店街に入ってからは気持ち的にはダッシュ。
予定タイムより30分以上も早かったので家族もまだ商店街にいてあわてている。
ここはタイムがかかっているので置き去りにして単独ゴール。
よってゴールシーンの写真はナシ。


管理人さんのゴールを見届けて一緒に歓びの記念撮影。
結果7時間を切る予想以上の好タイムで終わることができました。


Aの方には申し訳ないが一度宿に戻って出直すことに。
ウェットスーツとランシューズを洗って干す。
夕食が7時からだったので会場に着いたのはもう9時ごろでした。
残念ながらshiggyさんのゴールは見れませんでしたが
ヤマザキさんの感動的なゴールをグランド入口でしっかりと見させていただきました。

   


子連れでの行動だったので、ネリトラのみなさんとはほとんど一緒に行動できませんでしたが、
Bタイプとはいえ余裕をもって完走できたのは
7、8月のあの灼熱のデカスロンがあったからなのは間違いありません。
今後とも練習会ではみなさんよろしくお願いします。


2年前にトラを始めたころからなんとなく佐渡Bは手の届きそうな目標と考えてたので
これで一つ区切りがついた感じです。さあこのあとどうするかですね。


翌日はなぜか??!!ハンドルが大佐渡方面に向いてしまい、ドンデン山経由で両津港まで帰りました。





    ページトップへ