<第3部>
そろそろレースです・・・・・・・・
朝4:00に朝食を取り、6:00にバスが迎えに来てスイム会場へ
天気は曇り勝ちで風が強い!周辺の島(石垣島など)では雨だそうだが、宮古島は降る気配は無い。
しかし、周辺で雨が降っている為湿度が非常に高い!
<スイム競技>
結構うねりがあり、流れは速い!
一番左端からスタートするが、気がつくと右端に流されている。
他の選手も流されていて、段々固まりになりつつあるので、左へ逃げながら泳ぐ。
しかし、左から選手が流されてきて、ドンドン右へ押されてしまう。
・・・・・やがて、コースが渋滞し、選手が滞る!
600mのブイとその繋がったロープで選手が止まってしまった!
平泳ぎで状況を見ていると、後ろからドンドン選手がぶつかってくる!
みんな先を急いでいるわけだから必死だ!
集団が完全に止まってしまっている。こんなバトルは初めて!
まるで、映画館が火事になって非常口に避難者が殺到している状況と同じ!
私の背中をクロールの動作を止めずに叩きつづける人がいる。
「いい加減、気づけよ!いくらクロールしたって前が詰まっているんだから」
と腹で思っていたが、叩かれつづけていても黙っていた。
・・・・しかし、その後、その選手は「本当に邪魔だな!」とでも思ったのか、
肩を掴んで後ろへ引っ張ってきた!
瞬間、振り向いて「危ないだろ!気づけよ!」と怒鳴ってしまった。
後方で女性の悲鳴に似た声で「危ない!」と叫び声が・・・・・!
周辺の状況を見ると、後ろからの選手に沈められている選手がそこここにいる!!!
思わず何故か交通整理のように、その場で「危ない!危ないよ!・・・・」としばらく声を出しつづけてしまった。
すぐにそこから出ればいいのに・・・・・・染み付いた裏方生活が思わず出てしまった。
その渋滞状況の中でウェットスーツが上下離れてしまった!
下半身部分に海水が入って腰の部分が大きく膨らんでいる。
焦れば焦るほどマジックテープが繋がらない。
ロープに掴まっても人がドンドンやってきてぶつかりうまく繋がらない。
で、イカダまで行き、イカダの下に避難してウェットスーツを立て直した。
意外に体力を使い時間のロスより体力のロスのほうが大きかった・・・・・・
600mのブイを曲がると追い潮で海底を見ているとグングン進むのが分る。
あっという間に1700mの折り返しに・・・・・
しかし、そこからが長かった。
1100mの直線が追い潮の分、1300mは逆潮!中々浜が近づかず、想像以上に疲れた!
時間は1時間01分10秒
≪いろいろ≫
*コースは斜めの菱形になっているのに、
どうも今までの習性か向かいの来間島に向かって砂浜に対してまっすぐに泳いでしまう。
これでは、左から右への潮の流れを体全体でまともに受けてしまい右へ流されてしまう。
やはり、斜めのコースを意識して体をもっていけば、潮の流れをフォローに変えることができると確信しました。
*選手のみなさん、(昨年は別として)追い潮が通常のコース状況ですから
焦らなくてもプールより早く600m・1700m地点までは泳ぐ事ができるはずです。
バトルで体力と時間を無駄にするより、前の人に2〜3回ぶつかったら
一度立ち泳ぎか平泳ぎで状況を確認すれば、もっと楽に泳げますよ!
もちろん、ラスト1300mは日頃の練習の成果が問われますが・・・・
*主催者の方へ、1700mまでの制限時間を1300mと入れ替えれば、
選手にも安心感が生まれより安全に競技ができます。
すると、1700mの制限時間が1時間で焦る事無く多くの選手が通過でき、
残りの1300mが制限時間50分というより、全体の制限時間が1時間50分の競技として成立するでしょう。
(これは実行委員会に提案させていただきます。)
<バイク競技>
スイム1300mの意外なハードさに、バイクに乗ってもしばらくはキツさが尾を引きます。
気温は高くないのにやたらと汗が出る。湿度が高いせいでしょう。
shiggyさんも同じことを言っていたんですが、90km過ぎあたりからやっと調子が出たみたいでした。
アップダウンも心配していたほどでもなく、池間島〜東平安名と快調に走れました。
佐渡より道幅があるのにドラフト集団がいくつもある。
それも横に広がっている。
速い人が先頭の集団には、吸収されて抜かれたが、(その時ついて行けばタイムも良さそうだが)
もちろん、ペダルを止めブレーキを少しかけて距離を置いた。
しかし、それほどでもない集団は反対車線にはみ出てまとめて抜く事が出来ました。
抜かれて抜いて±0といったところでしょうかね・・・・・
多くの選手がペナルティを取られていました!(レースナンバーに斜め線が引かれる)
私の後ろの選手も取られてしまいましたね。
1周が終って、残り半周から風が強くなってきました。アラウィンドを少し緩めたくらい・・・・
後半なんでダメージが大きく急に空腹感が襲ってきた!
バターパンをコーラーで流す。 コーラーのお替り自由を必死に満喫!それでもあまり満たされない・・・・!
用意していたジャムとマーガリンのパンは、暑さで溶けてBENTO BOXの中でグチャグチャになり、
取り出せない状態に・・・・・。
でも、背に腹は変えられず、少しはべたべたになっても食べましたが・・・・
ここで思ったのは、うどんdeバイク やっててよかったな〜!
あと何キロといった計算をやった時、距離が短く感じるんですね!
90km地点の看板で「やった、あと65kmだ!」ってな調子でさあぁ〜!
5時間34分23秒 次回はもっと攻めるぞ! ・・・・です。
<ラン競技>
やっぱり、3月・4月で1回しか走っていない部分がそのまま出ましたね。
コースは意外とアップダウンがこまめにありました。
トップ・エイジ問わず湿度の高さに頭から水を被る人が多かったようです。
ただ、気温は暑くなく、ラン得意の人には絶好だったでしょう!
7〜8km地点でロマンさんに軽やかに抜かれ、18km地点でshiggyさんに抜かれました。
ヒラカワさんには25km地点で・・・・
多くの知人達は、あれ、こんな先にいたんだ!と驚かれ、
折り返し後はさらにすれ違うたびに驚かれましたが、
その人達にはその後全員に抜けれました! でも、今回はこれで満足です!
10km過ぎあたりから手にむくみを感じ、その後さらに足にむくみを感じはじめました!
シューズのなかもむくんでいます。
NZでもあった靴擦れがひどくなります。(NZよりかなりヒドイ!)
じつは、バイクからランへのトランジッションで擦れるところに貼るFテープを用意していたんですが、
バッグからシューズを取り出すとき風で飛んでしまい、結局無しで走ることに。
血がにじんできて、やがて靴全体が真赤になってきました。
靴が擦れるとのぼりより下りがきつくなるんですね。
歩き・歩き・走り・・・歩き・歩き・歩き・走り・・・・・歩き・歩き・・・・・・・・・・
ラン28km地点
本当は白いシューズなんですが・・・・・・
宮古空港を過ぎ、商店街を少し入ったラスト3km地点を過ぎたところで花火が・・・・・・!
競技が終了する時、花火が上がると聞いていたので、 「・・・・!」
「オレの宮古は終ったか・・・!」
ガクッと足取りも重くゆっくり歩いていると、「がんばって!まだ時間があるよ!」・・・と声援が!
「えっ、もう終ったんでは?・・・」
「あれは、1時間前に上げる花火だよ!」 突然顔が明るくなった!
「あと、2キロ半くらいだから歩いても間に合うよ!」 と嬉しいアドバイス!
一旦、気持ちが切れ、足の痛みが復活し、歩いても間に合うとの言葉に
「今さら、5分縮めてもどうってことないし・・・、2.5kmで1時間あるし・・・」
沿道の人達、すでにフィニッシュした知り合いなどと言葉を交わしながら市街地を堪能しました!
「ソバでも食うか?」 「一杯飲んでいくか?」 など楽しいやり取りでした。
ジュンペイさんのことばを思い出しました。
「宮古はお祭りですから・・・」 なるほど!その通りでした!
競技場のあかりが見えると同時に提灯がズラ〜っと見える。
「お帰りなさい〜!」のことばに「大変長らくお待たせしました!」と。
制限時間20分まえには帰って来れたので、今回は良し!です。
数年のブランクを越えて完走した者同士!
40km地点で抜かれました!
でも、でも、うどんdeバイクとデカスロンの積み重ねは全く凄いと思います。
2年前、100kgのメタボリック人が2ヶ月連続でロングを完走するなんて・・・・・
今ジワジワと喜びが沸いてきてます。
宮古に来年も参戦すると約束しました。
ちょっと反省も含めて来年違うレース展開が出来そうな気がしてます。
宮古の老舗のソバ屋さん。量も満足!味も満足! ちょっと病みつきになりました。
メインストリートを散策!
ミネギシさんの年齢制限撤廃要請にはやんやの喝采が!
オオツカナオちゃんも宮古の住人に!40km地点で抜かれました!
大健闘の目黒勢!
