5月10日 白川公園
全国13のハンセン病国立療養所の納骨堂から火が集められた
ふるさとに帰れずに亡くなった人の思いがここに集まった


 






“ふるさと”に帰ることのできる状況とは・・・

帰れずして亡くなった者は3万人を超える・・・




 よ び か け

 「ふるさとに帰りたい・・・」 
これは
全国の療養所に収容されている4500人余りのハンセン病元患者の
心からの願いです。

しかし
5年前に絶対隔離を定めた「らい予防法」が廃止された後も
ごくわずかな人たちが社会復帰したに過ぎません。

 長期間隔離され、
ふるさとでは「いない者」とされ、
音信は不通となり、
多くの者が高齢期を迎えました。
帰るに帰れなくされてしまったのです。

 療養所にいたことを隠す必要もなく、
安心して「ふるさとに帰れる」状態になった時、
それが「偏見・差別が亡くなった日」

「ふるさと」
それが集会のキーワード

 1世紀近くにわたった誤った政策
なかでもハンセン病が完全に治癒する事実が確認されたあとに
強制収容、絶対隔離をさだめ
強制労働、断種・堕胎を強要し続けた「らい予防法」
これを制定し実施した行政・立法の誤りを、
今こそ司法の場で明確にするときです。

 5月11日に熊本地裁で「ハンセン国賠訴訟」の判決
その日を翌日に控えた日
多くの国民の世論の高まりの中で
この判決を迎えよう

この問題の真の解決へ向けて

これは何よりも私たち一人一人の
人権の尊重のことなのだから

  多くの皆さんのご参集をよびかけます。

応援ありがとう

おかげさまで集会には1500人を超える方に参加していただき大成功でした。
この力を、年内の最終解決に向けて、さらに大きく、大きく、広げていきましょう。