#14 トリップレポート執筆を終えて

「ラスベガストリップレポート(part1-6)」は、わたしなごやんによる2001年10月9日から同月17日まで、わずか1週間あまりのラスベガスでの滞在を、ひとつのストーリー形式でまとめたものである。字数にしておよそ5万4千、予想以上に長い時間と労力がかかってしまったが、それでも当時の風景を思い浮かべながら楽しんで書くことができた。
読み返してみてつくづく思うのは、本当にポーカーだけしかやってこなかったのだなということ。エンターテイメントとファッションの街にあって、わたしのしてきたことといえばポーカー、 それもビデオポーカーの類ではなく−結局、これらのマシンには一度も触れることなく終わった−、カジノの隅っこにあるフロアで申し訳なさそうに行われていたホールデム(テキサスホールデムとオマハハイロー)のみ。しかも、これが初めての米国旅行というのだから、タイミングの悪さともあいまって−言うまでもなく、渡航直前の10.7には米国がアフガン空爆を決行した−周りが呆れかえるのも無理はない。

執筆は、主に現地でとっていたメモに頼った。あちらでは、パスポートやクレジットカードと一緒に、一冊のメモ帳を肌身離さず持ち歩き、 何かあるたびにそれを取り出しては書き留めていたから、そのメモ帳がどれだけの文字で埋め尽くされることになったかは容易に想像がつくと思う。ひどいときには、ポーカーのゲーム中でさえペンを走らせていた。今にして思えば、周りからずいぶんおかしな奴と映っていたかもしれない。とにかく、こうした膨大な量のメモと当時の記憶とを重ね合わせ、編みこんでいきながら、今回のレポートを書きすすめていったわけである。

実をいえば、当初はこのような長いレポートを書くつもりはなかった。 渡航に際してお世話になったかたがたに対して、結果のみをメールして済ませるにとどめようと思っていた。しかし、いざその段になってみて考えが変わった。
わたしはこれまで、国内海外を問わず、数多くのトリップレポートを読んできた。現地での土産話を聞くのと同様、それを読み、書き手の感動や興奮を共有するのはとても刺激的なことだったのである。ために、こう思いたった。その地をまだ見ぬ人びとに、その心に、今度は自分がもらったのと同じ憧れの種を蒔くことはできないか、と。また、初めての「ポーカー修行」をなんとかカタチにして残したいという気持ちもあった。
このトリップレポートは、自称ポーカー通のかたがたに向けて書いたというより、寧ろポーカーについてあまり知らないかた、興味を持ちはじめているかたに向けて書いたものである。従って、とくに通のかたがたには物足りない内容であるかもしれない。たしかに僅かな体験と拙い文章ではあるけれども、これによって、少しでも多くのかたが本場のポーカールームに一歩踏み出そうという気持ちになってくれたなら嬉しい。

最後になるが、今回の渡航に際しては、多くのかたがたから貴重なアドバイスを頂いた。いつも名古屋のイベントでお世話になっている素晴らしき仲間たち、大先輩のポーカーサイト"STRADDLE"を管理・運営されているbluejayさん、そして、ベガス行きを決めたわたしを激励してくださっただけではなく、こちらからのしつこいほどの質問メールに対し、快く、真剣に返信してくださったdoyleさんに深く感謝の意を述べて、このトリップレポートを終えたい。


[ 写真 ]

上から、オーリンズ1206号室、オーリンズ外観、ストリップの喧騒、ホースシュー外観


[ おまけ ]



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