ケナフで紙を作ろう 2

重曹で煮るとやわらかくなるとのことだが、

2時間煮ても3時間煮てもなかなかやわらかくならない。

煮る前にかなり茎や皮の部分を細かく砕く必要があったようだ。

結局なべから取り出してはミキサーにかけ、またなべで煮る。ということを数回繰り返しパルプを作った。


出来上がったパルプとでんぷんのりをミキサーで

攪拌する

紙を白くしたい場合は、家庭用の漂白剤にパルプを

2〜3時間つけると良い。

枠の中にパルプを流しいれ、紙をすく。

紙の厚さが均一になるようにする。

(写真のペットボトルの中身はケナフパルプ+牛乳パルプ)




出来た紙は写真のように乾かしたり、アイロンで乾かす。

布をはさまないとのりがアイロンについて大変。

ケナフ100%の紙は、表面がざらざらしすぎて葉書として

使用するには難しい。

牛乳パックパルプを半分混ぜると質感の良い、紙が出来る。
(ケナフ協会の人に教えてもらった。)

もみじの葉などをはさむと和紙のようでなかなか良い。

しおり、葉書などにしてフリーマーケットで販売。

和風シールなどを張ったり、落ち葉を漉き入れたりし

何とか商品らしく仕上げた。

素朴な風合いがなかなか好評

作ったものは完売した。







ケナフを植えて約半年。初めての紙作りで分からないことだらけだったし、失敗もしたが貴重な体験だった。


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