狭心症奮闘記

狭心症の恐怖

思い起こせばあの時もう少しちゃんとしておけばこうはならなかったんじゃないだろうか?というのは皆持っているのではないでしょうか?

大きく発症したのは1998年11月16日(月)でした。その後テレビなどで、やってましたが月曜日に発作を起こすケースが多いと聞きましたがその通り月曜日でした。

朝食事をしていたらなんとなく気持ち悪いような、胸が変な苦しさが襲いました。

 

じつはそれから遡ること2年1996年7月に仕事から帰ってから、ジョギングをしてきた。途中でくるしくなり、休み休み家に帰えりました。じっとしていても横になっても一向に苦しさが消えず、転げまわっていて父親に病院に連れていってもらいました。あいにく阿伎留病院には先生がいなく青梅の大門診療所にいきました。そこで始めての点滴を受けました(生理食塩水?or栄養剤?)。少々緊張。そして舌下錠を何錠か連続して口に入れ、いつのまにか苦しさは収まっていました。心電図がチョットおかしいけど先天性と言うことも考えられるから、このまま青梅総合病院へ入院して検査した方が良いんじゃないか!!と先生に言われましたが、自宅で様子を見ても良いと言うことになり。もしまた苦しくなったら直ぐに救急車を呼ぶように言われました。

でも小生事の重大さに全然気づいていませんでした。同年始めには脳卒中で母親が入院してやっと退院してきたところで、父にもまた余計な心配をかけないように、根性で直そうとしてました。(無知の怖さ)

翌朝早速阿伎留病院の外来へいきました。前夜の心電図と報告書を携えて

とにかく検査しましょう。と言うことで翌週に検査ということで、とにかくタバコは止めるように!!と。検査はエコーと自転車でした。そのときはおちついていていたので、自転車に乗ってやはりそこそこ負荷がかかると少し苦しくなった。やっぱ何処かで詰まってるけど、少し様子を見ましょう。と言う先生の言葉で落ち着いた。翌週は先生には黙っていたが我が第2の故郷ポナペに行く予定になっていたので、ほっとした。

やっぱり少し不安だったけれどニトロもってポナペに行き半分冗談気味にHeart attack の病気だから何かあったら病院へ運んでくれと現地の友人に伝え、苦しくなりながらもドロドロの山道を登って滝を見に行ったり、ボートで海に出て素潜りをしたり、今考えるとホント自殺行為をしていたと思う。細くなった血管は一生懸命負荷をかけて血流を良くすれば自然と広がって通りが良くなると

で減りはしたがタバコは止められずにいた。

その後あまり過激な運動はしないように平穏な生活を送っていた。でも良くなってくるとまた走ったり、自転車乗ったりして坂道などを登ってゼイゼイするまで負荷をかけると苦しくなり、休むとらくになった。典型的な労作性の狭心症だった。でも如々に負荷をかけていけば細い部分が広がるとおもっていた。この年で(当時35歳)狭心症なんて恥ずかしいから気合と根性で治そうとしていた。

様子見のうちに心臓のことは忘れはしないがあまり気を使わずにいた。

 

しかし、その翌年に父が突然朝苦しみ出してアー心臓だと客観的に感じ、自分のニトロを与えようか考えたが、違ったらこまるので。とにかく救急車を呼んだ。実は父親の家系は皆心疾患で亡くなったり、患っていた。のである。今考えると父が受るそれからの事柄が全部その2年後に自分に降りかかってくるとは思いもしなかった。父の場合カテーテル検査治療の失敗で相当腎臓に負担がかかっていた、そしてバイパス手術は成功したものの腎臓機能が低下していて手術後に退院入院を繰り返し、3ヶ月後に帰らぬ人となってしまった。

 

狭心症の症状、状態、治療法などとにかく本を読んだり先生に聞いたりして父を励ましたり、状態を説明したり手術を受けるよう説得したり、とにかく知識を得た。自分の事は忘れて

 

父の3回忌を終えて少し経った頃11月16日が来たのだった。

朝食中に苦しいような気持ち悪いようななんとも言えない苦痛が私の体を襲った。

チョットベッドで横になりニトロを出して舌の下へ入れた。スーっと楽になった訳ではないのですが、なんとなく気分は悪いが落ち着いた。またおかしくなったかな?父親のことも頭をよぎった。とりあえず落ち着いたところで出勤した。でも駅まで徒歩10分程度でほぼ平らな道のりなんですけど、途中まで普通に歩いていくと苦しくなって立ち止まる。すると楽になる。やっぱおかしいけどっと重いながら。2日間通い水曜日に午前半休して阿伎留病院へ行った。最初は普通の内科の先生に診てもらい、念のため循環器の先生に診てもらいましょうということで、その後少し待って循環器のが専門の江本先生に診てもらった。父親が入院していた時に一度話しをした先生だった。父親のこともおぼえていた。で診察結果、先生はこう言いました。狭心症と思われます。来週心カテ検査でをするので今から入院してください。家で休んではダメですか?発作が起きたら時間勝負です。

救急車をよんでここまで来るのに時間がかかります。ということでその時から絶対安静で車椅子に乗せられ病室へ連れていかれた。

 

つづく