信濃札所第二十八番
  龍頭山 龍福寺
住所 小県郡丸子町腰越向井
上田市の西方にあり、依田川に沿って丸子町の腰越まで上ります。腰越橋の袂から入った向井の集落にあります。
寺の開基は承和元年(834)比叡山の慈覚大師が信濃路巡錫のおりに、この地に来て1本の柳の木の頭と胴と根元の部分から3体の観音像をお彫りになり、頭の部分で彫った観音像を鳥羽山の岩窟に安置したのが始まりだそうです。胴の部分で彫った観音像を安置した寺が、同じ丸子町の御岳堂にある23番札所の宝蔵寺だということです。
史実に依ると鳥羽山の山頂の岩窟に安置され祀られていたそうですが、無住になってしまったので、江戸時代中期に腰越近在の人々が、不便な山頂から今の地に堂宇を立て観音像を遷し祀っていると言う事です。
小高い山の雑木林の中にこじんまりとしたお堂が立っています。
龍福寺観音堂
古木の中の観音堂
本堂の山号寺名表札
龍福寺観音堂
観音堂と山号寺名表札
桜の古木の中のお堂
コース6の4番 客番札所北向山常楽寺へ進みます
信濃29番札所 布引山釈尊寺へ