PART 9

策を出せ、策を!

浅井 隆氏から懐かしい言葉を聞きました。「策を出せ、策を!」
皆様もおおと思われる方も多いと思います。
今のような厳しい時代には一番当てはまるのではと思われます。
この言葉のくだりを掲載します。
犬猿の仲の長州と薩摩をなんとか手を組ませようと坂本竜馬と中岡慎太郎が策をこうじていた。
下関を中心に長州の桂小五郎。高杉晋作その他を口説いて、薩摩の西郷隆盛に合わせようと考えた。
西郷隆盛も了承し、坂本竜馬と中岡慎太郎は両藩の会合を下関でセッティングします。
会合の日、西郷隆盛は急用で下関を通過して京都に行ってしまいます。
ずっと待たされていた長州藩はこのことを聞き「ここまで愚弄するのか、わが藩を」と激怒。
「もう二度と会いたくないし、もうこれで決裂だ」と。
その時、その場にいた中岡慎太郎は「私が責任を取る」と腹を切ろうとした。
それを坂本竜馬は後ろから止めて、「策を出せ、策を!」と。
ここで死んで、確かに男は立つかもしれないが日本のためにはならない。
次の策を出せと。
いかに薩長同盟を成立させるかアイディアを出せという名言を吐いたのです。
中岡慎太郎はこの言葉によって思いとどまり、結果二人の力で本当に西郷隆盛と桂小五郎の二人を合わせることができました。
どんなに苦しい時も、どんなに追い詰められても人間は諦めるなと、そして最後はアイディア・策をいかに出せるかにかかっていると。<
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