PART 6

トップはネアカ人間が良さそうだ

佐々木征夫氏の談話に深く感銘を受けましたので紹介します。
当時イラン・ジャパン石油化学への巨額の投資で採算悪化し、三井物産の命取りにもなりかねない状態の時、社長になられた 八尋俊邦氏。
八尋氏の座右の銘は「ネアカのびのびへこたれず」でした。
社内、取引先、に「元気、明るさ」で対応。
社内を大股で闊歩、社員を見ては「おう、元気でやっているか」と声をかけ、暇があれば、社内の各部署に顔を出し、 女子社員などを相手に、駄洒落を飛ばして楽しんでおられた。
佐々木征夫氏が八尋社長に、「いつ仕事をするの?」と聞くと、「社長の仕事なんていうものは、みんなをやる気にする ことしかないよ」との答えが返ってきたそうです。

また、三菱商事に新風を吹き込んだ諸橋晋六社長。いまでも「バカヤロ」の「モロ」さんの愛称で親しまれているそう。
バカヤロはモロさん流の「しっかりやれ」という励ましの言葉だそうです。
この姿に若い社員は酔いしれていたそうです。

また、沈没寸前だったカネボウを立て直した帆足隆社長も「明るさと行動力」を前面に押し出し「幼児のようなあどけな い笑顔」といわれた、その笑顔を武器として化粧品店巡りをして資生堂を追撃したそうです。
トップも社員もサラリーマン根性丸出しでは、この混迷期からの脱出は出来ない。
最悪の場合の対応だけは怠りなく、後は、前向きに、明るく、大胆に、常に希望を描いてネアカで生きたいものです。  


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