PART 3

作家の中野孝次さんの「日本の美徳」を読まれた方も多いと思いますが その中でそうだなと思ったことが書いてありました。≪日本人の多くが今や恥の 意識を失っている。恥を知らぬとは責任感の自覚がないということである。日本は 経済的繁栄と引き換えに恥の意識を失った≫。企業の経営者にしろ、政治家にしろ、 どうもこの類に思えてならない。なぜノーブルではなくなったのか?あの全日空の 若狭社長とか小田急の清水社長とかのような侍はもはやいなくなったのかな。貧すれば 鈍するの反対で、戦後右肩上がりの経済成長であまりのも豊かになりすぎて、心がなくなって しまったのでは?「業績が悪化した原因は常に他責である。」清水社長はリストラの責任 をとってやめられた。若狭社長は例のロッキード事件で逮捕される直前まで、苦楽を共に した幹部の再就職先探しで走りまわっておられたそう。今一度思い直し、考え直さねば いけない時期の到来であろう。次世代の若者のためにも、今一度!!

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