地蔵菩薩資料


修学館の地蔵像(旧東脊振村)

地蔵菩薩・・・「お地蔵さん」で親しまれ、道端などでよく見かけるが、本来はもっとすごい仏さまなのである。:まるくてにこやかな顔。柔和な顔。
釈迦が入滅して弥勒仏が出生するまでの間、無仏の世界に住して六道の衆生を化導するという菩薩。日本では平安時代から盛んに尊信される。

地蔵菩薩立像・・・菩薩でありながら僧侶の姿をして迷いの世界で人々を救う。
六地蔵・・・地蔵菩薩が六つの道を巡って救済する姿。檀陀地蔵(地獄)、宝珠地蔵(餓鬼)、法印地蔵(畜生)、持地地蔵(修羅)、除蓋障地蔵(人間)、日光地蔵(天)。
そのほか・・・子安地蔵・子育て地蔵(子供を抱くか子供を伴う)、水子地蔵(水子を抱く)、延命地蔵、将軍地蔵(甲冑をつけ剣を持つ)
(写真:地蔵菩薩立像)

地蔵菩薩の功徳・・・安産・子育て・抜苦与楽・霊魂成仏・先祖菩提

地蔵菩薩信仰・・・平安時代の浄土教発展とあいまって、始めは貴族に信仰された。平安後期、仏教が民間に普及するにつれ、地獄の苦しみまで救ってくださるという地蔵に人気が出て、地蔵信仰が広く浸透する。

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