No.008
2023年04月16日

野村望東尼とは、どんな人物?
1806年~67年 幕末の女流歌人・勤王家。福岡藩士の妻。夫の死後尼となる。本名はもと子。大隈言道に和歌を学ぶ。高杉晋作・平野国臣ら志士の活動を援助した。歌集「向陵集」。 (教研出版刊 日本史辞典)


望東尼(博多人形)

落ち着き場所


野村望東尼の墓

 望東尼が、福岡藩での落ち着いた武家暮らしから尊王攘夷論に傾いた後、波乱万丈の生き様を経て、落ち着いた先がここ防府の桑山にある大楽寺の墓地。福岡藩から姫島に流されたあと、長州の高杉晋作の計らいで脱獄。玄界灘を逃げ道にして下関へ。福岡と正反対の待遇で迎えた長州藩でも、尊皇攘夷の思想は増すばかり。ついに防府の地で波乱万丈の人生を終えることになる。墓石に記された位は「正五位」であった。
   
大楽寺の山門
 
墓地脇の案内
   
寺から墓地への通路
 
墓地傍の歌碑
   
墓地のある桑山
     

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