読後感想文

 NTさん
(元中京大学教授 愛知県豊田市在住 久留米商業OB)

 前略、「花開けば、風雨多し」の季節から、青葉の生命力を感じる今日この頃です。
この度は、くるめんあきんど物語の第3弾「小川トク伝、まぼろしの久留米縞」を拝読し、感嘆お礼を述べる次第です。
 今回は、序章新聞記者の記事入りで、「トンカラリン、トンカラリン、トントン」の音が麦藁屋下の農家から、はた織り音が聞こえてきそうな、現実味を帯びながら全文を読み終えました。
 主人公の、江戸から50日間かけて長旅の地、見知らぬ「久留米」で、半世紀かけて創り上げた「久留米縞織」物語。
 現在はまぼろしの縞であることに一抹の寂しさを感じさせられますが、人生の最期は孫と連れだってふる里へ帰る、まさに「心の錦」を飾っての帰郷に・・・、拍手を送りました。
 また今回は、挿入写真が多く、昔を語る作文に大きく無言の貢献をしたと思います。
 小生も退職6年目、仕事の義務と責任から解放されてゆっくり散歩しながら周りを観察してみると、「久留米市」と「豊田市」は、よく似た者同士だと気がつきました。交通機関は、30分〜40分で大都市福岡、名古屋へ通える中都市であり、昔からの産業も「久留米絣」と「豊田自動織機」の織物関係で発展し、現在は「タイヤ」と「自動車」がともに世界一を誇る発祥地であることに共通点を感じます。人口でもお互いに40万人前後の広々とした田んぼのある中都市です。また、庶民性の似あう街ともいえましょう。
 私にとっては、住みよい散歩が楽しくなる街です。お互い、健康寿命が長く続くことを祈ってペンを置きます。早々

「くるめんあきんど物語 まぼろしの久留米縞 小川トク伝」の全文は、本サイトに掲載しています。

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