04/04 | |||||
―命が平等なんて、ウソッぱち |
|||||
このコラムは、間違っても、動物虐待の「すすめ」ではない。 ンなもんすすめない。いじめるのは自分の脳みそだけにしとけ。 ってなワケで、日本語読解能力の低い自称動物愛護家の皆さんは、読み違えてオレに食ってかからないようにしてください。 という前置きはおいといて↓ 世の中には、どうしても、小動物を殺さないとストレス発散できない狩猟民族の生き残りがいるらしい。 猫や犬、小鳥といった手近なものがその対象となることが多いようだが、どうにも犯人はターゲットを間違えている。 動物虐待をするのなら、鴉を殺せばいいのである。 前のページでもグダグダ言ってみたが、”命が平等です”なんていうのは、真っ赤なウソだ。 人間とは身勝手なもので、かわいいもの、希少なもの、身近なもの、従順なものの命の価値は認めるが、それ以外の生き物は(同属である人間含め)、かなりどーでもいい。と、いうより正確に言えば、ほとんど命の価値は認めていない。 猫や犬には熱狂的ファンがいるから、一匹殺しただけでも大騒ぎになる。平和の象徴とされることの多い鳩なんかも、イエローゾーンだ。だが、鴉はどうだ? 大量に居る上に、フン・泣き声・素行ともに迷惑かつ姿も美しくなく、人間に反抗的で小生意気な鴉において、その死を悼む者は、皆無に等しい。 日々、アパートのゴミ捨て場で鴉と戦い、戦いのすえに憎しみしか持てない事情をお持ちの方も多いことだろう。 そういった方々に、「鴉の命も人と同じく尊い」なんて歯の浮くようなウソっぱちを言うほどオレの頭は腐っちゃいない。鴉の命、そんなもん、人の涙のかけらほどの価値もないに決まってる。 大抵の人は、都会で騒ぐ鴉に、命の価値を認めないのだ。 いくら殺そうが、多少残虐な殺し方をしようが、咎める人がいなけれゃ、無問題。 街中でおおっぴらにやって、そこらへんに殺したあとのナマモノを散らかさない限り、文句をつける点は全く無い。鴉のために本気で抗議をする人間や、鴉の死に涙を流す人間が、どれくらいいるだろうか?(居ても、実に少ないだろう) 鴉の場合、大量に殺しても、ニュースにはなるだろうがお咎めを受けるとは思えない。何しろ行政が大量殺戮をやっている。 と、いうわけで、動物虐待の標的はまず鴉にすべし。地域から駆逐すれば、むしろ感謝状が来るかもしれない。 カラスだってウザいだろ? 猫や犬もまぁ、好き嫌い分かれるところかもしれんが、単に血で本能の渇きを癒したいンなら鴉に限る。数が多い。価値も低い。都会でなら、狩り放題。 しかも、大義名分が成り立つ。 猫にエサやりをして猫嫌いの人に迷惑をかけた愛猫家が問題になるのだから、生ごみを無造作に道路に出し、事実上、鴉にエサやりをしているに等しい商店街だって、当然、文句をつけられてしかるべきだ。 商店街には、「鴉にエサやりするな! 迷惑だ!」とクレームをつけまくり、「今すぐエサやりを止めろ」と、恐喝罪に問われない範囲で脅してよろしい。そして「町の環境保全のため」とか、カッコいい理由をデッチ上げる。ま、嘘ではないしな。これでオッケイ。 本当のところはテメェの猟奇趣味を楽しみたいだけだったとしても、アナウンス次第では町のことを思うあまり、ちょっぴり過激な行動に走ってしまった良い人と見せかけられる(かもしれない)。 そう、これはまさにゲームである。 どれだけ合法的に、価値の無い命を奪えるか? 同じ動物虐待でも、やり方次第では法律の目をかいくぐれるのではないかと、オレは言っている。実際にお咎めなしで動物虐待を楽しめというワケではなくて、お咎めなしで動物虐待の出来てしまう現状を見て、命が平等なんてウソっぱちだと理解してもらいたいのである。 鴉を殺す場合、毒殺では薬物取締法にひっかかる可能性があるのでやらないほうがいい。 ボウガンや空気銃なども、街中では危険だろう。だが棒や石で打ち殺すのであれば、問題になることはあるまい。金属バットだと暴走族と間違われるので、竹刀くらいにとどめることをお勧めする。 また、殺したあとの死体をそのままにしておくと生ごみの不法投棄と同じで問題になる。殺すのであれば、後始末もきちんとしなければならない。もし、その処理が嫌なのであれば、半殺しにとどめておく。どこかで野垂れ死ぬのを見守れば、自然死ということになり処理責任を逃れられるだろう。 以上、法律とご近所の人に咎められない鴉の大量殺戮方法である。 なお、鴉は群れなす生き物であり、その知能は時として人間にも匹敵するとされる。人間の顔を記憶することでも知られている。 殺戮行為を繰り返した場合、生き残りの鴉たちから目のかたきにされ、組織で報復されることも在り得るが、その場合、当方では一切責任をとらない。どうしても鬱憤が晴らしたく、鴉相手にジェノサイド・ゲームを楽しまれる場合は、自己責任においてやって欲しい。ま、個人の自由なんで。オレは止めない。 どんな生き物だって、生き残るために「やられたらやり返す」のは当然のことだ。まして攻撃的な鴉なら、報復は期待してもいいくらいだろう。 人間が鴉に命の価値を認めなくたって、鴉は生きてンだからテメェらの命は大事にきまってる。 鴉にとってみれば、毎朝エサをくれる商店街の人間たちには健在であってもらわなくちゃ困るだろうが、エサもくれないで狩りにやってくる人間なんか、とっとと死んじまえと思ってたって不思議はない。むしろ殺したいと思っているかもしれない。 それもまた、当たり前な話。 |
|||||
―戻る― | |||||