▲アサ
英名/Hemp | 古エジプト名/シェメシェメト | |
年代 | 早い時代から繊維をとるために栽培 | |
利用例 | ●心の病を取り除くため、アサのほか、ギンバイカやブリオニアの混合物をいぶしたという記録がある。(おそらくマリファナ喫煙と似た状態。) ●セロリ、アサを小さく切って夜露にさらしたあと、それで目を洗うとスッキリして治る。 ●浣腸のための薬。 ●消炎剤としてアサの葉の若芽、白い油で軟膏をつくって塗る。 |
|
コメント | アサというと大麻=麻薬というイメージがあるが、古代エジプト人にとっては「繊維も取れるし薬も作れるお役立ちの草」だったようだ。アサが栽培されていたことと関連して、古代エジプト人がアサを衣料や生活用品に使っていたことが見受けられる。 |
▲アシ
英名/Reep | 古エジプト名/ネブト・ユ | |
年代 | ? | |
利用例 | ●アシの円形花序、ナツメヤシ、ブリオニアの若芽などを裏ごしして飲ませる利尿剤。 ●家の香りを良くするためのお香として、乾燥させたミルラ、乳香、トウシンソウ、シナモンなどとともに。 |
|
コメント | アシといえばメソポタミアでは豊穣の女神イシュタルのシンボルです。 ソッチ方面からの輸入もあった模様。 |
▲アニス
英名/Aniseed | 古エジプト名/イネセテ | |
年代 | 現代では「アニスクッキー」など、お菓子にも使われてて、わりとポピュラーな植物だと思うが、実はギリシアからエジプト、オリエント地域が原産だったらしい。日本には明治時代に入ってきたとのこと。 原産地ということで、だいぶ昔から使っていたんだと思われる。 |
|
利用例 | ●腹部の左側の痛みに、イチジク、セベスチン、コロシントウリ、干しブドウ、アニス――などなどを混ぜ、カメに入れて一晩露にさらす。そのあと裏ごしして服用。他にも腹痛用の処方が何種類かあり、アニスが使われている。 | |
コメント | 古代エジプト人、アニスは栽培植物だそーです。香辛料としてスープに入れたり、腹痛薬にしたり、種子から油を採ったり、若芽をハーブとして使ったり。現代人もオドロキ。 |
▲アマ
英名/Flax | 古エジプト名/デシェレ | |
年代 | 中央アジア、およびアラビア原産。ということでエジプトからは、お隣さん地域。 新石器時代あたりから、既に栽培して使用していたようだ。 |
|
利用例 | ●催淫剤として。男性の…に塗る。(意味が分からない人は辞典をひきましょー。^^;) ●止血剤として、アマとカメの甲羅のほか、人の乳など色々突っ込んで粉にして混ぜ、天日に干したあと、出血しているところに塗る。 ●その他、混ぜるものを変えて下腹部の痛みや足のできものなどの塗り薬に。 |
|
コメント | 衣料を作る材料としてのアマは、強度ではヨシに劣るが、若い時分に摘みとれば柔らかい繊維が得られ、黄色い時ならより強く、上等な亜麻布が作れるというふうに、品質を変えられる便利な植物だった。 もちろん、ロープやマット、船の帆なんかにも使われただろう。 亜麻の種からとれる油を、料理やランプに使ったりもしていた。 |
▲アロエ
英名/Aloe | 古エジプト名/ヘト・アーウア | |
年代 | 南アフリカ原産。ちなみにエジプトは北アフリカです。日本には江戸時代に渡来。 | |
利用例 | ●眼、瞼の炎症に。すり潰したアロエを眼の周りに塗る。眼の出血、眼の中に出来た粒(目イボ?)を取り除く時にも。 ●鼻の炎症を抑えるために、アロエや乾燥したミルラ、蜂蜜などを混ぜ、鼻に塗りつける。 |
|
コメント | ♪聞いてアロエリーナっ♪というCMソングを思い出すほどポピュラーな薬草。 アロエはアラビア語で「苦味」を意味するそうで、汁は本当は苦いものらしい。店に売ってるアロエゼリーなんかは、味を調えてあるんだろうね…。ギリシア時代にも、現在と同じように火傷や切り傷の消毒に使われていた。 |
▲イチジク
英名/Common Fig | 古エジプト名/ケネテイ | |
年代 | 小アジア、またはアラビア南部―ということで、現在のトルコかシリアあたりが原産だと言われている。エジプトへは、起源前2000年ごろから入ってきたらしい。日本に入ってきたのは17世紀とわりと新しいめ。 | |
利用例 | ●果実は滋養強壮、痔に効く。葉は殺虫効果。 ●心臓を冷やす薬(心臓を落ち着かせるってことかな?)として、イチジクやアニス、黄土、蜂蜜などを水で煮て飲む。 ●指先の冷えに、乳香やクミン、蜂蜜、イチジクなど煮込んでお腹に塗る。 ●すり潰したイチジク+ミルク、とか、煮込んだイチジク+ハチミツとか、なんだか美味しそうな組み合わせが多いです。でも、そこに何で土とか小麦とか突っ込むかなぁ古代エジプト人…。(そのまま飲ませてよ) |
|
コメント | イチジクの樹の下は恋人たちの逢引きの地〜♪ と古代エジプト語で言われるように、イチジクの樹はハトホル女神の好む樹とされていた。 |
▲エンマー小麦
英名/Emmar | 古エジプト名/ベデト | |
年代 | 先史時代からの農作物。 | |
利用例 | ●妊娠中のご婦人の分娩を促すために、塩と白いエンマー小麦をまぜてお腹に塗る。 ●エンマー小麦の種子を粉末にしたものを使って咳止めの薬をつくる。焼き菓子にするバージョンと、色々いっしょに煮込んだ、いかにもドロドロしてそうなバージョンがある。 ●育毛剤として。黒いエンマー小麦をすり鉢ですって布でこし、ハチミツや油を入れてとろみをつけ、頭髪に塗りつける。 ●その他、鎮痛剤、湿布薬として。 |
|
コメント | 麦といえば、古代エジプト中央の穀倉地帯(ファイユーム)では2割がエンマー小麦、残る8割が大麦。小麦ではないのよ。だからビールの味も違うのよ〜。でもエンマー小麦、殻が固くて脱穀しにくいから、だんだん小麦に取って代わられていったんだって。 古代人の墓からは、エンマー小麦のつまったツボが、お供え物として見つかってるみたい。 |
▲エンドウマメ
英名/Peg | 古エジプト名/テヘウユ | |
年代 | 栽培品種とは別に、野生の豆が昔からあった。 | |
利用例 | ●…なんだかよく分かりませんが、腹の中の毒素を出すために、コリアンダーやエンマー小麦と一緒に混ぜて煮て食べたり、セロリやシルフィウム、二枚貝などと一緒にすり潰して飲んだりしていたらしい。効き目的に、二日酔いとか、胃の荒れてるときなんかに良さげな気がするんだけど試したことがないのでよく分からない。(原文では”アーアアー毒素”とかになってる。何だそりゃ) ●指の爪に出来た湿疹を治すために、エンドウマメとコロシントウリをハチミツの中ですり潰して足に塗り、包帯をしておいとく。 |
|
コメント | 食料として、どの程度使われていたかは不明。あんまし出てこない。 |
▲大麦
英名/Barley | 古エジプト名/イテ | |
年代 | かなり古くから栽培されていたようだ。 | |
利用例 | ●もちろん、パンやビールの材料として。主食。 ●発疹を防ぐハップ剤として。 ●火傷の治療に。マンナ、大麦、オアシスのトウシンソウ、塩などを混ぜて傷を冷やす。 ●目の薬として、ナツメヤシ、新鮮な大麦、赤色黄土、ミョウバン、塩などを混ぜて目に付ける。 ●生まれてくる子供の性別判断。妊婦さんが小麦に尿をかけ、オオムギが成長すれば男の子、エンマー小麦なら女の子が生まれる。 |
|
コメント | 食べるもよし、薬にするもよし、医食同源ってかんじですね。 除虫剤、回虫駆除など他にも色々。医者の家の庭先に生えてたりするんでしょうか…。 |
▲オリーブ油
英名/Olive | 古エジプト名/ジェデテウ | |
年代 | オリーブといえばギリシア! ということで近いからありそうなもんだけど、エジプトで確かな記録が現れるのは第19王朝から。好みに合わなかったか、気候に合わなかったんじゃなかろうかー、と色々推測されるが、今のところ明らかにはされていない。 | |
利用例 | ? | |
コメント | ? |
▲カノコソウ
英名/Valeriana | 古エジプト名/シェアシュア | |
年代 | ? | |
利用例 | ●根にはマタタビに似た効果。漢方薬では沈静剤として使われているが、古代エジプト人の使用法はちょっと違っていたようだ。 ●血尿の予防、直腸の座薬、下剤などとして。何種類かの薬草を混ぜてお尻に投入。 ●なお、タマリンドやタマリスクと混ぜて頭に塗れば、育毛剤としても使えます。 |
|
コメント | 漢方薬の本でよく名前を見る植物。ヨーロッパ原産で、エジプトにも自生するらしい。 |
▲カヤツリグサ
英名/Cyperaceae | 古エジプト名/ゲユウ | |
年代 | ? | |
利用例 | ●わりとシンプル。血尿予防、除虫剤、湿疹などに。 ●面白いのは緑のアイシャドウをひくとき、その化粧品をハチミツの発酵成分(粘りを出すためのもの)の中でカヤツリグサとともに潰す、というもの。そうすると、アイシャドウ引いても目に水が溜まらない(疲れない?)んだとか。 |
|
コメント | 中国原産。…と、いうことで、漢方薬としてはおなじみの仲間。 ちなみに古代エジプトでは、食用カヤツリグサは「地の髪」と呼ばれた。 |
▲カラシ
英名/Mustard | 古エジプト名/セヘ・テ | |
年代 | 北アフリカ、ヨーロッパ、中央アジア、と、かなり広い地域に原生。エジプトは北アフリカなので、昔からあったんだと思われる。 | |
利用例 | ●下剤として内服。毒下しにも使えます。 ●てんかんの内服薬として。シルフィウムと白いからし、緑のからし、ブリオニア、ジュニパーの実などをかめに入れ、一晩夜露さらして裏ごしする。 ●飲むにしろ塗るにしろ、刺激的な薬として使われていたようだ。 |
|
コメント | カラシといっても正確には種なんだと思われる。カラシはアブラナの仲間なので、理科の実験でよく栽培する、あのアブラナのような形状を思い浮かべてみると…。 |
▲キュウリ
英名/Cucumber | 古エジプト名/シェセペト(ベネデデ) | |
年代 | 世界中で栽培されている、生物として繁栄に成功した植物だが、薬草としてはあまり重要視されていないという。実ではなく葉を薬として使う。 | |
利用例 | ●胃炎に、セベスチン、小麦の引き割り、ゴム、キュウリの葉などを混ぜて一晩夜露にさらしておき、服用。 ●その他、心臓の薬としても。 |
|
コメント | キュウリなんだかメロンなんだかは、説が分かれているらしい。 今のエジプトでも、キュウリの漬物(サラダ?)はよく食べられているが、古代人もやっぱりキュウリは食べていたらしく、種がたくさん遺跡から見つかっている。 |
▲ギンバイカ
英名/Mytle | 古エジプト名/ヘテ・デセ | |
年代 | いつ頃からあったのかは不明。地中海や中近東が原産のため、昔からあったとしてもおかしくない。 | |
利用例 | ●咳の薬として、メリロータスとギンバイカをすり潰して、ビールやら何やらを入れて煮込んだ釜の中に入れる。その後、裏ごしして服用。…入れてるモノに現代語訳不明なモノが入っているのがチト怪しい。 ●四肢の腫れをとるために、ギンバイカの実と犬の糞など怪しいものを入れて塗る。いい匂いのするギンバイカと、臭い糞、混ぜて相殺? ●手足のこわばりを和らげるために、蜜蝋、ウシの脂肪、タマリンドの実、新鮮な乳香、カヤツリグサ、コリアンダーの実、ブリオニアの実、ギンバイカ、方鉛鉱…を煮込んで軟膏にして塗る。色々入ってます。 ●いい匂いのする油や、白い香りのよい花がとれる。そのためか悪霊払いのお香としても使われている。 |
|
コメント | 「ミルテ」の名で知られる。騎士文学にはよく出てきますねえ(笑) 祝いの木とも称され、結婚式の花輪に使われる。ま、日本には、そんなイキな習慣無いですけど… (そもそもギンバイカってあんまり園芸屋にも売ってないような) |
▲クミン
英名/Cumin | 古エジプト名/テペテヌ | |
年代 | 地中海沿岸が原産。古くから栽培されていたが、日本に入ってくるのは近代に入ってから。 | |
利用例 | ●カレーに。…っていうのは冗談。健康薬として使われることも多い強烈な香辛料。古代エジプト人も腸の洗浄や咳の薬、リウマチの薬などに使っていた。 ●咳の薬に。イチジク、セベスチン、干しブドウ、クミン、アカシアの葉などを混ぜてかめに入れ、一晩夜露にさらしたあと服用。 |
|
コメント | そのまま食べたら熱いと感じるほどピリ辛なんですよね。カレーに入ってるもんで、インド原産だと思ってました。エジプト人にも辛党と甘党はいるのか?! |
▲ケシ
英名/Poppy | 古エジプト名/シェペネ | |
年代 | ケシはヨーロッパ原産。アヘンの材料にもなることは知られている。 シェペネが本当にケシかは不明。マンガや小説では、ファラオの毒殺に使われてますが…^−^; もし違ってたらエジプトには昔はケシが無かったかも。 |
|
利用例 | ●黄癬(おうせん)の治療に。これも頭皮の病気で、頭の皮が黄色くなってしまうもんだそうです。 ●頭皮の皮膚病の治療に、カバの皮膚の煮たもの、ケシの種、コロシントウリを混ぜて塗る。 ●泣いてる子供にケシの種を。……麻薬づけにして泣き止ますンですか?! |
|
コメント | 古代エジプト人が麻薬を使ったという記録はなく、トリップしてた様子もない。 と、いうわけで、あまり毒性の強くないものを使ってたんじゃないかという説もある。 |
▲黒檀
英名/Ebony | 古エジプト名/不明 | |
年代 | アフリカ原産の種類もあり、古くから使われていたと考えられる | |
利用例 | ●かすみ目に。アロエ、マラカイトの粉末、アカシアの葉、コクタンなどを混ぜ、柔らかい塊にして練り練りしたものを目の外側に塗る ●目の白斑(白内障…?)を取り除くために。コクタンと黒い目の化粧水(詳細不明)をきれいにすりつぶしたものを付ける。 |
|
コメント | 木材なので、もちろん家財道具、王の勺杖などにも使われた。 |
▲小麦
英名/Wheat | 古エジプト名/? | |
年代 | けっこう新しい時代からの栽培 | |
利用例 | ●化膿を止めるために、コムギの粉末、オオムギの粉末、エンマーコムギの粉末、ギンバイカ、蜂蜜をまぜて患部に塗り、包帯をする。 ●おもらしを防ぐ・尿の出を悪くするには、コムギの引き割りとセベスチン、黄土などを混ぜて。 ●膀胱とか下腹部とかに関係する薬が多いです。 |
|
コメント | コムギというと一種類しか無さげに思うんですが、実はいろいろあるんです。現在栽培されている一般的なものは、パンコムギというものだそうです。その直接の祖先と思われるのがスペルトコムギで、古代人が栽培してたなら、それじゃないですかねぇ〜、という話。うーん。コムギの進化も奥が深い。 |
▲コリアンダー
英名/Coriander | 古エジプト名/シェアウ | |
年代 | 古くから栽培されていた。 | |
利用例 | ●出血がひどいときに。ニガヨモギ、シルフィウムの実、コリアンダー、ハチミツ、甘いビールを甕に入れて混ぜ合わせ、一晩おいて手のひらでふりつぶし、布でこして四日間飲ませる。うーん、ものすごく苦くてマズそうなものにハチミツ入れて無理やり甘くしたって感じの薬だ…。 ●おねしょを防ぐために。タマリンド、カヤツリグサ、カノコソウ、コリアンダーの実などをすり合わせたものを就寝前に飲むこと。 ●骨折の薬に。コリアンダーの実、ハチミツなどを混ぜて湿布に使う。 ●口の中のヘルペスに。口の中に直接塗りつけたら、すごい味がすると思うんですが…^^; |
|
コメント | プリニウス曰く、「最上のコリアンダーはエジプトよりローマに輸入された」 インド料理に使ったり、今でも西洋料理ではしばしば使うハーブですが、コレを栽培して味つけしてたってことは、エジプト料理は…辛口? |
▲コロシントウリ
英名/Colocynth | 古エジプト名/ジュアレ・テ | |
年代 | アフリカの乾燥地帯原産。古くから栽培されていたようだ。 狭い土壌でもよく育つ。日本ではあんまり馴染みがないが、スイカの仲間。(ということは、名前も「コロシント瓜」なのだと思われる) ちっこくて模様の無い、苦いスイカをイメージするとよいかと。 |
|
利用例 | ●下剤として。コロシントウリの粉末とシェネユテア(正体不明)の実をいっぺんに食べさせる。…そんな、腹下すのわかってるもの食わせるんだ…。^^; ●下剤として。コロシントウリの汁をハチミツに混ぜて甘さでごまかしつつ飲む。力技。 ●あと、お菓子にまぜて食べさせる方法など様々な食べ方が紹介されてます。 ●目の打撲に。または咳の薬に。塗るのはいいけど口に入れる時は、お腹を壊す可能性があるので注意しましょう〜 |
|
コメント | 日本では劇薬指定。下剤として使用されるが食べ過ぎると中毒を起こすらしい。 |
▲コロハ
英名/Fenugreek | 古エジプト名/ヘメアユ・テ | |
年代 | アラン・H・ガーディナーによればヘメアユ・テはコロハに当たるが、他の学者から異論もある。 と、いうことで、もしガーディナー卿が間違ってた場合は新しい時代の植物だが、合ってたら、かなり古くから栽培されていた薬草ということになる。 |
|
利用例 | ●胃が痛いアナタに。エンマーコムギの薬を服用後、エンドウマメとコロハのすりつぶしたものをビールで煮て食べるべし。 ●人工中絶の薬として。新鮮なコロハの豆果をハチミツと混ぜ、裏ごしして一日で一気飲み。 ●その他、飲む以外にもグロテスクな妊娠中絶法がありますが、あまりにもアレなものなので省略。 ●腹にかけられた魔法を解くために。コロハの実、ナツメヤシ、タマリンド、乳香を食べてビールとともに流し込む。(どんな魔法だったんでしょか) |
|
コメント | 主に、おなかに関わる薬として使われているようです。コロハは漢方薬でもよく使われてるものですが、はてさて、魔法や悪霊には効くのでしょうか…。 |