サイトTOP .. 別館TOP .. コーナーTOP

セシャト Seshat(独:Seschat)

古代名:セシェアト、セハト/ギリシア名;セシャト?/別称・別綴り:
性別:女性


――――時と運命を計測する女神

主な称号
図面の女主人、文書を司る者、神の書物の家のもの

主な信仰
書記を意味する「セシュ」の女性形「セシャト」。
文字と数字を操る女神。中王国時代までは女神マフデトと姉妹とされていたが、新王国時代に入ってからは、知恵の神トトの妹とされるようになり、セットで扱われるようになった。

本来は高位神官の服装であるヒョウの毛皮を纏い、測量の儀式や、王位更セシャト拡大図新祭に姿を現す。書記官の守護者でもあり、固有の神殿に祭られるというよりは、必要とする人々の職場に祀られる神だったらしい。

名前「セシェアト」は、運命を決めるという意味の言葉「セシャイ」に由来するという説もあり、だとすると、元は人の余命を計算する運命の女神の一人であったかもしれない。

…で、セシャトの頭の上にのっかってる、ナゾのもの。
これについては今のところ、「正体不明」ということになっているが、どうやら彼女の古い「標章」らしい。まるく湾曲しているのは、動物の左右の肋骨。
その下にあるもの(必ず七本が花びらのように並べられている)は、拡大すると直立した棒に結び付けられているように見えることから、やはり何かの骨ではないかとされる。

彼女の纏う豹皮の服や、この標章は、信仰の始まった時代に使われていた何かのシンボルだったのではないだろうか。

トトとセシャトのつながりは、どちらも「書記」という特別な職業を通じて生まれたものだが、実際の古代エジプトでは、女性書記官はいなかったらしい。ではセシャトという女神は、一体どうして誕生したのか。実在した女性書記官が神格化されたのか、それとも、今はまだ知られていないが、女性書記官に相当する何かの職業が存在したのか…? 
彼女がまとうヒョウの毛皮が高級神官の正装であるところからも、女性の高位神官の存在が古代に確認できないことから不思議である。
仮説として、実在した古代の優れた女性を神格化したのが原型だったのかもしれない。


なお、古代エジプトでは恋人を「妹」と表現する文化があったらしく、残されている記録の表記だけでは、本当に「妹」なのか、恋人の「愛称」なのか判別がつかないそうだ。そのためセシャトの解釈には、トトの「妹」、「妻」の両方が存在するのだが、夫婦の場合は息子か娘が設定され三柱の家族(トリアド)を形成するのが一般的なので、子供の設定がない場合は妹でいいんじゃないかと思う。


神話
・文字や数字を司る神・トトとともに、王の名を永遠の書に刻む役を担っていた。
・すべてを記録する者として、王の系図、書物の管理を行う。
・神話のエピソード内に姿を見せることはあまりないようだが、神殿のレリーフ等には頻繁に登場する。

聖域
主にメンフィス

DATA

・所有色―黄
・所有元素―大気
・参加ユニット―
・同一化―
・神聖動物―なし
・装備品―ヒョウの皮の衣、時を刻む道具レンペト、筆記具

◎どうでもいいトリビア◎

欲しかったんだよ!!!!!MMO「大航海時代オンライン」では、錬金術スキルによって地理と測量の加護を得られる「セシャトのブーツ」を作り出すことが出来る。
錬金術師の絶対数の少なさと材料集めのマゾさから入手は困難と思われたが、エジプトネタとあってどうしても装備してみたい中の人はヴェネツィアのパケルスス邸にて居座りを決行。三日目にして、通りすがりの錬金術師から譲り受けることに成功した。
何故サンダルではなくブーツなのかは謎である。

その後、このブーツを手にした冒険者は、世界一周レースに参加したとも歓び勇んで太平洋を視認しに行ったとも言われているが、真実は闇の彼方である。




【Index】